エンジニア面接の完全ガイド|よく聞かれる質問と通過率を上げる対策法を解説
2025年10月28日更新
業種に関わらず、「よく聞かれる定番の質問」や「面接で評価されるポイント」は必ずあります。エンジニアの面接の場合には、技術的・専門的な内容が加わるため、事前の準備が非常に重要です。
また、エンジニア未経験者にとっては、面接時のNGポイントやおすすめの転職サービスも気になることでしょう。本記事では、「エンジニア面接の完全ガイド」として、面接の基本フローから評価ポイントまで、詳しく解説していきます。
著者

蓬田 和己
Yomogita Kazuki
早稲田大学卒業後、レバレジーズ株式会社に入社。キャリアアドバイザーとして開発、データ職種のエンジニアの方の支援に従事。歴代最速で事業部内単月支援者数、売上1位を獲得し、組織目標の達成に大きく貢献。社内での異動、キャリアアップ、転職もどれが良いのか単純には決められないので、お客様にとって最善の選択肢を一緒に考えていきたいという思いから、MyVisionに参画。
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監修者

北野 雄大
Kitano Yudai
株式会社MyVision取締役
名古屋大学を卒業後、トヨタ自動車、デロイトトーマツコンサルティング、エクサウィザーズを経てコンサルティング業界特化のエージェントに入社。その後、株式会社MyVisionを設立。 大企業~コンサル、スタートアップまでの幅広い経験を活かしたキャリア支援に強みを持つ。
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目次
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エンジニア面接の全体像と流れ
面接対策について進む前に、まずはエンジニア面接の全体像と流れを確認しておきましょう。各段階における目的が分かれば、「何を伝えるべきか」も見えてきます。
エンジニア未経験者の面接は2~3回行われるのが一般的です。候補者の適性や意欲を多角的に評価する必要があるため、複数回におよぶ面接の機会が設けられています。
面接の基本フローを理解する
エンジニア未経験者の場合、面接は2~3回に分けて実施されるのが一般的です。基本的なフローは以下の通りです。
- 書類選考
- 一次面接(人事)
- 二次面接(技術)
- 最終面接(役員)
企業によっては技術課題やコーディングテストが事前課題として出される場合もあるため、自身が受ける企業の選考フローを確認してください。
一次面接の目的は、候補者の人柄や企業文化とのマッチ度を測ることです。人事担当者が評価するのは、専門的なスキルではありません。
ここで回答が詰まってしまうと準備不足とみなされ大きなマイナスポイントとなりますので、自己紹介や自己PRなど、スムーズかつ熱意を伝えられるように準備をしておきましょう。
続く二次面接では、配属予定部署のエンジニアリーダーやプロジェクトマネージャーなどが担当するのが一般的です。
エンジニアとしてのポテンシャルを、技術的な観点から見極めることを目的としています。未経験者の場合には、学習する意欲や問題解決に対する姿勢など、技術面以外の部分も評価対象となるでしょう。
最終面接では、候補者の価値観やキャリアビジョンが、自社とマッチするかどうかを役員や社長が評価します。企業の理念や事業内容への深い理解が重要で、5年後10年後の姿を前向きに語れるように準備しておきましょう。
面接形式の違いを押さえる
オンライン面接も対面面接も、基本的な流れに違いはありません。ただし、面接に適したインターネット環境や背景、室内の明るさなどを事前に準備しておく必要があります。
具体的なポイントは、以下の通りです。
- 通信スピードが安定するインターネット環境にする
- カメラの位置や背景など、映り方を事前に確認しておく
- 通信状況や音声状況を確認しておく
- 身だしなみは対面面接と同じように整える
- 万が一、接続不良になった場合の対応方法を確認しておく
この中でももっとも重要なことは、通信環境です。会話に支障が出るほど途切れては面接担当者もストレスを感じますし、準備不足と見られて面接自体の印象が悪くなります。
また、カメラ映りなども評価に影響するため、洗濯物や散らかっている部屋など、明らかに面接に相応しくない背景が映ってしまうことにも注意が必要です。
自宅から受けることに不安がある場合には、個室ネットカフェや地域のコワーキングスペースなどの利用も検討しておきましょう。
よく聞かれる質問と回答のコツ
エンジニア面接の特徴は「定番質問」と「技術質問」があることです。あらかじめ各質問の意図を理解し、面接担当者が知りたいことを適切に伝えつつ、自己PRが出来るように準備を整えましょう。
ここでは、定番質問と技術質問、それぞれの回答のコツを解説していきます。
定番質問への回答準備
定番質問では「志望動機」「転職理由」「強み・弱み」を聞かれるのが一般的です。ここでのポイントは、企業とマッチ度の高い人材であると人事担当者に印象付けること。回答は、自身の経験を踏まえた構成にしていきましょう。
志望動機:「なぜその企業なのか」を具体的に説明する
志望動機は「なぜエンジニアになりたいのか」を回答するものではありません。数多くある企業の中で、なぜその企業を選んだのかを適切に伝えることが重要です。
ここで注意すべきポイントは、企業選びの軸をそのまま答えてしまわないこと。特にリモート勤務の可否など、条件の良さだけを伝えるのは、面接担当者が「ウチじゃなくてもいいよね」と思ってしまうため避けるべきです。
志望動機の回答におけるコツは、各企業の開発環境や社風と自身の接点を見つけ、自分の言葉で「この企業でなければならない理由」を語れるようになることです。企業のHPや社員インタビューなどを読み込み、企業研究を深めていきましょう。
転職理由:「現職で得た経験を次にどう活かすか」を軸に話す
企業は採用にさまざまなコストをかけているため、前職と同じ理由で辞めてしまう可能性がある候補者は避けたいのが本音です。面接担当者は、この質問によって仕事選びの軸・価値観・ストレス耐性を確認し、前職からの成長を期待できるかどうかを測ります。
したがって、ネガティブな退職理由は避けつつ、「経験を次にどう活かすか」「スキルをどう発展させていくか」を軸に伝えることが回答のコツです。
例えば、よくある転職理由の一つ「キャリアアップ」を使う場合には、「前職でも〇〇という価値観を大事にして志望したが、より専門的なスキルを身につけ、自身の市場価値を高めるために転職する」など、価値観や経歴に一貫性を持たせると、成長意欲に基づいたストーリーとして伝えられるでしょう。
強み・弱み:「課題と改善」をセットで語る
強みと弱みの質問では、どれだけ深く自己分析したかが問われます。強みに関しては、実績や具体的なエピソードを交えた回答にすることがコツです。前職での成果を含める場合には、できるだけ具体的な数字を交え、分かりやすい言葉で伝えるようにしましょう。
一方、弱みに関しては正直に伝えつつ、成長するための糧にしていることを伝えるのがコツです。自身の弱みを「課題」として捉え、課題の改善に向けて実践していることなどを合わせて伝えましょう。
強み・弱みは必ずしもエンジニアに通じるものでなくても問題ありませんが、課題解決に向けて動ける主体的な人材であると印象付けることが重要です。
技術質問の傾向と対策
技術質問は、各企業が求めるスキルの有無を確認することが目的のため、採用の可否に直結する非常に重要な項目です。
エンジニアとしてのポテンシャルや学習意欲、論理的思考力など「技術力」と「業務への適性」を測る質問が中心となります。
以下で、具体的な質問例を見ていきましょう。
- プログラミングや資格取得の学習方法は?
- ポートフォリオ(開発経験)について、こだわった点は?
- 理想とするエンジニア像は?
- チーム開発において、もっとも重要だと思うことは?
- 今注目している技術やITニュースは?
面接担当者が見ているのは、技術の理解よりも「課題をどう解決したか」です。したがって、未経験者の場合でも、過去の失敗経験から学んだことを伝えると、課題に対しての向き合い方が評価されます。
例えば、前職で担当したプロジェクトでの問題解決事例など、ストーリーを意識して説明すると、より印象に残る回答にできるでしょう。技術質問への回答は正解が一つとは限りませんので、自分の考えや経験を整理し、論理的に説明することが大切です。
技術面接対策
エンジニアの選考では、候補者の技術レベルを知ることを目的とした「技術面接」を設けている企業が多くあります。ここでは、出題されやすいテーマ別に、技術面接での具体的な対策ポイントを解説していきます。
出題されやすいテーマ
エンジニアの技術面接で出題されやすいのは、「コーディング」「設計課題」「実務知識」のテーマです。通常の面接ではあまり深掘り質問や課題があるため、特に未経験からの転職では不安になりやすいポイントでしょう。
しかし、上手に答えられなかったからといって、不採用に直結するわけではありません。知ったかぶりはすぐに見抜かれてしまいますので、自分のできること・できないことを明確にしながら、しっかりと準備を整えていくことが大切です。
コーディング:アルゴリズム、データ構造、SQL
候補者の実践的なスキルや問題解決能力を測ることを目的とした「コーディング面接/コーディングテスト」を導入している企業もあります。履歴書や面接では把握できない部分のため、採用プロセスにおいて企業側が候補者のスキルを測る唯一の手段です。
コーディングテストの実施はオンライン形式、オフライン形式、持ち帰り形式、いずれかの方法となります。具体的な内容は「アルゴリズム問題の解決」や「バグ修正」などのタスクで、これらを制限時間内に解かなければなりません。
コーディングテストで主に問われるのは、アルゴリズムやデータ構造に対する理解力や、ITエンジニアにとって必須とされているSQLスキルのレベルです。
代表的な対策方法には、オンラインジャッジシステム(プログラミングの自動採点システム)の活用があります。LeetCode、HackerRank、CodeSignalなどいくつか有名なサイトがあり、それぞれ異なる難易度で問題を提供しています。
リアルタイムでフィードバックを受け取れるため、自分の実力を試すにもおすすめのツールです。
特に未経験からチャレンジする場合に、まず集中的に学ぶべきは基本的なソートアルゴリズムや検索アルゴリズムとなります。また、キュー、ツリー、グラフといったデータ構造なども頻出テーマに含まれるため、合わせて学ぶようにしましょう。
設計課題:システム設計、アーキテクチャ設計、非機能要件
コーディングと同じくらいよくある技術面接の一つには、設計課題も含まれます。システム設計の場合には、より実務に近い課題となるケースが多く、具体的な要件をどのように実現するかが問われます。
システム全体の構造を考えるアーキテクチャ設計では、具体的にどう構成するか、またどんな技術を使うかまでを考え、説明を行います。面接担当者がチェックするのはシステム全体の仕組みを俯瞰して設計できる力と、最適な技術を選ぶスキルです。
実務知識:Git、CI/CD、クラウド(AWS・GCP)
技術面接では、実務でよく使う基本的な技術を理解しているかを確認するための質問も多くあります。例えば、コードを共有・管理する仕組みの「Git」や、ソフトウェアのテストを自動化する「CI/CD」、クラウドサービスなど、実務への応用力があるかどうかを問われる質問です。
チームで開発を行うことを想定した内容が中心のため、知識を完璧に理解するよりも、実際に現場でどう使われているかをイメージできるように対策を進めることがコツとなるでしょう。
例えばGitの対策では基本操作を実践で覚えながら、友人や学習仲間と練習を行うと、チーム開発の意識が強まります。CI/CDやクラウドについては、無料学習ツールなどを活用していくのがおすすめです。
どの方法でも積極的に学んできた姿勢をアピールすることと、実際に使ってみた経験が印象を左右します。
ポートフォリオ・GitHubの活用
ポートフォリオは技術力や実績を分かりやすく示してくれるものです。特にエンジニアの転職においては、スキルや学習成果を補完する役割を果たすため、重要視されています。
Webサイトの制作物やプログラムのソースコードなど、さまざまな形のポートフォリオがありますが、単なる完成品や学習記録として提示するだけでは、やや物足りません。
企業側がポートフォリオを通じて知りたいのは、論理的な思考力や課題解決力です。そのため成果物には、「作成の目的」「使用した技術」「改善した点」を明記すると、評価されやすくなるでしょう。
ポートフォリオを作成する際には、学習したコードや成果物を公開することができるGitHubやGitLabなどのプラットフォームを活用するのがおすすめです。
面接で評価されるポイント・落ちる理由
ここからは、エンジニアの面接で評価されるポイントと、落ちる理由を解説していきます。未経験の方はもちろん、エンジニア経験者で「書類選考は通るのに面接で落とされてしまう…」と悩んでいる方はぜひチェックしてください。
面接官が見ている3つの観点
エンジニアの面接では、「技術力」「コミュニケーション力」「論理性」の3つの観点から評価を行っています。それぞれがなぜ重要なのかを理解し、面接でより高く評価されるように伝え方を工夫することが重要です。
1. 技術力(基礎・応用・設計思考)
技術職であるエンジニアの面接では、当然ながら技術力が評価される大きなポイントです。エンジニアといっても「Webエンジニア」や「インフラエンジニア」「データエンジニア」などさまざまな職種がありますが、どの分野でも共通して求められる基本スキル・知識(プログラミング言語、アルゴリズムやデータ構造への理解など)は必須としておさえておきましょう。
また、知識をいかに実際の開発で応用できるか、という点も評価されるポイントです。より効率的にアルゴリズムを活用する方法やデータの格納、配置方法などの視点を持って設計できる思考力が重要です。
2. コミュニケーション力(伝える力・チーム適性)
ものづくりやITなど、どの職種のエンジニアであっても、「一人で完結する仕事」はほとんどありません。進捗報告や技術的な相談、社内外のミーティングで仕様の確認など、1日を通してさまざまな立場の人と接する機会に溢れています。
こうした人とのやり取りで重要なことは、専門的な内容を分かりやすく伝える力、相手の意図を正しく把握する聞く力、多様な立場の人と連携を取る協働力です。
そのため面接でも、むやみやたらに専門用語を並べず、誰にでも分かりやすく伝えるように心がけたり、過去の経験から学んだ自分のチーム適性などをアピールできると、高く評価されやすくなるでしょう。
3. 論理性(課題の分解と解決プロセス)
特に技術質問において評価されるポイントとなるのが、論理性です。技術質問では、実際の業務でも起こりうる課題を想定した問題が出題され、面接担当者は候補者がエンジニアとして十分な「問題解決能力と論理的思考力を持っているか」を評価します。
ここで高く評価されるためには、課題に対してどのように解決策を導き出したかを見せることが重要です。結論から先に述べる「PREP法(結論→理由→具体例→まとめ)」を意識すると、説得力のある回答になるでしょう。
落ちる典型的な理由
エンジニアの面接で落ちる典型的な理由には「回答が抽象的」「他責思考」「再現性が弱い」が挙げられます。言葉選び一つで印象が大きく変わるため、自分の話し方を客観的に評価することが重要です。
回答が抽象的で具体性に欠ける
エンジニアの面接に落ちる典型的な理由の一つが、抽象的な回答であることです。例えば「前職で学んだスキル」について問われた際に、面接担当者が知りたいのは「前職でどんな努力をしたのか」です。
ただ持っているスキルを伝えるだけでなく、それを身につけるために取った行動が見えなければ、相手には伝わりません。数字や成果、具体的な課題解決のプロセスなどを交えて説明することで、説得力がぐっと高まります。
また、どうしても抽象的な回答をしやすい人は、面接で話すエピソードの流れを書き出すことで、使うべき表現や伝えるべき内容が見えてくるはずです。
他責思考や受け身の姿勢が見える
エンジニアは主体的に行動することが重要な仕事のため、面接中に他責思考や受け身の姿勢が見られると、落とされる理由となります。面接では転職理由や、過去の経験で抱えた問題や失敗などを聞かれることが多いですが、全体を通して「他責思考の発言が見られないか」をチェックされていると意識しておきましょう。
前職での上司や同僚を悪く言うのはもってのほかですが、例えば「環境が合わなかった」「時間が足りなかった」など、問題の原因を外部環境にしてしまう発言にも注意が必要です。この点をカバーするためには、自分の発言や話し方を客観的に知ることが重要です。
再現性(別環境でも成果を出せる根拠)が弱い
多くの企業は即戦力となるエンジニアを求めているため、募集しているポジションで成果が出せる再現性が弱ければ、落とされます。いくら前職で良い結果を出したと伝えても、採用企業側で求めているスキルや経験がなければ、評価は上がりません。
エンジニア経験の有無を問わず、「企業が求めているスキル・人物像」をしっかりと把握した上で、再現性があるスキルや経験をアピールしてください。過去の経験で磨いてきたスキルやエンジニアとしての成果の棚卸しを行い、求人との整合性を確認しましょう。
面接でやりがちなNG行動
続いては、エンジニアの面接でやりがちなNG行動を知っていきましょう。典型的なミスを防ぐためには、事前準備をしっかりと行うことが重要です。
よくある失敗例
面接では「前職の愚痴」「技術用語の羅列」「逆質問をしない」などが印象を下げてしまいます。具体的な注意点を交えて、それぞれ解説していきます。
前職の愚痴を話す
面接で前職の愚痴を話すことは、ネガティブな印象しか与えません。しかし、少しでも候補者の本音が知りたいのが面接担当者ですので、ストレートに「前職で不満を感じていた点は?」と聞かれるケースもあります。
面接担当者が前職への不満を聞く目的は、「入社後すぐに辞めるリスク」「他責思が強いかどうか」「不満を感じた場合にどう対処するか」を見極めるためです。
したがって、「不満はなかった」と嘘をつくのではなく、素直に伝えつつも転職理由や自身のキャリアプラン、志望動機などと矛盾がないように答えることが重要です。
例えば、「前職では希望の職種に就くことができなかった」を不満とした場合には、その後に「スキルアップのために自主勉強を継続し、資格取得の目標が達成できたため、今回転職を決意した」と続けると、全体的に一貫性を持たせることができます。
技術用語を並べて終わる
エンジニアの面接でよくある失敗の一つに、「技術用語を並べるだけの回答」があります。どのような質問に対する回答でも、ただ難しい専門用語を並べるだけでは、面接担当者が評価したい思考プロセスや熱意、ポテンシャルを正しく伝えることができません。
例えば「作成したポートフォリオでこだわった点は?」の質問に対しては、参考にしたものに加えたオリジナリティや、実装途中で直面したエラーから学んだことを自分の言葉で伝えると、理解力と成長意欲をアピールできます。
専門知識の量をアピールするのではなく、「課題にどう向き合ったか」「どのように成長してきたか」を、経験の背景を添えながら説明することが大切です。
「特に質問はありません」で締める
エンジニアに限らず、面接では最後に「何か質問はありますか」と聞かれます。いわゆる逆質問だけで選考結果が決まるわけではありませんが、印象を左右するのは間違いないため、有効に活用するのがベストです。
逆質問では、コミュニケーション能力や企業への関心度、モチベーションの高さなどをアピールできるため、前もって質問内容を決めておき、焦らずに対応しましょう。
例えば、語学力や持っている資格、経験などを「御社で活かせる機会はありますか」と聞けば、自己PRにつながります。あるいは、身につけるべきスキルや、現在活躍している人の特徴などは、熱意を伝えられる質問です。
ただし、企業HPを見れば分かる内容やネガティブな印象を与える質問は、かえってマイナスな印象を与えてしまうため、相手の立場に立った内容を意識しましょう。
オンライン面接での注意点
昨今はZoomやTeams、SkypeといったWeb会議システムを使ってオンライン面接を行う企業も少なくありません。特に初めてオンライン面接を受ける場合には、事前準備やマナーが分からず不安を覚える方も多いのではないでしょうか。
そこでここからは、オンライン面接で特に意識すべきポイントを解説していきます。
マイク音質・背景・照明の確認
オンライン面接はインターネット環境があれば基本的にどこからでも受けられますが、接続が遮断されないように準備をすることが重要です。特に音声が途切れてしまうと、話がスムーズに進まず印象が良くありません。
そのため、使用するデバイスはスマホやタブレットよりも音質が安定するパソコンがおすすめです。また、目立ちすぎるヘッドホンではなく、シンプルな見た目で外部の音を遮断できるイヤホンを選ぶといいでしょう。
背景や照明についても、特に自宅から受ける場合には十分な注意が必要です。何もない壁を背にする、ライトで照らして明るい印象にするなど、対面面接以上に自分の見え方を気にかけるようにしましょう。
相手の発言を遮らないテンポ感
いくら事前に通信環境を確認しても、どうしても音声のタイムラグが発生するのがオンライン面接です。発言のタイミングが面接官と被ってしまうと、マイナスな印象を与えてしまいます。そのため、面接官が話し終えたあとには一呼吸置き、ゆっくりと落ち着いて返すことが重要です。
一方で自分が話し終えたあとにも、今度は面接官側が気を遣ってしばらく待ってしまうケースもあります。話し終えたタイミングには必ず「以上です」などを付け加え、会話のテンポ感を意識しましょう。
メモを取りながら自然にリアクションを取る
オンライン面接でメモを取ることは問題なく、むしろ熱心な姿勢が好印象を与えることもあります。
ただし、勝手にメモを取り始めるのではなく、「メモを取らせていただいてもよろしいでしょうか」と許可を得ることと、手書きのメモにするのが基本です。タイピング音は響きやすく、相手に不快感を与えてしまいます。
また、オンライン面接は対面面接と比べ、無反応に見える・存在感が薄く感じられるなど、印象で損をしてしまうケースが少なくありません。オンライン面接では対面面接以上に、「声のトーン」「話し方」「リアクション」の3つを意識することが重要です。
例えば、対面面接では相槌だけで問題ない場面でも、「はい、〇〇についてですね」とオウム返しをしたり、返答時には「まず・次に・最後に」と話の構造を意識したりなど、しっかりとリアクションを取りましょう。
面接突破をサポートするサービス活用
エンジニアの面接を突破するためには、「誰にでも分かるように説明できているか」「他責思考になっていないか」などを細かくチェックすることが重要です。面接応対の質を上げていくためにも、エージェントなど専門サービスの活用をおすすめします。
面接対策を強化するエージェントの活用
もっとも効果的な面接対策をするためには、転職エージェントの活用がおすすめです。転職エージェントは企業ごとの面接傾向や質問パターンを把握しているため、通過率の高い回答例を知ることができます。
特にエンジニア未経験者や初めての転職という場合には、進むべきキャリアの方向性やポートフォリオの活用方法など、初歩的なことで悩んでいる人も多いでしょう。
転職エージェントはキャリア相談から始まり、模擬面接やポートフォリオ添削も行ってくれるので、効率よくベストなキャリアへと進んでいけます。
TechGo(テックゴー)のサポート特徴
エンジニアとしてキャリアの可能性を広げたい方は、エンジニア特化の転職エージェント「TechGo(テックゴー)」をぜひご利用ください。
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「初めての転職で何から始めるべきか分からない」「スキルや実績には自信があるが、転職活動には自信がない」という方にぴったりのサポート体制が整っていますので、まずはお気軽にご相談ください。
まとめ
エンジニア面接では、技術力だけでなく「課題解決力」と「伝える力」が評価のカギになります。 事前準備とロジカルな話し方を意識し、面接官に「一緒に働きたい」と思わせるストーリーを構築しましょう。
- TechGoのサポートを活用すれば、企業ごとの傾向に合わせた実践的な面接対策が可能*です。
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