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ITエンジニア 種類一覧|仕事内容・年収・将来性まで徹底解説

2026年08月04日更新

「ITエンジニアになりたいけれど、種類が多すぎて何を選べばいいかわからない」

求人サイトを開くと、システムエンジニア、SRE、ブリッジSE、テックリードと、聞き慣れない職種名が並びます。名前を見ただけでは仕事内容の見当がつかず、そこで手が止まる人は少なくありません。

ITエンジニアの職種は、役割の違いで大きく5つに分類できます。分類の軸をつかめば、20を超える職種名も整理して理解できるようになります。

この記事では、テックゴーが保有するIT・Web系求人約6,000件を職種別に集計したデータ【集計時点:要記入】と、厚生労働省の公的統計を突き合わせながら解説します。

この記事でわかること

  • ITエンジニアの5分類と、代表的な20職種の仕事内容
  • 職種ごとの求人件数と提示年収レンジ(テックゴー独自集計)
  • 公的統計では見えない、職種別年収の実態
  • 未経験から目指しやすい職種と、その理由
  • 自分に合った職種を見つけるための3つの視点
松下 希澄

松下 希澄

(Matsushita Kizumi)

くすりの窓口にて、薬局・クリニック・病院への医療向けの営業に従事。その後、エムスリーキャリアにて、薬剤師のキャリアコンサルタントとして社内ギネスを更新するなど組織の成長に大きく貢献。自身の転職経験と幅広い業務知見を活かし、多様なバックグラウンドを持つ候補者様のキャリア成功をサポートするため、MyVisionに参画。現在はMyVisionにて、エンジニア・ITコンサルタントの転職支援に従事し、大手Sierやコンサルティングファームへの転職支援に強みを持つ。

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飯尾 洸太

飯尾 洸太

(Iio Kota)

大学を卒業後、IT企業の営業職として新卒入社。1~2年目で全ての半期において優績者表彰を獲得し、2年目には全社MVPを受賞。3年目に管理職へ昇進し、組織運営や数値管理を担当。就任時は全国最下位だった支店を立て直し、5年目には全国1位へと導く。その後、仕事を通じて輝ける人を1人でも増やしたいと考えキャリアアドバイザーに転身し、技術職ならではの志向やキャリアパスを踏まえた伴走支援を徹底することでITエンジニアの転職支援を得意としている。転職を通じて志願者の方々がより豊かな生活を送れるよう、誠実かつ丁寧なサポートが信条。

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目次

CONTENTS

ITエンジニアの種類は大きく5つに分類できる

ITエンジニアと呼ばれる職種は、担う役割によって次の5つに分けられます

  • 開発系エンジニア:システムやサービスをつくる
  • インフラ系エンジニア:安定して動く土台を支える
  • 業務・支援系エンジニア:業務や人をつなぐ
  • 専門特化エンジニア:特定分野の高度な専門性で勝負する
  • マネジメント・コンサル系:プロジェクトや戦略をまとめる

厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)でも、IT分野は「裾野が広く、さまざまな職種が相互に連携してビジネスを進めている」と説明されています。職種名の多さは、それだけ役割が細かく分かれている証拠だと考えてください。

開発系エンジニアは、Webサービスやアプリケーションなど、利用者が実際に使う機能を設計・開発する職種です。

仕様や要件をもとにプログラムを書き、動くシステムとして形にします。企業によっては要件定義や設計といった上流工程から関わることもあり、担当範囲は職場ごとに幅があります。

インフラ系エンジニアは、サーバーやネットワーク、クラウド環境といったシステムの基盤を設計・構築・運用する職種です。

障害を未然に防ぎ、起きたときには素早く復旧させる。この積み重ねが、サービス全体の信頼性を支えます。近年はクラウド化と自動化が進み、手を動かす運用作業に加えて、構成を設計する仕事の比重が増えました

開発チームと並走しながら全体を支える働き方になるため、目立つ成果より確実性を重んじる人に向きます。

業務・支援系エンジニアは、IT技術を使って業務や組織を支える職種です。システムを直接つくるよりも、ITを現場に定着させ、業務効率や品質を高めることに軸足を置きます。

社内SE、ブリッジSE、QAエンジニアなどがここに含まれ、技術・業務理解・コミュニケーションの3つを組み合わせて成果を出します。要件整理や関係者調整といった上流寄りの仕事に関わる機会も多い分野です。

職種名からは仕事内容が想像しにくいものの、業務理解を武器にキャリアを積める点は見逃せません。

専門特化エンジニアは、データ活用、AI、セキュリティといった特定分野で高度な専門性を発揮する職種です。

企業の競争力に直結するテーマを扱うため、専門性がそのまま市場価値として評価されやすくなります。一方で学習の難易度は高く、新しい技術を追い続ける姿勢が前提になります。

開発系やインフラ系で基礎を固めてから進む人が多く、中長期のキャリアアップ先として位置づけるのが現実的でしょう。

マネジメント・コンサル系は、技術を理解したうえで、プロジェクト全体や企業のIT戦略に責任を持つ職種です。

job tagの解説によると、SIerの技術部門はプロジェクトマネージャーを頂点としたピラミッド構造になっており、開発の前段階ではITコンサルタントが経営課題の整理やIT戦略の策定を担います。

コードを書く時間は減ります。その代わり、技術がわかる立場から意思決定に関われる点に価値があります。テックゴーの求人データでも、この分類は年収の中央値が最も高い層でした。

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ITエンジニアの仕事内容を職種別に徹底解説|向いている人やキャリアパスを紹介

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【開発系】ITエンジニアの種類6職種

開発系エンジニアは、自分が関わった機能や画面がそのままサービスとして世に出る分野です。ものづくりの手応えを得やすい反面、仕様変更や納期と向き合う場面も多くあります。

代表的な6職種を順に見ていきます。

  • システムエンジニア(SE)
  • プログラマー(PG)
  • Webエンジニア
  • フロントエンドエンジニア
  • バックエンドエンジニア
  • モバイルアプリエンジニア

※以下の年収はすべて、テックゴーが保有するIT・Web系求人の提示年収レンジと中央値です。実際の支給額とは異なる場合があります。

システムエンジニアは、顧客や社内の要望を整理し、システムの仕様を決める職種です。要件定義、基本設計、詳細設計といった上流工程を担当します。

job tagの説明では、上流工程は「考える作業」が中心で、業務知識が強く求められるとされています。金融、物流、小売など、担当する業界の仕組みを理解していないと、そもそも要件を整理できません。

同サイトはSEのキャリア形成についても具体的に記載しており、新卒入社の場合は3年目頃に一人で詳細設計を書けるようになり、5年目頃に基本設計を含めた開発全体を担えるようになるのが一般的だとしています。

求人データ:295件/提示年収 491.2万〜905.5万円/中央値 650万円

プログラマーは、設計書にもとづいてプログラムを書き、動く形にする職種です。開発工程のうち、実装とテストを中心に担当します。

job tagでは、この領域を下流工程と呼び、上流工程との関係を「立場の上下ではなく、仕事内容と必要なスキルが異なるための区別」と明記しています。優劣ではなく役割の違いだという点は、覚えておいて損はありません

ただし、年収には差が出ます。テックゴーの求人データでは、プログラマーの中央値575万円に対し、SEは650万円でした。扱える言語を増やすだけでなく、設計工程に手を伸ばせるかどうかが分かれ目になります。

求人データ:41件/提示年収 416.6万〜711.6万円/中央値 575万円

Webエンジニアは、WebサイトやWebサービスの開発から運用までを担う職種です。SNS、ECサイト、業務システムなど、ブラウザで動くサービス全般を対象とします。

厚生労働省のjob tagでは「システムエンジニア(Webサービス開発)」として整理され、平均年収578.5万円、有効求人倍率2.57倍というデータが公開されています(賃金は令和7年賃金構造基本統計調査、求人倍率は令和6年度ハローワーク求人統計にもとづく)。求職者1人あたり2件以上の求人がある計算です。

担当範囲が広い分、設計から運用まで一通り経験できます。何をやりたいか決めきれていない段階では、選択肢を狭めずに済む職種です。

求人データ:90件/提示年収 508.6万〜916.3万円/中央値 650万円

フロントエンドエンジニアは、利用者が直接目にする画面部分を開発する職種です。ボタンの動き、画面遷移、表示速度など、使い心地に直結する部分を受け持ちます。

デザイナーとバックエンドエンジニアの間に立つため、見た目と機能の両方に目を配る必要があります。改善の成果が数字にも見た目にも表れやすく、手応えを感じやすい領域といえるでしょう。

主な技術はHTML、CSS、JavaScript、TypeScript、そしてReactやNext.jsといったフレームワークです。

求人データ:111件/提示年収 555.6万〜991.0万円/中央値 700万円

バックエンドエンジニアは、サーバー側の処理やデータベースなど、利用者から見えない部分を設計・開発する職種です。

大量のデータを扱う設計や、アクセスが集中したときの負荷対策が求められるため、システム全体を俯瞰する視点が欠かせません。API設計、データベース設計、セキュリティ対策まで担当範囲は広く取られます。

求人データを見ると、フロントエンド(中央値700万円)よりバックエンド(同800万円)のほうが100万円高い傾向がありました。扱う責任範囲の広さが、そのまま提示年収に表れていると読めます。

求人データ:172件/提示年収 601.5万〜1,052.3万円/中央値 800万円

モバイルアプリエンジニアは、スマートフォンやタブレット向けのアプリを設計・開発する職種です。iOSとAndroidという2つのプラットフォームがあり、どちらを主戦場にするかで使う技術が変わります。

端末固有の機能を扱える点と、OSのアップデートに継続的な対応が必要な点が、Web開発との大きな違いです。カメラや位置情報など、アプリならではの体験をつくれる楽しさがあります。

求人データ:69件/提示年収 543.3万〜1,062.2万円/中央値 700万円

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【インフラ系】ITエンジニアの種類5職種

インフラ系エンジニアは、サービスが止まらない状態を維持する役割です。うまくいっているときは誰にも気づかれませんが、止まった瞬間に全員が困る。そういう仕事だと考えるとイメージしやすいでしょう。

代表的な5職種は次のとおりです。

  • サーバーエンジニア
  • ネットワークエンジニア
  • データベースエンジニア
  • クラウドエンジニア
  • SRE(Site Reliability Engineer)

サーバーエンジニアは、システムを動かすサーバー環境を設計・構築・運用する職種です。OSやミドルウェアの導入、性能の監視、障害への対応までを受け持ちます。

インフラ系のなかでも中核を扱うため、安定性を最優先に考える設計が求められます。近年は物理的なサーバーだけでなく、クラウド上の仮想サーバーを扱う機会が主流になりました。

未経験者が運用・保守から入り、構築へステップアップしていく流れが定着している職種でもあります。

求人データ:71件/提示年収 484.2万〜821.5万円/中央値 650万円

ネットワークエンジニアは、サーバーや端末をつなぐ通信環境を設計・構築・運用する職種です。ルーターやスイッチの設定、通信障害への対応、セキュリティ対策までを担当します。

通信の遅延や切断は業務全体に影響するため、安定性と安全性を両立させる設計力が問われます。クラウドの普及によって、物理的な機器だけでなく仮想ネットワークを設計する場面も増えました。

目に見えない経路を頭の中で組み立てる作業が続くので、図解や論理的な整理が得意な人と相性がよい職種です。

求人データ:102件/提示年収 497.7万〜842.4万円/中央値 650万円

データベースエンジニアは、データの保存・管理・活用のための仕組みを設計・運用する職種です。テーブル設計、性能改善、バックアップ体制の構築などを担います。

job tagでも、データベースの設計・構築や運用にはSQLなどのデータベース言語の知識が有用だと説明されています。データ量が増えるほど設計の善し悪しが表面化するため、経験を積むほど価値が上がる領域です。

求人件数は24件と少なめですが、中央値750万円はインフラ系のなかで上位にあたります。母数が小さい分、扱える人材が希少だと考えられます。

求人データ:24件/提示年収 563.6万〜942.2万円/中央値 750万円

クラウドエンジニアは、Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azure、Google Cloudといったクラウドサービスを使って、ITインフラを設計・構築・運用する職種です。

注目してほしいのは求人件数です。サーバー71件、ネットワーク102件、データベース24件に対して、クラウドエンジニアは214件インフラ領域の求人がクラウドへ大きく移っている実態が、そのまま数字に出ています。

インフラの知識に加えて、コスト最適化やセキュリティ設計の視点も求められます。構成をコードで管理するInfrastructure as Code(IaC)の考え方が広がり、開発寄りのスキルも活きるようになりました。

求人データ:214件/提示年収 548.9万〜938.0万円/中央値 700万円

SREは、システムの信頼性をエンジニアリングで高めることを専門とする職種です。可用性の指標を設計し、計測し、自動化によって改善していきます。

単なる運用担当との違いは、手作業を減らす仕組みそのものをつくる点にあります。障害対応も、原因の分析と再発防止までがセットです。

求人件数は38件と多くありませんが、中央値835万円はインフラ系で最高水準でした。インフラと開発の両方に足をかけられる人材が、それだけ希少だということでしょう。

求人データ:38件/提示年収 651.1万〜1,099.1万円/中央値 835万円

▼インフラエンジニアの仕事内容や種別、おすすめの資格を詳しく知りたい人は、以下の記事もおすすめです。

インフラエンジニアとは?年収、種別、おすすめの資格など徹底解説

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【業務・支援系】ITエンジニアの種類3職種

業務・支援系エンジニアは、技術と人の間に立つ役割です。開発やインフラの知識を土台にしながら、業務理解と調整力で価値を出します。

  • 社内SE(情報システム)
  • ブリッジSE
  • QAエンジニア

社内SEは、自社のIT環境やシステムを管理・改善する職種です。社内システムの運用、問い合わせ対応、新しいツールの導入検討などを幅広く担当します。

外部のベンダーと連携しながら、社内の利用者の困りごとに応える仕事が中心になります。技術力だけでなく、業務内容を理解して優先順位を判断する力が問われる点が特徴です。

job tagによると、ユーザー企業ではDX対応を目的にシステムの内製化が進み、必要な技術者を積極的に雇用するようになっているとされています。SIerから社内SEへ移る人が増えているのは、この流れが背景にあります。

年収レンジが494.2万〜752.6万円と、他職種に比べて幅が狭い点も特徴です。上振れは狙いにくい一方、働き方の安定を重視するなら選択肢になります。

求人データ:46件/提示年収 494.2万〜752.6万円/中央値 612.5万円

ブリッジSEは、国内チームと海外の開発チーム、あるいは顧客と開発チームの間をつなぐ職種です。言語や商習慣の違いを踏まえながら、要件を正確に伝え、プロジェクトを前に進めます。

翻訳や連絡だけの仕事ではありません。技術的な理解があるからこそ、「この要望はこう実装すべき」という判断まで踏み込めます。

語学力と技術理解の両方を活かしたい人にとって、掛け算で評価される数少ないポジションです。

QA(Quality Assurance)エンジニアは、システムの品質を保証するためにテストと改善活動をおこなう職種です。テスト計画の策定、不具合の検出、再発防止の提案までを担います。

ここで、job tagの記述と求人データを突き合わせると興味深い事実が見えてきます。

job tagは、テスト計画書に沿って実施するテスターは「未経験者でも担当することが可能」である一方、テスト工程を計画・設計する側には「プログラミングやテスト技法に関する深い知識と経験が求められる」と、明確に区別しています。

この違いは年収にそのまま表れます。テックゴーの求人データでは、テスターの中央値が400万円なのに対し、QAエンジニアは650万円。同じテスト領域でありながら、250万円の差がついています。

未経験からテスターとして入り、設計側へ移っていく。この段差を越えられるかどうかが、キャリアの分かれ目になります。

求人データ:98件/提示年収 506.4万〜816.5万円/中央値 650万円

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【専門特化】ITエンジニアの種類4職種

専門特化エンジニアは、特定領域の深さで価値を出す職種群です。求められる水準は高いものの、その分だけ代替されにくくなります。

  • データエンジニア
  • データサイエンティスト
  • AI・機械学習エンジニア
  • セキュリティエンジニア

どちらもデータを扱う職種ですが、役割はきれいに分かれています。データエンジニアは分析の前提となる基盤を整え、データサイエンティストはその上で分析して示唆を出します。

データエンジニア・データサイエンティスト

  • データエンジニア:データを活用するための基盤づくり/基盤の設計・構築、パイプライン構築、品質管理/安定性・拡張性・効率性の視点/求人データ 114件・中央値800万円
  • データサイエンティスト:データを分析し示唆を導く/分析モデルの構築・評価、予測分析、可視化/仮説思考・分析力・ビジネス理解の視点/求人データ 83件・中央値900万円

基盤を整えることに面白さを感じるならデータエンジニア、数字から意味を読み取ることが好きならデータサイエンティスト。この分け方で、まずは当たりをつけてみてください。

求人データ:データエンジニア 114件/616.5万〜1,008.6万円、データサイエンティスト 83件/652.4万〜1,095.6万円

AI・機械学習エンジニアは、機械学習や深層学習の技術を使って、予測モデルや自動化の仕組みを構築する職種です。学習データの前処理、モデルの設計と検証、運用後の改善までを担当します。

job tagでは、AI開発でよく使われる言語としてPythonが挙げられています。理論の理解だけでなく、つくったモデルを実サービスに組み込み、精度を保ち続ける実装力が問われる領域です。

求人件数155件は、専門特化のなかで最多でした。生成AIの普及で注目度が上がったぶん、求められる水準も同じだけ上がっている点は押さえておきましょう。

求人データ:155件/提示年収 598.6万〜1,069.7万円/中央値 800万円

セキュリティエンジニアは、システムやデータをサイバー攻撃から守る職種です。脆弱性の診断、セキュリティポリシーの策定、不正アクセスの監視とインシデント対応までを受け持ちます。

job tagのIT業界解説でも、デジタルサービスの普及にともなって各社がサイバーセキュリティ対策を求められており、人材不足が問題になっていると指摘されています。

攻撃側の手法を理解したうえで守りを設計するため、技術の幅広さと、最新情報を追い続ける粘り強さの両方が必要です。

求人データ:90件/提示年収 588.5万〜1,035.0万円/中央値 800万円

【マネジメント・コンサル系】ITエンジニアの種類3職種

技術を理解したうえで、プロジェクトや組織、経営に関わっていく職種です。テックゴーの求人データでは、この分類が最も高い年収帯を形成していました。

  • プロジェクトマネージャー(PM)
  • エンジニアリングマネージャー(EM)
  • ITコンサルタント

プロジェクトマネージャーは、開発プロジェクトの予算、人員、進捗、品質に責任を持つ職種です。job tagの解説によると、SIerの技術系組織はプロジェクトマネージャーを頂点としたピラミッド構造で成り立っています。

計画どおりに進まない前提で、どこを調整するかを判断し続ける仕事です。技術がわかるからこそ、無理のあるスケジュールを見抜けます

求人件数458件は、開発エンジニアとインフラエンジニアに次ぐ多さでした。マネジメント人材の不足は、求人数からも読み取れます

求人データ:458件/提示年収 656.8万〜1,123.0万円/中央値 875万円

エンジニアリングマネージャーは、開発チームの生産性を高めることに軸足を置く職種です。メンバーの育成、採用、評価、働き方の設計までを担います。

PMがプロジェクトを見るのに対し、EMは人と組織を見ます。両方を兼任する企業もあるため、求人票では担当範囲の確認が欠かせません

求人件数は56件と限られますが、中央値1,025万円は今回集計した主要職種のなかで最高水準でした。

求人データ:56件/提示年収 806.8万〜1,332.5万円/中央値 1,025万円

ITコンサルタントは、企業の経営課題をITで解決するための戦略を立て、実行を支援する職種です。

job tagでは、システム開発の前段階でITコンサルタントがIT戦略の策定を担い、近年はDXのようにビジネスモデルそのものを変革する取り組みの支援も増えていると説明されています。

開発現場の経験があると、絵に描いた餅にならない提案ができます。技術者からのキャリアチェンジ先として選ばれるのは、この強みがあるためです。

求人データ:298件/提示年収 656.2万〜1,338.1万円/中央値 950万円

▼プロジェクトマネージャー(PM)の全体像や年収・キャリアアップ方法を詳しく知りたい人は、以下の記事もおすすめです。

プロジェクトマネージャー(PM)とは?年収・種類・キャリアアップ方法を徹底解説

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ITエンジニアの種類別に見る年収一覧

ここまでの数字を、一覧で整理します。

職種求人件数年収中央値提示年収レンジ
エンジニアリングマネージャー561,025万円806.8万〜1,332.5万円
ITコンサルタント298950万円656.2万〜1,338.1万円
データサイエンティスト83900万円652.4万〜1,095.6万円
プロジェクトマネージャー458875万円656.8万〜1,123.0万円
SRE38835万円651.1万〜1,099.1万円
バックエンドエンジニア172800万円601.5万〜1,052.3万円
AI・機械学習エンジニア155800万円598.6万〜1,069.7万円
データエンジニア114800万円616.5万〜1,008.6万円
セキュリティエンジニア90800万円588.5万〜1,035.0万円
データベースエンジニア24750万円563.6万〜942.2万円
フロントエンドエンジニア111700万円555.6万〜991.0万円
クラウドエンジニア214700万円548.9万〜938.0万円
モバイルアプリエンジニア69700万円543.3万〜1,062.2万円
システムエンジニア(SE)295650万円491.2万〜905.5万円
Webエンジニア90650万円508.6万〜916.3万円
サーバーエンジニア71650万円484.2万〜821.5万円
ネットワークエンジニア102650万円497.7万〜842.4万円
QAエンジニア98650万円506.4万〜816.5万円
社内SE46612.5万円494.2万〜752.6万円
プログラマー41575万円416.6万〜711.6万円

上の表を、公的データと突き合わせようとすると壁にぶつかります。

厚生労働省のjob tagで「システムエンジニア(Webサービス開発)」と「システムエンジニア(受託開発)」の統計を確認すると、どちらも平均年収578.5万円、有効求人倍率2.57倍と、まったく同じ数値が表示されます。

両方が同じ職業分類(ソフトウェア開発技術者)に属しているためです。

同サイト自身も「統計データは、必ずしもその職業のみの統計データを表しているものではありません」と注記しています。つまり、公的統計から職種別の年収を細かく比較することはできません

「ITエンジニアの職種別年収」を掲げる記事の多くが出典を示さないのは、この事情が背景にあります。判断材料として使うなら、実際の求人票がベースになっているかどうかを確認してください

どの工程を担当するか 一覧表を眺めると、ひとつの傾向が浮かびます。

プログラマー575万円、システムエンジニア650万円、プロジェクトマネージャー875万円。同じ開発の流れのなかで、担当する工程が上流に移るほど中央値が上がっています。テスター400万円とQAエンジニア650万円の関係も同じ構図です。

この傾向は、公的データとも一致します。job tagが公開しているITスキル標準(ITSS)のレベル別給与データを見てください。

  • レベル1〜2(新人・若手):420万〜620万円
  • レベル3(一人前):450万〜700万円
  • レベル4(中核人材):500万〜780万円
  • レベル5以上(社内トップ級):600万〜950万円

※第一四分位から第三四分位の範囲

レベル1〜2とレベル5以上では、上限に330万円の開きがあります。職種を横断して見た差と、同じ職種内でのレベル差が、ほぼ同じ規模だということです。

【テックゴー編集部の見解】 「稼げる職種はどれか」を探すより、任される工程を広げられる環境に身を置くほうが、年収への影響は大きいと考えています。同じクラウドエンジニアでも、監視業務だけを続ける職場と設計から任される職場では、3年後の市場価値がまったく変わります。職種選びは大事です。それと同じくらい、「その会社でどこまで任されるか」を確認してください。

将来性という観点では、総務省の「令和8年版 情報通信白書」(2026年7月24日公表)のデータが参考になります。何らかの業務で生成AIを利用している日本企業は86.4%まで伸びた一方、「生成AI活用について組織的な取組はない」と回答した企業も27.0%残っています。

導入は進んだものの、使いこなす体制はこれから。この差を埋められる人材が、当面のあいだ求められ続けるはずです。

求人データからも、方向性は読み取れます。インフラ領域でクラウドエンジニアが214件と突出していること、AI・機械学習エンジニアが155件と専門特化で最多だったことは、企業の投資先がどこに向いているかを示しています。

一方、サーバーエンジニアやネットワークエンジニア、社内SE、QAエンジニアは企業のシステムが動いている限り必要とされる職種です。派手さはありませんが、需要が急に消える種類の仕事ではありません。

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未経験から目指しやすいITエンジニアの種類

未経験から入りやすい職種には、はっきりした特徴があります。

  • 求人数が多く、母数そのものが大きい
  • 業務の一部が標準化されており、経験が浅くても担当できる
  • 運用業務から段階的にステップアップする道筋がある

この条件を満たすのが、次の4職種です。

Webエンジニアは求人の絶対数が多く、未経験可の募集も見つけやすい職種です。job tagの調査では、この職業について入職前の実務経験は「特に必要ない」と答えた就業者が27.5%、受託開発のシステムエンジニアでは33.3%にのぼります。

インフラ系(サーバー・ネットワーク)は、運用・保守から入って構築へ移る流れが確立しています。夜勤を含むシフト勤務からのスタートになる求人もあるため、働き方の条件は事前に確認してください。

テスター・QAエンジニアは、job tagが「テスト計画書に沿ってテストを実施することが主な業務のため未経験者でも担当することが可能」と明記している領域です。ただし前述のとおり、テスターとQAエンジニアでは中央値に250万円の差があります。入り口として使うなら、設計側へ移る計画をセットで持っておくことをおすすめします。

ITヘルプデスク・テクニカルサポートは、利用者対応を通じてIT環境の全体像を把握できます。前職で接客や電話対応の経験があるなら、その経験がそのまま活きます。

なお、job tagはIT業界について「特に資格を持っていなくてもIT業界で働き始めることは可能」とし、システムエンジニアについては「理系のイメージが強いが文系も多い」「IT以外の様々な業界の経験や知識も生かせることから、他業界からの転職者も比較的多い」と記載しています。文系だから無理、という話ではありません

自分に合ったITエンジニアの種類を選ぶ3つの視点

職種が絞れないときは、次の3つの角度から考えてみてください。

エンジニアの仕事は学習が続きます。興味を持てない分野を選ぶと、そもそも学習が続きません

目に見える成果物をつくりたいならフロントエンドやモバイルアプリ、仕組みを組み立てるのが好きならバックエンドやデータベース、環境を整えて支えることに満足を感じるならインフラ系。人と話して調整するのが苦にならないなら、社内SEやブリッジSEが候補になります。

「できること」ではなく「続けられること」で選ぶ。ここを外すと、あとから軌道修正が必要になります。

目先の仕事内容だけで決めると、3年後に方向性で迷います

技術を深く極めたいなら、開発系かインフラ系で土台をつくり、専門特化エンジニアへ進むルートが自然です。プロジェクト全体を動かしたいなら、上流工程に関われる環境を早めに選び、PMやITコンサルタントを視野に入れます。

job tagも、システムエンジニアのキャリアパスとして「開発チームのリーダー」を経て「プロジェクトマネージャやプロダクトマネージャとなり管理職になる場合」と「セキュリティなど特化したスペシャリストになる場合」「IT分野のコンサルタントのような仕事をする場合」を挙げています。分岐点は、思ったより早く来ます

見落とされがちですが、同じ職種名でも、所属する会社の分野によって働き方は大きく変わります

job tagはIT業界を5つの分野に分類し、SIer/SES分野については「プライム・コントラクター(一次請け企業)を頂点とするピラミッド型の多重下請け構造」であり、「3次請け以降の企業では手掛ける業務が限られていてキャリアアップの取り組みがままならないなどの課題もある」と率直に指摘しています。

一方、インターネット分野は「組織はフラット」で「未経験でも働きながら勉強すればできる仕事も多く、職につきやすい」とされる反面、中小企業では契約社員やアルバイト採用も多いと書かれています。

どちらが正解ということはありません。ただ、職種名だけを見て応募すると、この違いに入社後まで気づけないのは事実です。テックゴーでは、求人票からは読み取りにくい商流や担当工程まで確認したうえで提案しています。

できます。むしろ、IT業界では珍しくない動きです。

開発系からデータ系やクラウド系へ、インフラ系からセキュリティ系へ。既存のスキルを土台に、隣接する分野へ移っていくパターンが多く見られます。job tagも「スキルのある技術者は下請け企業から顧客企業や元請け企業などへと転身するケースも出てきている」と記しています。

ただし、思いつきで動いて成功するものでもありません。必要な学習と実務経験を、どの順番で積むかを先に決めておくことが、遠回りを避ける近道です。

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「自分にはどの職種が向いているのか判断できない」 「今の経験を活かして、年収や働く環境を見直したい」

こう感じている方は、一度アドバイザーと話してみてください

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まとめ

ITエンジニアの種類は、開発系、インフラ系、業務・支援系、専門特化、マネジメント・コンサル系の5つに分類できます。20を超える職種名も、この軸で整理すれば全体像がつかめるはずです。

職種選びで意識してほしいのは、年収は職種名だけで決まらないという点でした。プログラマー575万円、システムエンジニア650万円、プロジェクトマネージャー875万円という差は、職種の違いというより担当工程の違いを表しています。job tagのITSSレベル別データでも、同じ工程内でレベルによって上限が330万円開きます。

まずは興味を持てる分野に当たりをつけて、そこから求人を見てみてください。実際の募集要項を読むと、抽象的だった職種名が具体的な仕事として見えてきます。

▼エンジニアのキャリアパス戦略をもう一度俯瞰して整理したい人は、以下の記事もおすすめです。

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よくある質問

ITエンジニアで一番年収が高い職種は何ですか?

テックゴーの求人データでは、エンジニアリングマネージャーの中央値1,025万円が最高で、次いでITコンサルタント950万円、データサイエンティスト900万円、プロジェクトマネージャー875万円と続きます。組織や事業に責任を持つ職種が上位に並ぶ結果でした。 ただし、job tagのITSSレベル別データを見ると、同じ工程内でもレベル1〜2で420万〜620万円、レベル5以上で600万〜950万円と差が開きます。職種を選ぶだけで年収が決まるわけではない点は、押さえておいてください。

未経験から目指しやすいITエンジニアの種類はどれですか?

Webエンジニア、インフラ系(サーバー・ネットワーク)、テスター・QAエンジニア、ITヘルプデスクの4つです。 job tagのデータでは、Webサービス開発に携わる人のうち入職前の実務経験は「特に必要ない」と答えた就業者が27.5%、受託開発のシステムエンジニアでは33.3%を占めています。また同サイトは、テスト実施を担当するテスターについて「未経験者でも担当することが可能」と明記しています。

ITエンジニアの転職に役立つ資格はありますか?

job tagがシステムエンジニアの関連資格として挙げているのは、基本情報技術者試験と応用情報技術者試験の2つです。いずれも情報処理推進機構(IPA)が実施する国家試験で、基礎知識の証明として広く通用します。より入門的な位置づけとしてはITパスポート試験があります。 インフラ寄りを目指すなら、AWS Certified Cloud Practitionerのようなクラウドの認定資格も選択肢です。 ただしjob tagは「特に資格を持っていなくてもIT業界で働き始めることは可能」とも書いています。資格は入り口を広げる道具であって、必須条件ではありません。