フロントエンドエンジニアとは?仕事内容と未経験からの現実的な目指し方
2026年10月14日更新
IT業界への転職を考えて職種を調べるなかで、「フロントエンドエンジニアは未経験からでも目指しやすい」という話を目にしたことはないでしょうか。
ただ、実際にどんな仕事をしていて、今の自分でも採用されるのかまでは、なかなか見えてこないものです。
フロントエンドエンジニアは、WebサイトやWebアプリでユーザーが見て操作する画面を作るエンジニアです。スマートフォンでWebサービスを使うのが当たり前になり、画面の使いやすさがサービスの評価を左右するようになったことで、デザイナーやコーダーから分かれた専門の職種として定着してきました。
この記事では、以下の内容を解説します。
- フロントエンドエンジニアの仕事内容
- バックエンドエンジニアやWebデザイナーとの違い
- 必要なスキルと、経験年数・年齢ごとの年収
- AIの普及を踏まえたフロントエンドエンジニアの将来性
- 「未経験歓迎」の求人で実際に求められる水準
- 未経験から応募するまでの5つのステップ
IT業界での実務経験がなく、フロントエンドエンジニアを転職先の候補として考えはじめた方に、仕事の実態と現実的な目指し方をお伝えしているので、ぜひ参考にしてください。

著者
石川 喜佐
(Ishikawa Kisa)
大学を卒業後、大手システムインテグレーターである伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)に勤務。自身の現場経験を活かし、表面的な情報だけでは辿り着けない優良ポジションや狙い目の求人を数多く、ご提案。
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監修者
川村 莉子
(Kawamura Riko)
名古屋工業大学卒業後、新卒でDirbatoに入社。通信会社に対する業務改善プロジェクトや次世代ネットワーク移行案件のPMOなどに従事。自身のコンサルタント経験を活かした、IT系コンサルファームへの開発支援を得意とする。
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目次
CONTENTS
フロントエンドエンジニアとは
フロントエンドエンジニアとは、WebサイトやWebアプリケーションで、ユーザーが直接見て操作する画面(クライアント側)を設計・実装するエンジニアです。ブラウザに表示される見た目と、クリックや入力に応じた動きの両方を担当します。
たとえばECサイトであれば、フロントエンドエンジニアが担当するのは次のような仕事です。
- 商品の一覧や詳細ページを見やすく表示する
- カートに入れるボタンを押したときに画面を切り替える
- 入力フォームで住所や支払い情報の入力ミスを知らせる
- スマートフォンとパソコンのどちらでも崩れないように表示する
一方で、注文データの保存や在庫の計算、決済の処理のように、画面の裏側で動く部分はバックエンドエンジニアが担当します。フロントエンドエンジニアは、ユーザーが最初に触れる画面の使い心地に責任を持つ職種と考えるとイメージしやすいでしょう。
かつては、Webページの制作はWebデザイナーやコーダーが兼ねることが多くありました。しかし、Webサービスがアプリのように複雑な動きをするようになり、JavaScriptやフレームワークを使った開発に専門性が求められるようになったことで、独立した職種として募集されるようになりました。
なお、求人票では「フロントエンジニア」と表記されることもありますが、指している仕事は同じです。英語ではFront-end EngineerやFront-end Developerと呼ばれます。
フロントエンドエンジニアの7つの仕事内容
フロントエンドエンジニアの仕事は、デザインを画面として形にし、ユーザーが快適に使える状態で届けるまでの一連の作業です。
主な仕事内容は、次の7つです。
- HTML・CSSで画面の骨組みと見た目を作る
- JavaScriptで画面に動きをつける
- ReactやVue.jsで画面を部品に分けて開発する
- バックエンドのAPIとつないでデータを表示する
- スマートフォンなど複数の端末で崩れないよう調整する
- デザイナーと相談しながら使いやすさを改善する
- ブラウザで動作を確かめて不具合を直す
担当する範囲は企業の規模や開発体制によって変わり、少人数のチームでは7つすべてを1人で受け持つこともあります。
HTML・CSSで画面の骨組みと見た目を作る
HTMLとCSSは、Webページの画面を作るための言語です。HTMLで見出しや文章、ボタンといった画面の部品と構造を決め、CSSで色や文字の大きさ、配置などの見た目を整えます。この2つで画面を組み立てる作業は、マークアップとも呼ばれる基本の仕事です。
実務では、Webデザイナーが作ったデザインデータを見ながら、ブラウザ上で同じ見た目になるように組み立てていきます。見出しの階層や画像の説明文を正しく書いておくと、検索エンジンにページの内容が伝わりやすくなるため、SEOの面でも手を抜けない作業です。
JavaScriptで画面に動きをつける
JavaScriptは、ユーザーの操作に応じて画面を変化させるためのプログラミング言語です。HTMLとCSSだけでは画面は固定されたままですが、JavaScriptを加えると、次のような動きを実現できます。
- メニューのボタンを押すと一覧が開く
- 入力欄に誤りがあるとその場でエラーを表示する
- 画像をスライドで切り替える
- ページを再読み込みせずに新しいデータを表示する
とくに最後のページを再読み込みせずにデータを更新する仕組み(非同期通信)は、SNSのタイムラインや検索候補の表示など、今のWebサービスの多くで使われている仕組みです。
ReactやVue.jsで画面を部品に分けて開発する
現在のWebサービス開発では、JavaScriptをそのまま書くよりも、ReactやVue.jsといったフレームワークやライブラリを使う開発が主流です。これらは、ボタンや入力欄、商品カードなどを部品(コンポーネント)として作り、組み合わせて画面を組み立てるための道具です。
部品として作っておけば、同じボタンを何十ページで使っても、修正は1か所で済みます。また、Reactをもとに表示速度や検索エンジン対策を強化したNext.jsも、多くの現場で使われています。求人票の必須スキル欄にはReactやVue.jsの名前がよく並ぶため、未経験から目指す場合も避けて通れない技術でしょう。

石川 喜佐
Ishikawa Kisa
求人票の必須スキルにReactとVue.jsが並んでいても、現場で主に使っているのはどちらか一方というケースがよくあります。学習の段階では1つに絞り、作品を完成させるところまで進めましょう。
バックエンドのAPIとつないでデータを表示する
画面に表示する商品情報や会員情報の多くは、サーバー側(バックエンド)に保存されています。フロントエンドエンジニアは、API(システム同士がデータを受け渡すための窓口)を通じてそのデータを受け取り、画面に表示します。
たとえば検索画面であれば、処理の流れは次のとおりです。
- ユーザーが検索ボタンを押す
- フロントエンドがAPIに検索条件を送る
- バックエンドが条件に合う商品データを返す
- フロントエンドが受け取ったデータを一覧として表示する
通信に時間がかかったときの読み込み中の表示や、エラーが返ってきたときの案内まで用意するのも、フロントエンドの仕事です。
スマートフォンなど複数の端末で崩れないよう調整する
Webサイトはパソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットからも見られます。画面の幅に合わせてレイアウトを自動で切り替える対応を、レスポンシブデザインと呼びます。たとえば、パソコンでは横に3列並ぶ商品一覧を、スマートフォンでは1列に並べ替えるといった調整です。
また、Google ChromeやSafariなど、ブラウザの種類によっても表示が微妙に変わることがあります。主要なブラウザで同じように動くかを確かめるのも、大事な仕事です。さらに、画像の容量を抑えたり読み込みの順番を工夫したりして、表示速度を改善する役割も担います。
デザイナーと相談しながら使いやすさを改善する
フロントエンドエンジニアは、デザインをそのまま画面にするだけの役割ではありません。実際に動かしてみると、ボタンが押しにくい、入力の手順が多くて途中で離脱されやすいといった問題が見つかります。
その場合は、デザイナーに改善案を伝えて一緒に直していくのが、フロントエンドエンジニアの役目です。
逆に、デザインどおりに作ると表示が重くなる場合には、技術的な理由を説明して別の見せ方を提案することもあります。デザイナーとバックエンドエンジニアの間に立ち、使いやすさと作りやすさの両方を考えるのが、この仕事の特徴です。
ブラウザで動作を確かめて不具合を直す
作った画面は、公開する前にブラウザで動作を確かめます。ボタンを押しても反応しない、特定の画面サイズで文字が重なるといった不具合が見つかれば、原因を探して修正します。
原因を探すときに使うのが、ブラウザに付いている開発者ツールです。画面の部品の構造やエラーの内容、通信のやりとりを確認しながら、問題がHTML・CSS・JavaScriptのどこにあるのか、バックエンドから届いたデータにあるのかを切り分けていきます。
経験の浅いうちは、こうした修正の仕事から任されることが多いでしょう。不具合の原因をひとつずつ突き止めるなかで、コードを読む力が身についていきます。
フロントエンドエンジニアと似ている4職種の違い
フロントエンドエンジニアは、Webサイトやアプリの開発に関わるほかの職種と仕事が重なる部分があり、求人票でも名前が混同されがちです。
似ている4職種との違いを整理すると、次のとおりです。
| 職種 | 主な担当 | フロントエンドとの違い |
|---|---|---|
| バックエンドエンジニア | サーバー側の処理やデータ管理 | 画面ではなく裏側の仕組みを作る |
| Webデザイナー | 画面の見た目やレイアウトの設計 | デザインを作る側で、動く形にはしない |
| コーダー・マークアップエンジニア | HTML・CSSでのページ制作 | JavaScriptでの機能開発は少ない |
| Webエンジニア・フルスタックエンジニア | フロントとバックの両方 | 担当する範囲がより広い |
4職種の違いを押さえておくと、求人票を見たときに、自分が応募しようとしている仕事の範囲を正しく見極められます。
バックエンドエンジニア
バックエンドエンジニアは、ユーザーからは見えないサーバー側の処理を担当するエンジニアです。データベースへの情報の保存やログイン認証、決済の処理などが主な仕事で、PHPやJava、Python、Rubyといった言語を使います。
2つの職種は、APIを介して役割を分担しています。バックエンドがAPIを通じてデータを渡し、フロントエンドがそれを受け取って画面に表示するという流れです。同じWebサービスを、表と裏から分担して作っていると考えるとわかりやすいでしょう。
画面の動きや使い心地に興味があればフロントエンド、データの扱いや処理の仕組みに興味があればバックエンドが向いています。

バックエンドエンジニアとは何をする職種?役割・技術・キャリアをわかりやすく解説
Webデザイナー
Webデザイナーは、Webサイトの見た目を設計する職種です。配色やレイアウト、ボタンの形などを考え、FigmaやPhotoshopといったデザインツールで画面のデザインを作ります。
フロントエンドエンジニアは、そのデザインを受け取り、HTML・CSS・JavaScriptで実際に動く画面にします。デザイナーが見せ方を決め、フロントエンドエンジニアがそれを動く形にする関係です。
ただし、小規模なWeb制作会社では、デザイナーがHTML・CSSでのコーディングまで担当する場合もあります。求人票を見るときは、職種名だけでなく、デザインとコーディングのどちらが仕事の中心かを確かめましょう。
コーダー・マークアップエンジニア
コーダーは、デザインをもとにHTMLとCSSでWebページを作る職種です。マークアップエンジニアと呼ばれることもあり、表示する内容が決まっているページの制作を主に担当します。
フロントエンドエンジニアとの大きな違いは、JavaScriptやフレームワークを使った機能の開発を担うかどうかです。コーダーの仕事は見た目を正確に再現することが中心で、APIとのデータのやりとりや、操作に応じて画面を切り替える処理までは担当しない場合が多くあります。
HTML・CSSの経験はフロントエンドエンジニアの土台になるため、コーダーとして働きながらJavaScriptを身につけ、フロントエンドに移る人もいます。

コーダーとは?仕事内容・年収・向いている人と未経験からの5ステップ
Webエンジニア・フルスタックエンジニア
Webエンジニアは、Webサービスの開発に関わるエンジニアをまとめて指す言葉で、フロントエンドとバックエンドの両方を含みます。求人票の職種名が「Webエンジニア」でも、実際の担当は画面側だけの場合もあれば、サーバー側が中心の場合もあります。
フルスタックエンジニアは、フロントエンドとバックエンドの両方を1人で担当するエンジニアです。少人数で開発するスタートアップなどで求められやすく、幅広い技術の知識が必要になります。
未経験から目指すなら、まずはフロントエンドかバックエンドのどちらかで実務経験を積み、担当範囲を広げていく順番が現実的です。

石川 喜佐
Ishikawa Kisa
求人票の仕事内容にReactやTypeScriptといったフロントエンドの技術名が並んでいれば画面側、PHPやGo、AWSなどが中心ならサーバー側の仕事と見てよいでしょう。職種名だけで判断せず、使用技術の欄まで目を通すのがおすすめです。

Webエンジニアとは?仕事内容・年収・SEとの違いと未経験からのなり方
フロントエンドエンジニアに必要な7つのスキル
フロントエンドエンジニアに必要なスキルは、次の7つです。未経験から応募する時点で、それぞれどこまでできればよいかの目安もあわせて示します。
| スキル | 未経験で応募するときの目安 |
|---|---|
| HTML・CSS | デザインを見て1ページ再現できる |
| JavaScript・TypeScript | 画面の動きを自分で書ける |
| React・Vue.jsなどのフレームワーク | 1つを使って小さなアプリを作れる |
| APIとHTTP通信の基礎知識 | 外部のデータを取得して表示できる |
| UI・UXの基礎知識 | 使いにくい理由を説明できる |
| Gitによるバージョン管理 | コードをGitHubで管理できる |
| Figmaなどデザインツールの基本操作 | デザインから寸法や色を読み取れる |
7つすべてを最初から完璧にする必要はありません。まずはHTML・CSS・JavaScriptと、フレームワーク1つを優先して身につけましょう。
HTML・CSS
HTML・CSSは、フロントエンドエンジニアのすべての仕事の土台になるスキルです。見出しや段落などの構造を正しく書けることに加え、Flexbox(フレックスボックス)やGrid(グリッド)といった、要素を縦や横に並べるCSSの仕組みを使いこなせると、レイアウトを思いどおりに組めるようになります。
応募の段階では、デザインを見て、パソコンとスマートフォンの両方で崩れない1ページを自力で作れることがひとつの目安です。
なお、Web制作会社の求人では、WordPressなどのCMS(Webサイトの内容を管理するシステム)を使ったサイト構築を任される場合もあります。
JavaScript・TypeScript
JavaScriptは、画面に動きをつけるために欠かせないプログラミング言語です。変数や条件分岐、繰り返しといった基本の文法に加えて、ボタンのクリックなどの操作を受け取る処理や、サーバーからデータを取得する処理を書けるようにしておきましょう。
TypeScriptは、JavaScriptに型(データの種類)のルールを加えた言語です。書いたコードの誤りに実行前に気づけるため、チームで開発する現場で広く使われています。
求人票の必須スキルや歓迎スキルにTypeScriptが書かれていることも多いので、JavaScriptの基本を押さえたあとに学んでおくと、応募できる求人の幅が広がります。
React・Vue.jsなどのフレームワーク
ReactやVue.jsは、画面を部品に分けて効率よく開発するための道具です。フロントエンドエンジニアの求人票で名前を見かける機会が多く、実務の開発でも中心になる技術です。
Vue.jsはHTMLに近い書き方ができるため、はじめて学ぶ人にも取り組みやすい特徴があります。一方で、Reactは大規模なWebサービスでも使われており、Next.jsのように関連する技術も充実しています。
どちらを選ぶか迷ったら、応募したい企業の求人票で使われている方を選ぶのが近道です。
APIとHTTP通信の基礎知識
HTTPは、ブラウザとサーバーがデータをやりとりするときの決まりごとです。フロントエンドエンジニアは、この仕組みの上でAPIにリクエストを送り、返ってきたデータを画面に表示します。
基礎として押さえておきたいのは、次の3点です。
- GETやPOSTなど、リクエストの種類の違いを理解する
- JSON形式のデータを読み取って画面に表示する
- 200や404などのステータスコードでエラーを見分ける
バックエンドの開発までできる必要はありません。外部の公開APIからデータを取得して画面に一覧表示する程度のアプリを作れれば、応募の段階では十分です。
UI・UXの基礎知識
UIはボタンや入力欄など画面の見た目と操作部分を、UXはサービスを使ったときにユーザーが感じる体験全体を指す言葉です。フロントエンドエンジニアはデザイナーほど深い専門知識を求められませんが、使いやすさの基本は押さえておきましょう。
たとえば入力フォームでは、次のような工夫があるかどうかで、ユーザーの離脱は大きく変わります。
- 入力ミスをその場で知らせる
- 必須項目をひと目でわかるようにする
- スマートフォンでも押しやすい大きさのボタンにする
なぜこの画面は使いにくいのかを言葉で説明できると、デザイナーとの相談もスムーズに進みます。
Gitによるバージョン管理
Gitは、コードの変更の履歴を記録し、いつでも以前の状態に戻せるようにする仕組みです。複数のエンジニアが同じコードを同時に修正しても変更をまとめて管理できるため、チームで開発する現場で広く使われています。
未経験の段階では、変更を記録する、GitHubに公開する、作業を分けて進めるといった基本の操作ができれば十分です。GitHubに作品のコードを公開しておくと、選考でスキルを確認してもらう材料にもなります。
Figmaなどデザインツールの基本操作
Figmaは、Webサイトやアプリの画面デザインを作るためのツールです。Web開発の現場では、デザイナーがFigmaで作ったデザインデータを共有し、フロントエンドエンジニアがそれを見ながら画面を作ります。
フロントエンドエンジニアに求められるのは、デザインを自分で作る力ではなく、デザインデータから文字の大きさや色、余白の寸法などを正しく読み取る力です。
Web制作の現場によってはPhotoshopやIllustratorでデザインが共有されることもあるため、画像の書き出しなど基本の操作を知っておくと困りません。
フロントエンドエンジニアの年収
厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査によると、フロントエンドエンジニアを含むWeb系の開発職の平均年収は578.5万円でした。
ただし、年収はどのデータを見るかで水準が大きく変わります。厚生労働省の数値はWeb系の開発職で実際に働いている人の平均で、テックゴーが保有する求人データによると、Webエンジニアの平均年収は約773万円でした。
未経験から転職する直後の見通しは在職者の平均で、経験を積んだあとの目標は求人の相場で考えると、現実的な計画を立てやすくなるでしょう。
経験年数別の平均年収
フロントエンドエンジニアを含むWeb系の開発職について、令和7年賃金構造基本統計調査をもとにした経験年数別の平均年収は次のとおりです。
| 経験年数 | 平均年収 |
|---|---|
| 0年 | 423.92万円 |
| 1〜4年 | 423.08万円 |
| 5〜9年 | 490.42万円 |
| 10〜14年 | 561.26万円 |
| 15年以上 | 578.06万円 |
なお、月々の給与額をもとに年収へ換算した数値のため、賞与の有無などによって実際の年収は多少前後します。
注目したいのは、0年と1〜4年がほぼ同じ水準で、5年目以降に伸びていく点です。未経験で入社した直後は、前職と同じか下がる可能性も見込んでおきましょう。一方で、経験を積むにつれて年収は着実に上がっていきます。
参考:厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「システムエンジニア(Webサービス開発)」
年齢別の平均年収
同じくWeb系の開発職について、年齢別に見ると平均年収は次のように推移します。
| 年齢 | 平均年収 |
|---|---|
| 20〜24歳 | 363万円 |
| 25〜29歳 | 484.71万円 |
| 30〜34歳 | 559.52万円 |
| 35〜39歳 | 635.99万円 |
| 40〜44歳 | 686.29万円 |
| 45〜49歳 | 729.21万円 |
| 50〜54歳 | 722.41万円 |
| 55〜59歳 | 719.54万円 |
45〜49歳の729.21万円がもっとも高く、40代以降は700万円前後で推移しています。
ただし、年齢別の平均には、同じ年代で経験を長く積んだ人も含まれます。30歳前後で未経験から入る場合は、同年代の平均より低い水準からのスタートになると考えておきましょう。
参考:厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「システムエンジニア(Webサービス開発)」
テックゴー保有求人で見る転職市場での年収相場
テックゴーが保有する求人データでは、フロントエンドエンジニアの平均年収は約773万円です。近い職種と並べてみましょう。
| 職種 | 平均年収 |
|---|---|
| フロントエンドエンジニア | 約773万円 |
| バックエンドエンジニア | 約827万円 |
| フルスタックエンジニア | 約792万円 |
| Webエンジニア | 約712万円 |
求人の年収は、主に実務経験のある人を対象に提示されています。そのため、経験を積んだあとに転職で目指せる水準として見ておくとよいでしょう。
職種別では、バックエンドエンジニアがフロントエンドエンジニアを50万円ほど上回りますが、どちらも経験を積めば700万円台以上の求人が視野に入ります。

石川 喜佐
Ishikawa Kisa
同じ経験年数でも、担当した開発の内容や使ってきた技術の伝え方によって、狙える年収の水準は変わります。テックゴーのアドバイザーは元エンジニアやITコンサル出身者が多く、経歴からどの水準の求人を狙えるかを一緒に確認できます。
登録は1分で完了
フロントエンドエンジニアの将来性はある?
Webサービスの画面がなくならない限り、フロントエンドエンジニアの仕事がなくなることはありません。フロントエンドを含むWeb系の開発職の有効求人倍率は2.54倍(令和7年度)で、仕事を探している人1人に対して2.5件以上の求人がある状況です。
ただし、AIの普及によって仕事の中身は変わりつつあります。変化のポイントは、次の2つです。
- コードを書く作業の一部はAIに置き換わりつつある
- 画面設計とユーザー体験の判断は人の仕事として残る
参考:厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「システムエンジニア(Webサービス開発)」
コードを書く作業の一部はAIに置き換わりつつある
海外の開発者約3万3,000人を対象にした2025年の調査では、開発にAIツールを使っている、または使う予定の人が84%にのぼり、前年の76%から増えています。プロの開発者に限ると、51%が毎日AIツールを使う状況です。
フロントエンドの仕事でも、デザインデータからHTML・CSSのたたき台を作る、よく使う部品のコードを書くといった定型の作業は、AIで短時間に済むようになりました。
決まった形の画面をコードに起こすだけの仕事は、今後さらに減っていくと考えておくべきでしょう。
参考:Stack Overflow「2025 Developer Survey(AI)」
画面設計とユーザー体験の判断は人の仕事として残る
2025年の海外の開発者調査では、AIの出力の正確さを信頼していない人が46%と、信頼している人の33%を上回りました。AIツールへの不満の1位は、ほぼ正しいが完全ではない回答で、66%の人が挙げています。
そのため、AIが書いたコードが本当に正しいかを確かめ、直す役割は人に残ります。さらに、フロントエンドでは次のような判断も、人が担う仕事として残り続けるでしょう。
- ユーザーが迷わない画面の流れを考える
- 表示速度と見た目のどちらを優先するかを決める
- デザイナーやバックエンドと仕様をすり合わせる
AIを道具として使いこなし、画面の使いやすさに責任を持てるエンジニアであれば、未経験から目指しても将来性は十分にあります。
参考:Stack Overflow「2025 Developer Survey(AI)」
未経験者が応募できるフロントエンド求人の3タイプ
求人票に「未経験歓迎」と書かれていても、企業が想定している応募者は求人によって違います。フロントエンドの求人は、応募の前提によって次の3タイプに分けられます。
| 求人のタイプ | 応募の前提 | 押さえておきたい点 |
|---|---|---|
| 研修付きで完全未経験を採用する求人 | 学習経験がなくても応募できる | 配属先が開発とは限らない |
| 独学の成果物を前提にポテンシャル採用する求人 | 自作のアプリやコードを見られる | 年齢が上がるほど完成度が問われる |
| エンジニア系の実務経験を条件にする求人 | テストや運用などの実務経験 | 最初の就職先で経験を積んでから狙う |
今の自分がどのタイプに応募できるかを見極め、足りない部分を準備してから応募しましょう。
フロントエンドエンジニアの求人情報
官公庁系大規模システムのソリューション・DX推進プロジェクトリーダー/フロントSE(担当)
想定年収
530~800万円
勤務地
東京都(文京区)
業務内容
官公庁等のお客様向けプロジェクトの取り纏め(プロジェクトリーダやチームリーダ)として、お客様の課題を解決するシステムやアプリケーションの設計・開発や運用を行う業務のマネジメントを担っていただきます。 【職務詳細】 システムの設計・開発や提案において、以下のような業務に従事いただきます。 ●設計・開発 ・システム開発、インフラ構築における大規模プロジェクトに参画します。 具体的には、アプリケーション開発、インフラ構築、移行、運用、性能、テスト推進等の各チームまたは、PMOとして全体的なマネジメントチームに参画し、チームの取り纏めを行います。 ・顧客ニーズや課題解決を実現するプロジェクト計画を立案します。 ・プロジェクト遂行中に発生する問題について、関連する複数のチームを取り纏め、顧客との交渉を含めた調整業務を行います。 ・プロジェクトの進捗管理、品質管理等のマネジメント業務を行います。 ●提案 ・顧客ニーズ、課題の把握のための取り組みを行っていただきます。(ヒアリングや提案に係る検討、資料作成) ・市場の動向、社内外の技術やソリューションを調査し、提案スキームの検討と調整を行います。 ・各種官公庁等の主催するWG等への参画やロビー活動を通じ、顧客の事業検討を支援します。 ・顧客の実現したい政策、改善したい業務等の要求をヒアリングし、超上流工程での設計を担います。 ※面接で伺ったご経験や適性に応じて担当範囲を決定いたします。 【配属組織名】 デジタルサービスビジネスユニット(公共システム) 官公ソリューション第三本部 官公システム第一部または、官公システム第六部 【想定ポジション】 担当者クラス ※募集開始時の想定であり、選考を通じて決定の上、オファー時にご説明いたします。 【携わる事業・ビジネス・サービス・製品など】 税務行政、文教分野を支える事業を行っております。全国拠点においてお客様が利用するシステム、国民がインターネットを通じて利用できるシステムの提供をしております。 国の施策に応じ、Society5.0、DX、制度改正に対応し、継続的にサービスを更改し提供しております。 また、先端IT技術を活用することで、業務の効率化に資する提案を継続して進めています。 【働く環境】 ●配属組織構成 組織では20代~50代まで、幅広い年齢層の社員が活躍しております。 同一部内にフロントSE、アプリケーション開発、インフラ構築のチームがあり、チーム間での配置ローテーションも可能です。 同一の官公庁を担当している部署であることから、横の繋がりが強く、困った時はお互い助け合いながら仕事を進めています。 ●働き方 若手を中心に経験者採用で活躍しているメンバーもおり、働きやすい職場です。 在宅勤務と出社もフレキシブルに組み合わせながら仕事を進めていただけます。 週1回以上は、プロジェクト全員出社日を設けて、直接のコミュニケーションを図っております。 出社先は顧客先や分散拠点のPJルームでの勤務が中心とです。 お客様先での打合せ等もあり、首都圏を中心とした出張があります。 ※上記内容は、募集開始時点の内容であり、入社後必要に応じて変更となる場合がございます。予めご了承ください。 【参考資料】 ・キャリア採用サイト:https://www.hitachi.co.jp/Div/jkk/careers/index.html →公共システム事業部・公共システム営業統括本部の事業概要・インタビュー記事について紹介しています。
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【フルリモート可】フロントエンドエンジニア(エンジニア社員フルリモート率63%/平均残業時間7h)
想定年収
530~800万円
勤務地
東京都(中央区)
業務内容
【職務内容】 Web・オープン系システムを中心とした各種開発プロジェクトに参画いただきます。 金融、通信、流通、物流、EC、SaaSなど幅広い業界の案件を保有しており、多彩な技術領域に携わることが可能です。 担当フェーズも要件定義・基本設計などの上流工程から、詳細設計、開発、テスト、運用保守まで幅広く、これまでの経験や今後のキャリア希望に応じた案件へアサインします。 <業務内容例> JavaScript/TypeScriptを中心に、React、Vue.js等を用いたWebフロントエンドの設計・実装を主体的に担当し、コンポーネント設計、画面・ルーティング、状態管理、REST API等との連携、フォーム・バリデーション、非同期処理、エラーハンドリングを実装。 コンポーネントやロジックの責務を適切に分離し、状態管理、認証・認可、レスポンシブ対応、アクセシビリティ、XSS等のセキュリティ対策、レンダリング・通信・バンドルサイズ等のパフォーマンス改善、Unit/Component/E2E Test、Gitを利用したチーム開発、ビルド・デプロイまで考慮して、品質・保守性の高いWebフロントエンド開発。 ●変更の範囲 会社の定める業務
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デザインオフィス専属:フロントエンドエンジニア
想定年収
700~1,400万円
勤務地
東京都(港区)
業務内容
UI/UXデザインオフィス『Alceo』専属のフロントエンドエンジニアとして開発業務をお任せします。クライアントのビジネスとシステムを深く理解しているシンプレクスだからこそ提供できる、ビジネス⇔テクノロジー⇔ユーザーを橋渡しするUI/UXデザインに携わることができます。 これまでUI/UXデザインオフィス『Alceo』では主にUXデザイナーの採用に注力していましたが、一定程度のケイパビリティが育ってきた今、課題は細部に及ぶ緻密なUIデザインやインタラクションを顧客体験を損なわずに実装できるフロントエンドエンジニアの不足にあります。UI/UXデザインとの繋がりのあるフロントエンドの開発に携わることができます。 ・利用するサービス・ツール・ライブラリ・言語などの技術選定 ・目的に合わせたシステム設計 ・アジャイル開発 ・エンジニア視点でのサービスデザイン 【解決したい課題】 『緻密なUIデザインやインタラクションを、再現度高く効率的に実装できるチームを強化する必要がある』 ●社内の雰囲気 チームやプロジェクトのために何ができるか?お互いの長所を尊敬し合えているか?といったチームプレイの意識を大切にしています。年功序列ではなく個々人の成果に対して正当に評価を行う制度のため、競争意識が強いギスギスとした社風に思われがちですが、そのようなことは全くなく、競争よりも協調を重視する風土です。もちろん、ナレッジシェアやプロジェクトの枠を超えた勉強会の実施も積極的に行われています。 ●アサインの考え方 2020年度よりリソースマネジメントディビジョン(RMD)が創設され、PJにアサインされている全メンバー(PM含む)のアサイン期日を管理しています。全てのアサイン決定は、経営層+RMG+コンピテンシーリーダーが週に1度集まる場で協議され、ビジネス都合のみで判断される訳ではなく、当人の希望や育成観点を考慮したアサイン決定となるように会社として努力をしています。 ●評価の考え方 年に1度、評価会議の場で全従業員の翌年の理論年俸が決定されます。評価者は直属のマネージャーだけではなく、テックリード等の技術理解のあるメンバーも含まれ、1年でアサインされたPJの実績を踏まえつつ、「来期どれくらいの活躍が期待できるか?」という視点で金額評価を行い、経営層を交えた全評価者で議論を行います。 弊社では技術力の高さを適正に評価することができているからこそ、4,50代でも第一線で活躍しているエンジニアが多数います。 ※(雇入れ直後)システムの開発及びコンサルティング (変更の範囲)会社の定める業務
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016-005IT_鉄道システムwebエンジニア
想定年収
500~800万円
勤務地
兵庫県(尼崎市)
業務内容
既設の大規模カメラシステムを一括管理し、複数拠点の映像を表示、解析することで駅員の業務効率化と高度化を支援する映像解析システムや、列車の状態や位置情報をクラウド経由で取得し、Web上にリアルタイムで表示するリモートモニタリングシステムのソフトウェア開発を担当いただきます。 業務詳細: 映像解析システムは、ブラウザーで操作できる監視画面を備え、ライブ映像の確認、録画映像の再生・保存、画像解析結果に応じた通知などを通じて、駅構内やビルなど、監視業務の効率化や状況の迅速な把握・対応を支援します。 開発対象は、Web画面、バックエンド、映像配信制御、カメラ・録画装置・解析システムとの通信連携など多岐にわたります。 業務イメージ: 案件毎のプロジェクトリーダ-のもとに、案件規模に応じて2~10名のチームを組みます。 業務の習熟度により将来はプロジェクトリーダーを担っていただくことを想定しています。 働く環境: ・リモート:実機を扱うフェーズは出社メインとなりますが、開発フェーズでは業務内容や習熟度によって、上長と相談の上、週に2日程度リモートワークをする社員もいます。 ・出張:システム納入の際に、現地試験のため1日~3日程度国内出張をすることがあります。 ・転勤:将来的にキャリアアップによる転勤の可能性はありますが、基本的には同じ事業拠点で継続的に活躍されることが多いです。尚、転居を伴う異動については、ご本人の希望や、事前に家庭状況を確認するなど一定の配慮を行いながら進めています。 【変更の範囲】会社の定める業務※ ※業務の都合によっては会社外の職務に従事させるため出向又は転任を命じることがある。
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【アルムナイカンパニー】プロダクト開発(フロントエンドエンジニア/テックリード候補)
想定年収
600~900万円
勤務地
東京都(文京区)
業務内容
【主な業務内容】 老朽化UIの刷新:レガシーになりつつあるフロントエンドコードのTypeScript化・Reactでのコンポーネント再設計・リファクタリング ユーザー体験(UX)の向上:B向け管理画面の操作性向上、およびC向けSNS(コミュニティ機能)のレスポンシブ・UI改善 CS(カスタマーサクセス)やデザイナー・プロダクトチームとの連携:ユーザーの声をもとにした画面仕様の検討 生成AIを活用した開発実践:CursorやGitHub Copilot等の生成AIツールをフル活用した効率的なフロントエンド実装・テストの推進 技術的リード・育成:ジュニアエンジニアへのコードレビュー、開発ナレッジの共有、フロントエンド品質基準の策定 ※ご志向に合わせたアサインや挑戦が可能です。 【開発環境・技術スタック】 フロントエンド: React, TypeScript バックエンド: PHP, Laravel インフラ:AWS (EC2, Aurora など) その他: 生成AIツールの積極活用、GitHub、各種クラウドインフラ ※上記スタックの経験年数や種類に強く固執せず、「課題に対して最適な技術を選択・適用できるか」を重視します。 【働き方】 ワークライフバランスの実現 フレックス勤務制度やハイブリッド勤務体制(リモート×出社)を導入 経験者がスムーズに立ち上がれる、オープンな情報共有とナレッジ環境 「助け合い」「情報共有」「ナレッジ活用」を重視し、一人で抱え込まずにキャッチアップできる環境 【キャリアパス】 個人の志向性に合わせた柔軟な評価・キャリア設計 MBO制度を導入しており、半年に一度の目標設定を行っています。会社の目指す方向性と個人のありたい姿から逆算し、今どのような挑戦やキャリアを重ねていくかを上長と相談しながら設定することで、一人ひとりの成長を伴走します。 「役割をゼロから創れる」立ち上げ初期ならではの裁量と柔軟性 現在は国内開発チームの立ち上げ初期フェーズだからこそ、決まった枠組みに縛られる必要はありません。 ご自身の「やりたいこと」や「キャリアの志向性」に合わせて、役割を自ら創り、入っていくことが可能です。 ●描けるキャリア例: テックリード: アーキテクチャ選定や技術的課題の解決を牽引 EM / PL: チームビルディングや開発プロセスの構築・推進 PM・PMO: CSや事業側と深く連携し、プロダクトの企画・仕様検討からコミット
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研修付きで完全未経験を採用する求人
エンジニアとしての学習経験がなくても応募できる求人です。入社後に数週間から数ヶ月の研修を受け、プログラミングの基礎を学んでから現場に出る流れが中心になります。
門戸が広い反面、気をつけたいのが配属先です。研修はプログラミングの基礎全般を学ぶ内容で、研修のあとにフロントエンドの開発に配属されるとは限りません。テストや運用保守など、別の仕事からスタートする場合もあります。
さらに注意したいのが、エンジニアの募集と見せかけて、実際には携帯ショップの販売や家電量販店の接客などに配属する求人です。開発の仕事に就けないまま時間が過ぎると、エンジニアとしての経歴も積めません。応募の前に、次の点を確かめましょう。
- 仕事内容に開発の具体的な業務が書かれている
- 配属先の業界や担当する工程が明記されている
- 研修中の業務内容まで説明されている

石川 喜佐
Ishikawa Kisa
研修付きで完全未経験を採用する求人は、SESや受託開発の会社に多い傾向があります。テックゴーでは、エンジニアとして採用しながら販売職などに配属するような求人は徹底排除しているので、配属先が心配な方は求人選びから一緒に進めましょう。
独学の成果物を前提にポテンシャル採用する求人
独学やスクールで身につけたスキルを、自分で作ったアプリやWebサイトで示せる人を対象にした求人です。実務経験は問われない代わりに、選考ではGitHubで公開したコードや作品の完成度を見られます。
評価されやすいのは、HTML・CSSだけの静的なページではなく、ReactやVue.jsを使ってAPIからデータを取得するような、実務に近い機能を持った作品です。企業は、入社後も自分で学び続けられる人かどうかを、作品から判断しています。
年齢が上がるほど、作品の完成度や前職の経験とのつながりが厳しく見られる傾向があるため、30代で応募する場合は準備に時間をかけましょう。
他のエンジニア系の実務経験を条件にする求人
フロントエンドの実務経験は問わないものの、テストや運用保守、コーダーなど、IT・Web業界での実務経験を応募の条件にしている求人です。開発の流れやチームでの働き方をすでに知っている人を求めており、即戦力を重視する自社開発企業では、こうした条件が付くことがよくあります。
完全な未経験の段階では応募できませんが、研修付きの求人などで入社し、1〜2年ほど実務を経験すれば、応募できる段階に届くでしょう。最初の就職先で、どんな業務の経験を積めるかを考えて選ぶと、その後にフロントエンドの専門職へ移りやすくなります。
元エンジニアのアドバイザーが対応
未経験からフロントエンドエンジニアになる5ステップ
未経験からフロントエンドエンジニアを目指す流れは、次の5ステップです。
- HTML・CSS・JavaScriptの基礎を学ぶ
- ReactやVue.jsで小さなアプリを作る
- GitHubでコードを公開してポートフォリオにまとめる
- 前職の経験を志望理由として言葉にする
- 応募する求人のタイプを決めて応募する
学習を進める期間は人によって変わるため、各ステップには、次に進んでよいかを判断する目安を添えています。
HTML・CSS・JavaScriptの基礎を学ぶ
最初は、画面を作る土台になるHTML・CSSと、動きをつけるJavaScriptの基礎から学びます。学習サイトや書籍で独学する方法と、プログラミングスクールに通う方法があり、働きながら学ぶなら、質問できる相手がいるかどうかで選ぶとつまずきにくくなります。
次に進む目安は、簡単なデザインを見てHTML・CSSで1ページを再現し、JavaScriptでボタンやメニューを動かせるようになることです。この段階で文法を完璧に覚えようとせず、わからない部分を調べながら書けるようになれば十分でしょう。
ReactやVue.jsで小さなアプリを作る
基礎を押さえたら、ReactかVue.jsのどちらか1つを選び、小さなアプリを作ります。教材を写すだけでなく、自分で考えた機能を1つ加えると、実務に近い力が身につきます。
題材は、次のような身近なものがおすすめです。
- 天気予報のAPIで地域ごとの天気を表示する
- 読んだ本を登録して一覧で管理する
- 家計簿の支出をグラフで表示する
作り終えたら、スマートフォンでも崩れずに表示できるかまで確認しておきましょう。
GitHubでコードを公開してポートフォリオにまとめる
作ったアプリのコードはGitHubで公開し、誰でも見られる状態にしておきます。あわせて、作品の一覧をまとめたポートフォリオのページも用意します。作品ごとに、次の内容を書き添えておきましょう。
- 作った理由と解決したかった課題を書く
- 使った技術とそれを選んだ理由を書く
- 工夫した点や苦労して乗り越えた点を書く
副業ができる環境であれば、クラウドソーシングで小さなWebサイト制作を受け、実績として加える方法もあります。作品の数を増やすより、1つひとつの説明を丁寧にするほうが、選考で話せる材料が増えます。
ポートフォリオの作り方については、次の記事でも解説しています。ぜひ参考にしてください。

エンジニアポートフォリオの作り方6STEP|題材24選(NG例と公開手順)
前職の経験を志望理由として言葉にする
未経験の採用では、スキルとあわせて、なぜフロントエンドエンジニアになりたいのかが見られます。前職の経験と結びつけて話せると、志望理由に説得力が生まれます。前職ごとの結びつけ方の例は、次のとおりです。
| 前職 | フロントエンドで活きる経験 |
|---|---|
| 営業・接客 | 顧客の要望を聞き取って形にする力 |
| 事務・バックオフィス | 使いにくい業務画面に気づく視点 |
| 企画・マーケティング | 数値をもとに改善を提案する力 |
| デザイン・制作 | 見た目の意図をくみ取る力 |
大切なのは、経験を並べるだけでなく、その経験がユーザーにとって使いやすい画面づくりにどうつながるかまで言葉にすることです。

石川 喜佐
Ishikawa Kisa
志望理由は、面接で深掘りされても答えられるかどうかで説得力が変わります。テックゴーでは面接対策を回数無制限でおこなっているので、前職の経験の伝え方も納得いくまで練習できます。
エンジニア特化の転職エージェント
応募する求人のタイプを決めて応募する
準備が整ったら、自分の状況に合った求人のタイプを決めて応募します。目安は次のとおりです。
| 今の状況 | 応募先の目安 |
|---|---|
| 作品があり20代 | 成果物を前提にポテンシャル採用する求人 |
| 作品の準備が足りない | 研修付きで完全未経験を採用する求人 |
| 30代で作品の完成度に不安がある | コーダーなど周辺の職種から入る |
コーダーやテストの仕事から入り、働きながらJavaScriptやフレームワークを身につけてフロントエンドに移る道もあります。
最初の1社でフロントエンドの仕事に就けなくても、エンジニア系の実務経験を積めば、応募できる求人の幅は広がります。
フロントエンドエンジニアへの転職相談ならテックゴー
未経験からフロントエンドエンジニアを目指すときは、学習だけでなく、どの求人に応募し、最初の1社をどう選ぶかで、その後のキャリアの進み方が変わります。
テックゴーは、エンジニア・ITコンサル領域に特化した転職エージェントです。元エンジニアのアドバイザーが、これまでの経歴や学習の状況をふまえて、今の自分が狙える求人を一緒に整理します。
- 元エンジニアのアドバイザーに、応募できる求人を相談できる
- エンジニアの募集なのに販売職などに配属する求人は扱わない
- 面接対策は回数無制限で、志望理由の伝え方を練習できる
フロントエンドエンジニアへの一歩をどこから踏み出すか迷っているなら、まずはアドバイザーに今の状況を話してみましょう。
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まとめ
この記事では、フロントエンドエンジニアの仕事内容と似ている職種との違い、必要なスキル、年収、将来性を解説しました。
フロントエンドエンジニアは、ユーザーが触れる画面の使いやすさに責任を持つ職種です。AIの普及で仕事の中身は変わりつつありますが、Webサービスの画面がある限り、その役割はなくなりません。
未経験から目指す場合は、「未経験歓迎」の求人でも応募の前提が違う点を押さえ、学習の進み具合や年齢から、どのタイプの求人を狙うかを先に決めておきましょう。
HTML・CSS・JavaScriptの基礎と作品づくりから始め、自分が応募できる求人を見極めることが、遠回りしないための近道になるでしょう。
自分の経歴でどの求人を狙えるか、最初の1社をどう選べばよいか迷ったときは、テックゴーに相談してみましょう。元エンジニアのアドバイザーが、学習の状況や前職の経験をふまえて、無理のない応募先を一緒に考えます。
面接対策は回数無制限
よくある質問
フロントエンドとバックエンドはどちらが難しいですか?
難しさの種類が違うため、どちらが上とは言えません。フロントエンドは、画面の見た目や操作への細かな対応と、技術の入れ替わりの早さに難しさがあります。バックエンドは、データの扱いや処理の仕組み、セキュリティを設計する難しさがあります。 未経験から学びはじめる場合、フロントエンドは書いたコードの結果を画面ですぐに確認できるため、手応えを感じながら学びやすいでしょう。
フロントエンドエンジニアはきついですか?
きついと感じやすい場面はあります。主な理由は次のとおりです。 ・技術の入れ替わりが早く学び続ける必要がある ・デザイナーとバックエンドの間で調整が多い ・企業によって担当範囲が大きく違う 一方で、作った画面をユーザーがすぐに使ってくれる手応えがあり、新しい技術を試すのが好きな人には続けやすい仕事です。入社前に担当範囲や開発体制を確かめておくと、入社後のきつさは減らせます。
30代の未経験からでもフロントエンドエンジニアを目指せますか?
30代の未経験からでも目指せます。ただし、20代と比べると、ポテンシャルだけで採用される求人は限られます。30代で応募するときは、次の2つをそろえておきましょう。 ・実務に近い機能を持った作品を用意する ・前職の経験と開発の仕事を結びつけて話す 作品の準備が間に合わない場合は、コーダーやテストなど周辺の職種から入り、実務経験を積んでからフロントエンドに移る方法もあります。
資格は取っておいたほうがよいですか?
資格がなくてもフロントエンドエンジニアにはなれます。未経験の選考では、資格よりも自分で作った作品が重視されます。ただし、学習の区切りや知識の証明として、次のような資格を取っておくのはひとつの方法です。 ・HTML5プロフェッショナル認定試験 ・基本情報技術者試験 ・Webクリエイター能力認定試験 資格の勉強に時間をかけすぎず、作品づくりと並行して進めましょう。
経験を積んだ後はどんなキャリアがありますか?
経験を積んだあとは、主に次のようなキャリアがあります。 ・フロントエンドの専門性を深めるスペシャリスト ・バックエンドも担うフルスタックエンジニア ・使いやすさの設計に強いUIUXエンジニア ・チームの技術を率いるテックリード どの道に進むかは、実務を経験しながら、自分が面白いと感じる仕事を見つけて決めるとよいでしょう。
