SESではスキル不足に陥るから辞めたい?対処法や辞める判断基準も紹介
2026年06月25日更新
SESの現場で求められる技術力に届かず、辞めたいと思い悩むエンジニアはあとを絶ちません。日々の業務で失敗が続くと、自身の無力さに押しつぶされそうになるはずです。
しかし、スキル不足で苦しむ現状は、あなたに問題があったり甘えだったりするとは限りません。会社のサポート体制や案件のミスマッチなど、環境側の要因が大きく影響しているケースも多いのです。
本記事を参考にして、現状を正しく分析し、エンジニアとして健やかに成長できる環境を手に入れてください。

著者
飯尾 洸太
(Iio Kota)
大学を卒業後、IT企業の営業職として新卒入社。1~2年目で全ての半期において優績者表彰を獲得し、2年目には全社MVPを受賞。3年目に管理職へ昇進し、組織運営や数値管理を担当。就任時は全国最下位だった支店を立て直し、5年目には全国1位へと導く。その後、仕事を通じて輝ける人を1人でも増やしたいと考えキャリアアドバイザーに転身し、技術職ならではの志向やキャリアパスを踏まえた伴走支援を徹底することでITエンジニアの転職支援を得意としている。転職を通じて志願者の方々がより豊かな生活を送れるよう、誠実かつ丁寧なサポートが信条。
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監修者
串田 聡太
(Kushida Sota)
明治大学卒業後、富士通株式会社にて、自社製品に加えSAPやSalesforce導入、DX提案などを経験。その後、パーソルキャリア株式会社にて、ITエンジニアの転職支援を担当。業界トップクラスの実績を有する。
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目次
CONTENTS
なぜSESエンジニアは「スキル不足で辞めたい」と追い詰められるのか
現場で働くエンジニアが自信を喪失する原因は、特有の労働環境にある場合が多いです。どのような状況が精神的なプレッシャーを生むのか、代表的な4つの要因を解説します。
単純な下流工程案件ばかりでスキルの向上を感じられず将来が不安
客先常駐の現場には、手順書どおりにシステムを操作するだけの単純作業が存在します。エクセルへのデータ入力や監視業務といった、下流工程の案件ばかりを担当するケースです。プログラミング言語を用いた開発業務に携われなければ、専門的な知識は深まりません。
入社直後の段階でテスト工程から経験を積むのは、決して珍しいことではないです。しかし、数年が経過しても設計や実装のフェーズへ進めないままでいると、強い不安を感じるようになるでしょう。確かに、高度な技術を必要としない業務を長期間続けても、市場で評価される実績を積み上げられません。
将来への危機感が限界に達する前に、自身のキャリアプランを見つめ直してください。
周囲の優秀なエンジニアとの比較による強い劣等感
SESの常駐先では、自社以外のいろいろなIT企業から派遣されたメンバーと一緒に業務を進めます。現場のプロパー社員や他社のベテランなど、高い技術力を持つ人材に囲まれる環境です。周囲が難解なソースコードを素早く読み解き、次々と課題を解決していく姿を目の当たりにするでしょう。
同年代のエンジニアが、最新のクラウド環境を難なく構築している場面を見たときに感じる実力差。そのような、自身の未熟さを突きつけられる日々が続くと、エンジニアとしての適性がないと思い込んでしまうのも無理はありません。
周囲の足を引っ張っているという申し訳なさが、出社への強い抵抗感へ変わることもあります。過度な劣等感は精神をすり減らし、正常な判断能力まで奪っていきます。
人と比較するのではなく、自身の成長スピードに合わせた学習計画を立てて実行に移してください。
研修や現場でのフォロー体制がなく孤立無援になる環境
所属企業による技術研修が用意されておらず、未経験のまま現場へ投入されるエンジニアも存在します。業務に必要なプログラミングの基礎知識を教わらないまま、いきなり実務を任されるエンジニアもいます。現場の担当者も自分の業務で手いっぱいで、新人に丁寧に教える余裕がないプロジェクトは多いです。
わからない専門用語やシステムのエラーについて質問しても、「自分で調べてほしい」と冷たく突き放されます。誰にも助けを求められないままタスクの期限だけが迫り、精神的なプレッシャーは極限に達するはずです。孤立無援の状態で客先に常駐し続けることは、エンジニアのメンタルを確実に破壊します。
自社の営業担当者へSOSを出しても、状況を改善する動きを見せてくれない企業は危険な存在です。社員を育成する意思を持たず、放置体制が常態化している会社に留まるメリットはありません。サポート体制が整った優良企業へ移籍し、基礎から学び直すことを真剣に検討しましょう。
自分の実務レベルとかけ離れた高難度案件へのアサイン
会社側の営業都合により、エンジニアの実力を大きく超える高度なプロジェクトへ配属されるリスクもあります。Javaの基礎学習を終えたばかりの若手に対して、大規模システムの根幹に関わる要件定義を任せるような事例です。顧客からは即戦力のベテランとして扱われるため、求められるアウトプットのハードルが跳ね上がります。
知識がまったく追いつかない状態で会議に参加しても、飛び交う専門用語を理解できず議論についていけません。設計書の作成や複雑なアルゴリズムの実装を振られても、何から手をつければ良いのか見当もつかないはず。結果として、深刻なバグを発生させたり、スケジュールを大幅に遅延させたりして、顧客からの激しい叱責を浴びます。
過剰な期待と実力不足のギャップは、耐え難いストレスとなってエンジニアを押し潰してしまうでしょう。
そもそもスキル不足で「退場」させられることはあるのか
業務についていけない状況が続くと、現場から強制的に追い出されるのではないかと不安になることもあるでしょう。ここでは、退場の実態や、その後の処遇などについて解説していきます。
スキル不足で現場を交代(退場)になるケースは実際にある
SESの現場において、求められる技術水準に達していないと判断されたエンジニアが、退場となるケースは実在します。顧客は高い単価を支払ってエンジニアを迎え入れているため、成果を出せない人材を長期間抱える余裕はありません。
期日までに設計書を完成させられなかったり、初歩的なコーディングミスを何度も繰り返したりする状況が続くと危険です。現場の責任者から自社の営業担当者へクレームが入り、「これ以上の参画は厳しい」と判断されます。突然「明日から来なくていい」と宣告されることは稀ですが、スキルの不一致が原因で交代を余儀なくされる事実は認識しておきましょう。
ただし所属企業から「解雇」されるわけではない
常駐先からスキル不足を理由に退場を言い渡されても、所属しているSES企業を解雇されるわけではありません。SES契約における退場とは、あくまで外部顧客とのプロジェクト参画契約が打ち切られた状態を指します。日本の労働基準法では、労働者の権利が手厚く守られています。したがって、現場交代だけを理由とした一方的な解雇は、不当解雇に該当する可能性が高いです。
退場が決まった後は、自社の営業担当者が、エンジニアの現在のスキルレベルに見合った新しい現場を探し直します。運用保守やテスト工程など、実力相応のプロジェクトへ再配置されるのが一般的なプロセスです。焦って自己都合による退職届を出す必要はないため、まずは自社の担当者と、今後のキャリアプランについて冷静に話し合う時間を設けてください。
▼SESの現場から自己都合で退場したい場合は、以下の記事を参考にしてください。

SESの現場を自己都合で退場できる?円満退場の3ステップとリスクを解説
退場後の待機期間と給与はどうなるか
前の現場を退場してから次の配属先が決まるまでは、自社のオフィスや自宅で待機する期間が発生します。この待機期間中の給与規定は、所属するSES企業の就業規則や雇用契約によって対応が大きく分かれる部分です。優良な企業であれば、労働基準法に基づき基本給の全額、または休業手当として平均賃金の6割以上が支払われます。
待機期間中は、会社から指定されたプログラミング課題に取り組んだり、IT資格の取得に向けて学習を進めたりする働き方が一般的です。業務時間を使って弱点を克服する絶好のチャンスと捉え、次の現場へ向けたスキルアップに集中しましょう。
利益重視のブラック企業では、「案件に入っていない期間は無給とする」といった違法な対応をとるケースも存在します。給与が満額支払われないなど労務管理に問題がある場合は、早急に転職活動をはじめましょう。
▼SESの待期期間についてくわしく知りたい場合は、以下の記事を参考にしてください。

SESの待機期間はどれくらい?給与の扱いと有効活用法を徹底解説
今すぐSESの退職を検討すべき危険なサイン
スキル不足で悩む現状に対して「まだ頑張れるかもしれない」と感じても、限界を示す危険な兆候を見逃してはいけません。以下のようなサインが出ている場合は、迷わず退職を検討するべきです。
身体や精神に明らかな異常が出ている
毎朝出勤する時間になると、激しい腹痛や吐き気に襲われる場合、ストレスが許容量を完全に超えています。夜ベッドに入っても現場でのミスを思い出してしまい、何時間も眠れない不眠の症状が続く状況も極めて危険なサイン。休日に大好きな趣味に興じていても、一切楽しいと感じられなくなった場合は、うつ病などの一歩手前まで追い詰められています。
人間の身体は、過剰なプレッシャーに晒され続けると自律神経のバランスを崩し、強制的にシャットダウンしようとします。食欲が極端に落ちて体重が急減したり、出社中に理由もなく涙が溢れてきたりする異変を放置してはいけません。
健康を完全に損なってしまうと、その後の社会復帰に長い治療期間を要します。キャリアやスキルの問題よりも、まずは自身の命と健康を守るための、退職や休職の手続きを最優先で進めてください。取り返しがつかなくなる前に、心療内科などの専門機関を受診する勇気を持ちましょう。
▼SESの退職を検討する場合は、以下の記事を参考にしてください。

SES退職を考えている人へ|円満に辞めるための手順と注意点を徹底解説
自分では大丈夫だと思っているが周囲から心配されることが多い
ストレスによる深刻なダメージは、本人が無自覚なまま進行するケースが非常に多いです。自分では「これくらいの残業やプレッシャーは普通だ」と思い込んでいても、家族や友人から「最近表情が暗い」と指摘される場合は警戒してください。久しぶりに会った知人から「ひどく痩せたね」と驚かれるような変化は、客観的な危険信号となります。
精神的に追い詰められている人は、視野が極端に狭くなり、自身の異常を正しく認識する能力が低下しがちです。周囲の人間は、あなたの些細な異変やSOSのサインを敏感に察知して声をかけてくれています。第三者からの心配の言葉を「大げさだ」と笑い飛ばすのではなく、真摯に受け止めるようにしましょう。
わからないことを周囲に質問できないほど現場の人間関係が冷え切っている
エンジニアとしての成長には、わからない箇所を質問してフィードバックをもらうプロセスが欠かせません。しかし、質問をするたびに深い舌打ちをされたり、人格を否定するような暴言を吐かれたりする現場も存在します。プロパー社員が高圧的な態度をとり続け、派遣されたエンジニアが常に萎縮しているような冷え切った環境もあるのです。
機嫌を損ねることを恐れて質問できず、自己判断で作業を進めて大きなミスに繋がる最悪の悪循環。ミスをすればさらに激しく怒られ、ますます周囲とのコミュニケーションが断絶していく構造に陥ります。心理的安全性が完全に欠如した現場では、新しい技術を吸収する精神的な余裕など一切生まれません。
健全なコミュニケーションが成立しない異常な環境からは、ただちに逃げ出す準備をはじめてください。
辞める前に確認したい「原因はあなたか環境か」
辞めたいという感情に任せて退職を決断する前に、冷静な現状分析が欠かせません。問題の根本的な原因がどこにあるのかを見極める視点について解説していきます。
自分の能力不足ではなく現場の要求レベルが高すぎるミスマッチか
業務についていけない原因が、本当に自身のスキル不足にあるのかを客観的に評価する必要があります。エンジニアとしての基礎知識は十分に備わっているにもかかわらず、現場が求める技術水準が異常に高いケースは多々存在します。未経験者にシニアクラスの設計能力を要求するような現場であれば、誰が配属されても対応できません。
使用しているフレームワークが極端にマイナーであったり、ドキュメントが一切存在しないレガシーシステムを扱わされたりする環境も同様です。十分な引き継ぎ期間も設けられず、いきなり高度なトラブルシューティングを丸投げされる状況も、明らかな案件のミスマッチ。自分を責める必要はありません。
現場の要求水準と自分の現在地にどれほどの乖離があるのかを、書き出して整理してみましょう。環境側の要求が理不尽であると判断できた場合は、迷わず自社へ案件変更を要請すべきです。無理な要求に応えようとして心身をすり減らす前に、環境の異常さに気づく視点を持ってください。
自社の営業や上司に現状を相談すれば実力に見合う現場へ異動できるか
現状の苦しさを自社の営業担当者や上司へ打ち明けた際、会社側がどのような対応を取るかが重要な判断基準となります。「スキルが追いつかず精神的に限界だ」とSOSを出したとき、親身になって話を聞いてくれる体制があるかを確認しましょう。エンジニアを守る意思のある優良企業であれば、すぐに常駐先と交渉し、別案件への異動手続きを進めてくれます。
社員の適性を再評価し、運用テストや簡単なプログラミング業務など、無理なく実力を発揮できる現場を用意してくれるはずです。自社にキャリアサポートの仕組みが機能している場合は、すぐに退職を決断せず、会社を頼って環境を変える選択肢を残しておきましょう。
相談しても「契約期間が終わるまでは耐えろ」と突き放されたり、連絡を無視されたりする場合は見切りのタイミングです。エンジニアを単なる利益を生むコマとしか見ていない会社からは、一刻も早く離れる準備をはじめてください。
業務外での自習やキャッチアップでカバーできる範囲の課題か
現場で直面している技術的な壁が、自身の努力次第で乗り越えられるレベルなのかを冷静に見極めてください。使用している言語の文法知識が少し足りない程度であれば、終業後や休日に学習時間を確保することで十分にキャッチアップ可能です。市販の技術書を読み込んだり、動画プラットフォームを活用したりして、知識の穴を埋めていきましょう。
エラーの解決方法を検索するコツを掴むだけで、業務のスピードが劇的に改善する事例もあります。週末に個人でテスト環境を構築し、現場と同じ技術スタックを動かしてみる実践的な学習も効果的です。少しの自己研鑽で対応できる課題であれば、逃げ出さずに食らいつく経験が自信へと繋がります。
毎日数時間の自習を何ヶ月続けても業務が理解できない場合は、根本的な適正や環境の不一致を疑うべきです。心身の限界を迎える前に、別のキャリアパスを模索する方向に切り替えてください。
残る・辞めるをどう決める?スキル不足で辞めたいときの判断基準
限界を迎える前に、現在の会社に留まって状況の改善を図るべきか、それともきっぱりと転職するべきかを見極める必要があります。具体的な判断の分かれ道となる基準を整理しましょう。
まず社内で動くべき状況
現在の自社に対して、エンジニアのキャリアを真剣に考える風土が残っている場合は、焦って辞める必要はありません。営業担当者が定期的に現場を訪問してヒアリングを実施しており、相談しやすい関係性が構築されているかがひとつの基準です。自身のスキル不足を正直に申告した際、すぐに難易度を下げた案件への異動手続きに動いてくれる会社であれば信頼できます。
テックゴー編集部としては、自社内で動くべきか迷った際は、「会社が学習環境への投資を惜しんでいないか」を確認すべきだと考えます。社内に自由に使える検証用サーバーがあったり、資格取得時の手厚い受験料補助が用意されていたりする場合は、会社側に育成の意思がある証拠です。
教育の環境が整っているなら、まずは提供されている制度をフル活用し、一定期間、全力で自己研鑽に励むことをおすすめします。
辞めて環境を変えるべき状況
自社の担当者へ「現場のレベルについていけない」とSOSを出したにもかかわらず、一切対応してくれない場合は退職のサインです。「契約期間が残っているから我慢しろ」と顧客都合を優先し、エンジニアを放置する会社に未来はありません。数ヶ月待っても別の案件を提案してこないなど、営業力に決定的な問題があるSES企業からは離れるべきです。
社内に尊敬できる先輩エンジニアが存在せず、全員が下流の単純作業を繰り返しているような環境も危険な状態と言えます。中堅層が次々と辞めていき、未経験の新人ばかりが常に補充されるような離職率の異常な高さは、組織が破綻している証拠。スキルアップを図るための社内勉強会や研修制度が名ばかりで、一切機能していない場合も同様です。
エンジニアを使い捨てのコマとしか認識していないブラック企業で働き続けても、市場価値は完全に停滞します。環境要因による改善見込みがゼロであると判断した場合は、速やかに転職する決断をすべきです。
▼SESを辞めたいと考えている場合は、以下の記事も参考にしてください。

SESを辞めたい人向けに、辞める手順と注意点、キャリアパスを解説
スキル不足でSESを辞めたいと感じた時の対処法
悩みを抱えたまま立ち止まるのではなく、具体的な行動を起こすことがキャリアを切り拓くポイントです。現在の会社に留まる場合と、思い切って環境を変える場合、それぞれの効果的な対処法を解説します。
【SESを継続する】まずは自社の人間に相談する
現状の会社に籍を置いたまま事態を好転させる第一歩は、自社の営業担当者や直属の上司へ客観的な事実を報告することです。「現在の現場は要件定義のスキルが求められており、自分の実力では対応が困難な状態に陥っている」と具体的に伝えてください。感情的に辞めたいと泣きつくのではなく、ミスマッチが起きている現状を論理的に説明する姿勢が重要です。
自社の担当者も、エンジニアが心身を壊して突然退職してしまう最悪の事態は避けたいと考えています。早めにアラートを上げることで、タスクの難易度を調整してもらえたり、サポート役の先輩を追加でアサインしてくれたりする可能性が高まります。
一人で抱え込んで限界を迎える前に、会社という組織の力を頼る勇気を持ちましょう。
【SESを継続する】スキルアップを図って劣等感を解消する
現場でのスキル不足を痛感しているなら、業務外の時間を使って自己研鑽に励みましょう。平日の就業後や休日に、現場で使用しているプログラミング言語の専門書を読み込み、基礎から徹底的に学び直してください。インプットした知識を定着させるために、自宅でアウトプット作業を繰り返すと効果的です。
わからないエラーが出た際は、どのようなキーワードで検索すれば解決策に辿り着けるか、という自己解決能力を磨く絶好のチャンスです。AWSなどのクラウド技術に関するベンダー資格の取得を目指す学習も、体系的な知識を身につけるうえで役立ちます。
周囲の優秀なエンジニアとの差を埋めるには、見えないところでの努力量しかありません。地道な学習の積み重ねによって小さな成功体験を増やし、自信を取り戻すことで劣等感は確実に薄れていくはずです。
【SESを継続する】自社で働くのが限界なら研修や教育制度が充実した優良SESへ移る
客先常駐というさまざまな現場を経験できる働き方自体は気に入っているものの、自社の放置体制に不満がある場合は、同業他社への移籍も検討すべきです。SES業界のなかでも、社員の教育にコストをかけている優良SES企業を見極めて、転職活動を進めましょう。入社後に徹底した技術研修期間を設けており、専任の講師から手厚い指導を受けられる環境を探してください。
優良SES企業であれば、自身の希望するキャリアプランに沿って、参画する案件を自分で選択できる制度が整っています。いきなり高度な開発現場へ放り込まれるリスクがなく、テスト工程からプログラミング、設計へと段階的にスキルを磨ける点が最大のメリットです。
会社の利益よりも社員の成長を優先してくれる、健全な組織へのジョインを目指して動き出しましょう。
▼優良SES企業の見分け方については、以下の記事を参考にしてください。

優良SES企業の見極め方|未経験におすすめの優良企業も一挙紹介
【環境を変える】チーム単位で動くフォロー体制の整った受託開発企業へ転職する
SES特有の単独常駐や、数ヶ月ごとに現場が変わる不安定な環境に疲弊したなら、受託開発企業への転職も選択肢のひとつです。受託開発企業では、自社のオフィス内で固定されたチームメンバーとともに、システム開発をおこなう働き方が主流です。顔なじみの先輩や同僚にいつでも質問できる環境が、スキル不足に悩むエンジニアを救います。
プロジェクトの要件定義から設計、実装、テストに至るまでの一連の流れを、チーム単位で協力して進める体制。それは、一部の作業を丸投げされるSESとは異なり、システム開発の全体像を把握しながら体系的にスキルを吸収できる形と言えるでしょう。
中長期的な目線で技術力を磨きたいと考える方は、受託開発企業の求人を積極的にリサーチしてください。
【環境を変える】社内システムの保守などスピード感を求められない社内SEを目指す
システム開発の最前線で求められる厳しい納期や、高度なプログラミングスキルについていくのが苦しい場合は、社内SEへの転向を検討してください。事業会社の情報システム部門に所属し、自社の社員が利用するネットワークの管理や、社内ツールの保守運用をおこなうポジションです。外部顧客を相手にしないため、理不尽なスケジュールのプレッシャーが少なく、自分のペースで業務を進められます。
社員から寄せられる『パソコンが動かない』といった相談に応じる社内ヘルプデスク業務も、重要な役割のひとつです。高度なコードを書く技術よりも、周囲の困りごとを丁寧に聞き取り、解決へ導くコミュニケーション能力が高く評価される職種です。ワークライフバランスを整えやすく、過度なストレスから解放される点が最大の魅力と言えます。
技術を極めることよりも、安定した環境で長く働き続けることを重視する人にとって、社内SEは非常に適したキャリアパスとなるはずです。
▼社内SEの仕事内容や年収などについて具体的に知りたい場合は、以下の記事が参考にしてください。

社内SEとは?仕事内容・年収・転職の実態をわかりやすく解説
社内SE・情報システムの求人情報
情報システム・セキュリティ統括責任者(CIO候補)/医療プラットフォーム本部 東京
想定年収
900~1,400万円
勤務地
東京都港区
業務内容
医療プラットフォーム領域における、横断的なシステム企画・運用マネジメントをお任せします。 単一システムの導入や運用にとどまらず、事業全体を支える情報システム・データ基盤・セキュリティガバナンスを包括的にマネジメントいただきます。 ・医療PF全体のIT戦略・システム企画立案および実行推進 ・販売管理・会計・契約管理など業務系システムの導入・統合・運用マネジメント ・医療PF横断で利用される共通基盤(SaaS、業務アプリ、データ基盤等)の最適化 ・ISMS運用・セキュリティ対応のハンドリング(情報セキュリティ事務局業務を含む) ・経営・事業責任者との課題共有・施策立案 ・体制構築(将来的にはシステム企画・運用チームの立ち上げリード) ※業務の変更の範囲:会社の定める業務
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ハイレイヤーオープンポジション /コーポレートIT室
想定年収
900~1,300万円
勤務地
東京都港区
業務内容
本ポジションは、各部門の発展またはグループ全体の発展につなげるためのIT戦略を立案・実行し、生産性の向上をはかり、中長期に亘って組織パフォーマンスを最大化することがミッションです。 コーポレートIT領域に関する知識や経験を有することはもちろん、当社の組織や事業を深く理解した上で本質的に課題を捉え、常にグローバル水準で実現可能な解決策を考え、実行していくことを期待します。 ●業務イメージの一例 ・あるべき姿からバックキャストする形でのIT戦略・予算の策定 ・海外拠点における全社共通システム/人事/会計/法務などにおける以下のIT業務全般 ・海外拠点における社内IT(インフラ含む)の企画および実行 ・組織横断的な各種ITプロジェクトの企画および推進 ・グループ全体のシステムアーキテクチャーの構想策定および実行 ・M&AにおけるIT/Security/統制側面でのPMI参加 など ●技術環境(全社共通の一例) ・クラウドインフラ AWS, Google Cloud, Azure, etc. ・ネットワーク FortiGate, Cisco, etc. ・クライアント Windows, Mac, Android, iOS, etc. ・コラボレーション Google Workspace, Slack, Confluence, Jira, GitHub, Zoom, etc. ・業務アプリ Workday, ServiceNow, Google AppSheet, TeamSpirit, etc. ・セキュリティ, デバイス管理 CrowdStrike, Jamf Pro, etc. ・言語 Google Apps Script, PowerShell, etc. ※業務の変更の範囲:会社の定める業務
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神戸/社内SE(DX推進を担うITインフラ基盤・セキュリティ強化担当)
想定年収
490~990万円
勤務地
神戸市
業務内容
・ITインフラ(PC/ネットワーク/サーバ/クラウド)の設計・運用・改善 ・情報セキュリティ対策の企画・運用および三菱電機グループ基準に基づく統制対応 ・DX(デジタルトランスフォーメーション)および生成AI活用の企画・導入・現場展開 ●具体的な業務内容 当社の情報システム部門にて、ご経験や適性に応じて担当業務を決定します。 ① ITインフラ領域 ・社内ネットワーク/サーバ/クラウド環境の設計・運用・改善 ・Microsoft 365/ID管理/認証基盤の運用 ・IT資産管理、端末管理(PC・モバイル) ②情報セキュリティ領域(統制+現場適用) ・セキュリティポリシー/ルールの策定・運用 ・インシデント対応 ・セキュリティ施策の現場展開および定着化 ③DX・生成AI推進領域 ・DX施策の企画・導入・業務改善の推進 ・生成AIの活用検討・導入・現場展開 ④ユーザーサポート・運用改善 ・社内ヘルプデスク対応 ・問題の原因分析および再発防止策の立案・実施 ●使用言語、環境、ツール、資格等 Microsoft 365(Teams、SharePoint、Power Platform 等) サーバ:Windows Server クラウド:AWS、Microsoft Azure、Microsoft 365 IT資産管理:SS1
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インフラエンジニア(コーポレートIT課)
想定年収
800~1,000万円
勤務地
東京都港区
業務内容
【役割・ミッション】 デジタル本部コーポレートIT課に所属し、ヤマシタの社内IT基盤全般の設計・構築・運用を担うポジションです。 クラウド上のAI基盤を安定稼働させるためのアーキテクチャ設計から、既存インフラの内製化、ゼロトラストネットワークの構築まで、幅広い領域を担っていただきます。 セキュリティ担当やサービスデスクとも連携しながら、攻めと守りの両面からIT基盤を進化させていく役割です。 【業務内容】 ・社内IT基盤(ネットワーク、サーバー、ストレージ、仮想化、クラウド)の設計・構築・運用・監視 ・クラウド上のAI基盤を24時間365日稼働させるためのアーキテクチャ設計と性能チューニング ・既存インフラの運用保守の内製化(Microsoft Graph API等のクラウドサービスAPI活用やサーバー保守の社内完結体制の構築) ・ADリプレースやネットワーク改善、ファイルサーバー移行、BCP/バックアップ体制構築 ・ゼロトラストネットワークの構築やMDM(PC・タブレット・スマートフォン管理)設計 ・ITサービスマネジメントプロセスの標準化、システムオンボーディング整備、運用移管条件の策定 ・サービスデスクや運用チームへの技術支援、障害対応と原因分析 ・セキュリティ担当と連携した、クラウド/オンプレ問わずゼロトラストを意識した安全設計の推進 【責任】 ・IT基盤の安定性と拡張性の確保 ・インフラ刷新PJの推進・内製化の実現 ・ITサービスマネジメントの標準化・運用体制の構築 【業務内容の変更範囲】当社業務全般
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コーポレートITエンジニア
想定年収
504~750万円
勤務地
東京都渋谷区
業務内容
事業成長を背景に、これまで最小構成で運営していたコーポレートIT部門を拡大しています。 今後は「業務を止めない守り」だけでなく、「業務を前に進める攻めのIT」へと転換し、業務標準化・自動化の仕組みを自ら設計・実装できる仲間を求めています。 ●主な業務 ・社内業務システム(SaaS/スクラッチ環境)の構築・運用 ・ERPや会計システムとの連携・改善(例:経費精算、仕分け、請求管理など) ・各部門からのIT要望のヒアリング、課題の整理と解決策の実装 ・情報セキュリティ対策の実装・運用(ID管理、端末管理など) ・新しいツールや技術の調査・導入提案
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【環境を変える】未経験層の育成実績が豊富な自社開発企業を探す
自分たちのアイデアでWebサービスなどを企画・運営している自社開発企業への転職は、エンジニアにとって憧れの的です。しかし高い技術力を求められる傾向があるため、スキル不足を感じている状態での挑戦はハードルが高いと考える方も多いでしょう。
そこで狙い目となるのが、ポテンシャル採用に積極的で、未経験層の育成実績が豊富な成長フェーズの自社開発ベンチャーです。
ポテンシャル採用をおこなう企業は、入社時点での完璧なスキルよりも、自社サービスへの強い共感や学習意欲を何よりも重視します。コードレビューの文化が根付いており、シニアエンジニアから丁寧なフィードバックをもらいながら、綺麗なコードの書き方を学べる環境が整っています。
自社開発への強い熱意と日々の学習習慣をアピールして、内定を勝ち取るための選考対策を徹底しましょう。
▼SESから自社開発企業への転職ができるかどうか知りたい方は、以下の記事がおすすめです。

SESから自社開発に転職は可能?必要なスキルと選考突破の準備を徹底解説
【テックゴー編集部の見解】スキル不足での転職活動で前向きな姿勢をアピールするコツ
スキル不足を自覚した状態で転職活動に挑む際、面接官に対して、「実力がないから逃げ出した」というネガティブな印象を与えない工夫が必要です。退職の理由を、単に「研修がなかったから」「案件が難しすぎたから」と、環境のせいにする他責思考の発言は避けるべきでしょう。
厳しい状況に置かれた際、自分なりにどのような努力をおこなったのかを、具体的なエピソードとして語る準備をしてください。たとえば、
「現場の技術に追いつくため、毎日2時間はAWSの学習に充てて資格を取得したが、保守案件から抜け出せる見込みがなかった」
というような論理的な説明です。
自身のスキル不足を素直に認めた上で、業務外の自己研鑽で補おうとした「行動の痕跡」をアピールすることが重要です。
SESの働き方に疲れて転職を考えるならテックゴーがおすすめ
SESでの客先常駐という働き方に疲れた場合は、テックゴーを利用した転職がおすすめです。テックゴーは、ITエンジニアやコンサルタントに特化したキャリア支援サービスです。これまで、数多くのSES出身者をサポートし、理想のキャリアアップを実現させてきました。
専任のアドバイザーが、個人のスキルや実務経験、将来の志向を丁寧にヒアリングします。自社開発やITコンサル、SaaS企業、社内SEなど多様な選択肢から、最適な転職先を提案。履歴書や職務経歴書の添削から、面接対策や技術面のアピール方法まで徹底的に伴走する仕組みを整えています。
現場で培った経験を活かし、大きな裁量を持って働きたいエンジニアを全力で支援します。年収の大幅な引き上げや、上流工程へのステップアップを目指すなら、ぜひテックゴーの無料キャリア相談を活用してください。
まとめ
SESでスキル不足に陥り、辞めたいと感じる背景には、下流工程への据え置きや、過酷なアサインといった環境側の要因もあります。よって、自分を過度に責める必要はありませんが、身体やメンタルに危険なサインが出ている場合は、早急に過酷な現場から離れるべきです。
自社に相談して改善の見込みがあるなら、学習を継続するのもよいです。しかし、放置体制が変わらないのであれば、教育体制の整った優良SESや自社開発、社内SEへの転職へ舵を切りましょう。
自身の適性と現在地を客観的に見極め、テックゴーのような転職エージェントの力を利用しながら、健やかに成長できる理想の環境を手に入れてください。
よくある質問
Q
スキル不足を理由に数ヶ月で辞めたら次の転職先は見つかりませんか?
A
数ヶ月という短期離職は、面接において「忍耐力がない」と厳しい目で見られるリスクは確かに存在します。しかし、精神的な限界を迎えてうつ病などを発症してしまうよりは、早期に見切りをつけて退職する方が、中長期的なキャリアへのダメージは少ないです。 退職理由を環境のせいにせず、反省を踏まえて自己学習を続けている事実を示しましょう。前向きな姿勢が伝われば、ポテンシャルを評価してくれる企業は見つかります。
Q
現場から「スキル不足で退場」を言い渡されたらどうなりますか?
A
常駐先から退場を命じられても、即座に所属しているSES企業を解雇されるわけではありません。まずは、自社のオフィスなどで待機期間に入り、営業担当者があなたの現在のスキルレベルに見合った、より難易度の低い別の現場を探します。 待機期間を、自身の弱点を克服するための学習期間とポジティブに捉えてください。次の現場で同じミスを繰り返さないために、入念な準備をしてください。
Q
自分のスキルに自信が持てないままエンジニアを続けても大丈夫ですか?
A
IT業界は技術の進化が極めて速いため、経験を積んだベテランエンジニアであっても、自分のスキルに自信を持っている人は一部に過ぎません。大切なのは、今の自分に足りない知識が何かを客観的に把握し、少しずつでも、新しい技術をキャッチアップしようとする継続的な学習意欲です。 焦らずに、自分に合ったペースで学べる教育体制の整った企業へ移れば、着実に実力を底上げして自信につなげることは可能です。
Q
20代の若手ですがIT業界を辞めて異業種へ移るべきでしょうか?
A
現在のつらさが「プログラミング自体への拒絶反応」なのか、単に「人間関係や放置環境が合わないだけ」なのかを、慎重に切り分けて分析してください。 環境さえ変われば楽しくコードを書けるという実感があるなら、異業種ではなく、手厚いフォローのある優良なIT企業への転職を模索すべきです。ITの知識は、今後どの業界に行っても重宝されます。安易にキャリアをリセットする前に、まずはIT業界内での環境改善を最優先で検討しましょう。
