大手SES企業一覧|転職するならどこ?安定性・成長性・働きやすさを比較
2026年10月08日更新
「大手SES企業にはどのような会社があるのか」「年収や働き方は中小SESとどう違うのか」と気になっている方もいるでしょう。
SES企業は会社によって、得意な業界や案件、給与水準、教育・キャリア支援などが異なります。そのため、会社の規模だけでなく、入社後にどのような経験を積めるのかまで比較することが大切です。
この記事では、以下の内容を解説します。
- 大手SES企業10社の売上・年収・平均勤続年数
- 大手SES企業で働くメリット・デメリット
- 大手SES企業の年収・待遇
- 自分に合った企業を見極めるポイント
- 大手SES企業への転職を目指す方法
大手SES企業10社のデータを比較しながら、企業選びで確認したいポイントまで詳しく解説します。

著者
江原 万理
(Ehara Mari)
大学を卒業後、事業会社を楽天グループにてマーケティングコンサルタントとしてMVPを受賞。ITエンジニアやCRM領域からIT系コンサルファームへの転職支援に強みを持つ。特に面接対策を強みとしており、量・質ともに業界トップクラスの転職成功率を有する。
プロフィール詳細を見る

監修者
串田 聡太
(Kushida Sota)
明治大学卒業後、富士通株式会社にて、自社製品に加えSAPやSalesforce導入、DX提案などを経験。その後、パーソルキャリア株式会社にて、ITエンジニアの転職支援を担当。業界トップクラスの実績を有する。
プロフィール詳細を見る
目次
CONTENTS
大手SES企業とは?定義と特徴
SESと一口に言っても、規模や体制で働き方と得られる経験はまったく変わります。ここではSESの仕組みを整理したうえで、大手と呼ばれる基準、中小企業との違いを解説していきます。
SES(システムエンジニアリングサービス)の仕組み
SESとは、自社所属のエンジニアをクライアント先に常駐させ、システム開発や運用・保守を支援する契約形態のことです。
エンジニアはクライアントのチームに入り、成果物ではなく「作業時間」に応じて報酬が支払われます。納期や成果物が明確な請負契約とは違い、SESではクライアントの指示に従って業務を進めるのが基本です。
自社開発のように自社プロダクトを作るわけではないものの、多様な業界・プロジェクトに関われる柔軟性が魅力です。ただし、配属先や案件で業務内容が大きく変わるのが特徴です。
こちらの記事では、SESの仕組みや働き方、将来性を基礎から解説しています。そもそもSESという契約形態を正確に押さえてから企業比較に進みたい方におすすめです。

SESとは?仕組み・働き方・将来性をわかりやすく解説
大手SES企業と呼ばれる基準
SES業界には、明確な大手の定義がありません。この記事では、次の条件を満たす企業を大手SES企業として扱っています。
| 基準 | 目安 |
|---|---|
| 売上規模 | 年商100億円以上 |
| 従業員数 | 連結で500名以上 |
| 経営データの公開 | 本体または親会社が有価証券報告書を公開している |
| 取引先 | 金融・通信・製造など大手企業との取引が多い |
| 教育・キャリア支援 | 研修や資格取得支援の制度がある |
次の見出しで紹介する10社は、いずれも表の上から3つの条件を満たしています。年商1,000億円を超える企業だけでなく200億円前後の企業も含めたのは、有価証券報告書で年収や勤続年数を確認できる点を重視したためです。なお、富士ソフトとテクノプロ・ホールディングスはすでに上場を廃止していますが、直近まで有価証券報告書を公開していたため対象に含めました。
規模の大きさだけでなく、経営データを自分で確かめられるかどうかも、会社選びの大切な判断材料です。
中小SES企業との違い
大手と中小のSES企業では、案件の安定性やサポート体制、待遇面において、次のような違いがあります。
| 大手SES企業 | 中小SES企業 | |
|---|---|---|
| 案件の安定性 | 取引先が多く長期安定。 | 取引先が限られ案件の波が出やすい。 |
| 教育制度 | 研修・資格支援・面談まで整備。 | OJT中心。体系的な研修は少なめ。 |
| 待遇面 | 給与・福利厚生・昇給が安定。 | 企業差が大きく賞与・福利厚生が限定的な場合も。 |
大手SES企業は安定性とサポートが魅力です。腰を据えて長期的にキャリアを築きたい方に向いています。
一方で中小SES企業は、裁量の大きさやスピード感が魅力で、若いうちから実践経験を積みたい人や、自主的に成長したい人に向いている傾向があります。
自分がどちらタイプか判断しきれない場合は、IT転職に精通したアドバイザーに相談してみるのが早道です。
大手SES企業10社を比較|売上・年収・平均勤続年数一覧
大手SES企業と一口にいっても、得意とする業界や給与の水準、社員の勤続年数は会社ごとに異なります。そのため、売上規模だけで選ぶと、入社後に想像していた働き方と違うと感じることもあるでしょう。
なお、今回の10社には、SIerとして知られる企業や技術者派遣の会社も含まれています。いずれもエンジニアが取引先に常駐して開発や運用を支援する働き方があるため、大手SES企業の比較対象として選びました。
ここでは、代表的な10社の売上高・従業員数・平均年収・平均勤続年数を、各社の有価証券報告書をもとに一覧にまとめました。
| 企業名 | 得意な領域 | 売上高 | 従業員数 | 平均年収(平均給与) | 平均勤続年数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 富士ソフト | 幅広い業界の開発 | 3,174億8,200万円 | 1万9,689人 | 640万円 | 10.0年 |
| DTS | 金融・通信 | 1,352億円 | 6,135人 | 658万7,000円 | 15.1年 |
| NSD | 金融 | 1,178億1,300万円 | 4,555人 | 751万円 | 14.9年 |
| システナ | 自動車・IoT | 944億円 | 5,301人 | 519万4,782円 | 6.3年 |
| NSW | 組込み・業務システム | 524億3,100万円 | 2,536人 | 648万7,000円 | 14.0年 |
| 鈴与シンワート | 人事給与・クラウド | 206億7,000万円 | 918人 | 725万1,000円 | 10.6年 |
| ソルクシーズ | 銀行・証券 | 173億5,900万円 | 866人 | 609万1,090円 | 14.7年 |
| コムチュア | クラウド | 381億900万円 | 1,964人 | 約700万円 | 8.7年 |
| フォーカスシステムズ | 公共・通信 | 356億9,800万円 | 1,434人 | 627万2,000円 | 10.75年 |
| テクノプロ・デザイン | 技術者派遣 | 2,389億6,600万円(親会社の連結) | 3万649人(親会社の連結) | 非公開 | 非公開 |
(※売上高と従業員数は連結の数値で、フォーカスシステムズのみ単体の数値です。平均年収と平均勤続年数は提出会社の数値です。富士ソフトは2024年12月期、ソルクシーズは2025年12月期、それ以外の会社は2026年3月期の有価証券報告書をもとに記載しています。テクノプロ・デザインは単体の数値を公表していないため、売上高と従業員数は親会社であるテクノプロ・ホールディングスの2025年6月期の数値を記載しています)
平均年収はNSDの751万円が最も高く、平均勤続年数はDTSの15.1年が最長でした。給与の高さと勤続年数の長さをあわせて見ると、その会社で長く働けるかどうかが判断しやすくなります。それでは、各社の特徴を順に見ていきましょう。
富士ソフト|独立系最大手で幅広い案件を持つ
富士ソフトは、特定のメーカーや親会社の系列に属さない独立系のSIerです。2024年12月期の連結売上高は3,174億8,200万円と、今回の10社のなかで最も大きな規模を持っています。
富士ソフトの基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 企業分類 | 独立系 |
| 売上高 | 3,174億8,200万円 |
| 従業員数 | 1万9,689人 |
| 平均年収 | 640万円 |
| 平均年齢 | 35.6歳 |
| 平均勤続年数 | 10.0年 |
| 得意な領域 | メーカー・金融など幅広い業界の開発 |
| 数値の時点 | 2024年12月期 |
メーカーや金融機関をはじめ、幅広い業界の企業と取引している点が強みです。平均年収は640万円で、平均年齢は35歳7ヶ月、平均勤続年数は10年と、30代半ばの社員が中心の会社です。関わる業界を広げながら経験を積みたい人にとって、案件の選択肢が多い富士ソフトは有力な候補でしょう。
一方で、同社は米投資ファンドKKRによる公開買付けを経て、2025年5月16日に上場を廃止しました。今後は有価証券報告書による最新データの開示が限られるため、応募前には求人票や面接で待遇を確認しましょう。
参照:富士ソフト株式会社「有価証券報告書 第55期(2024年12月期)」 参照:日本取引所グループ「上場廃止等の決定:富士ソフト(株)」
DTS|金融・通信領域に強い
DTSは、独立系のSIerです。2026年3月期の連結売上高は1,352億円で、連結の従業員数は6,135名にのぼります。
DTSの基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 企業分類 | 独立系 |
| 売上高 | 1,352億円 |
| 従業員数 | 6,135人 |
| 平均年収 | 658万7,000円 |
| 平均年齢 | 39.7歳 |
| 平均勤続年数 | 15.1年 |
| 得意な領域 | 金融・通信 |
| 数値の時点 | 2026年3月期 |
大手金融機関や通信事業者向けの開発を得意としており、信頼性が強く求められる大規模システムを数多く手がけています。金融や通信のシステムは止まることが許されないので、品質管理やプロジェクト管理の経験を積みやすい環境でしょう。
また、平均勤続年数は15.1年と、今回の10社のなかで最も長い水準です。平均年収も658万7,000円と高く、給与と勤続年数の両方が高い点は、腰を据えて働きたい人にとって大きな魅力です。
NSD|10社で平均年収トップの独立系
NSDは、1969年に大阪で設立された独立系のSIerです。2026年3月期の平均年収は751万円で、今回比較した10社のなかで最も高い水準でした。
NSDの基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 企業分類 | 独立系 |
| 売上高 | 1,178億1,300万円 |
| 従業員数 | 4,555人 |
| 平均年収 | 751万円 |
| 平均年齢 | 39.2歳 |
| 平均勤続年数 | 14.9年 |
| 得意な領域 | 金融 |
| 数値の時点 | 2026年3月期 |
事業の柱は金融分野で、セグメント別の売上高では金融ITが約3割を占めています。業績も伸びており、2026年3月期の連結売上高は前期比9.3%増の1,178億1,300万円に達しました。
平均勤続年数も14.9年と長く、平均年齢は39.2歳です。高い給与水準と長く働ける環境がそろっている点は、NSDならではの強みでしょう。金融系の業務知識を身につけながら年収を上げたい人に向いている企業です。
システナ|自動車・IoTなど先端領域に強い
システナは、東証プライムに上場する独立系のIT企業です。2026年3月期の連結売上高は944億円で、前期から12.9%増えました。
システナの基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 企業分類 | 独立系 |
| 売上高 | 944億円 |
| 従業員数 | 5,301人 |
| 平均年収 | 519万4,782円 |
| 平均年齢 | 31.2歳 |
| 平均勤続年数 | 6.3年 |
| 得意な領域 | 自動車・IoT |
| 数値の時点 | 2026年3月期 |
なかでも伸びているのが次世代モビリティ事業です。国内の主要な完成車メーカーとの直接取引が順調に進み、売上高は前期比36.6%増の75億6,900万円に拡大しました。自動車メーカーと直接取引できる立場で開発に関われる点は、エンジニアにとって大きな強みです。
一方で、平均年収は519万4,782円と10社のなかでは低めでした。ただし、平均年齢が31.2歳、平均勤続年数が6.3年と若手の多い会社なので、年収の低さには年齢構成が影響していると考えられます。自動車やIoTといった成長分野で、若いうちから技術を磨きたい人に向いている企業でしょう。有給休暇の取得率が81.9%と高い点も魅力です。
参照:株式会社システナ「有価証券報告書(2026年3月期)」
NSW|組込みとソリューションの二本柱
NSWは、1966年に設立された独立系のIT企業です。2022年8月に、日本システムウエアから現在の社名に変わりました。2026年3月期の連結売上高は524億3,100万円です。
NSWの基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 企業分類 | 独立系 |
| 売上高 | 524億3,100万円 |
| 従業員数 | 2,536人 |
| 平均年収 | 648万7,000円 |
| 平均年齢 | 41.3歳 |
| 平均勤続年数 | 14.0年 |
| 得意な領域 | 組込み・業務システム |
| 数値の時点 | 2026年3月期 |
事業は4つのセグメントで構成されています。なかでも中心となるのが、自動車や産業機器に組み込むソフトウェアを開発するエンベデッド領域と、企業の業務システムを支えるエンタープライズ領域です。ひとつの会社で両方の経験を積めるので、キャリアの方向性をあとから選びやすいでしょう。
さらに、月平均の時間外労働は18時間01分、有給休暇の取得率は75.0%と、働きやすさを示す数値も開示されています。組込みと業務システムのどちらに進むか迷っている人にとって、両方の道を選べる環境は大きな魅力です。
鈴与シンワート|健康経営銘柄に選ばれた働きやすさ
鈴与シンワートは、静岡市に本社を置く鈴与株式会社を親会社とするIT企業です。物流事業も手がけていますが、売上の83%は情報サービス事業が占めています。IT分野では、人事給与や会計のパッケージソリューションとクラウドサービスが業績をけん引しています。
鈴与シンワートの基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 企業分類 | 鈴与グループ |
| 売上高 | 206億7,000万円(物流事業を含む) |
| 従業員数 | 918人 |
| 平均年収 | 725万1,000円 |
| 平均年齢 | 41.6歳 |
| 平均勤続年数 | 10.6年 |
| 得意な領域 | 人事給与・会計パッケージ、クラウド |
| 数値の時点 | 2026年3月期 |
同社のいちばんの特徴は働きやすさです。2026年3月には、経済産業省と東京証券取引所が選ぶ「健康経営銘柄2026」に初めて選ばれました。また、新卒社員の3年以内離職率は、2023年度入社が8.3%、2024年度入社が2.9%と低い水準です。
加えて、平均年収は725万1,000円と10社のなかで2番目に高く、前期から4.35%上がっています。働きやすさと給与の水準を両立したい人にとって、有力な選択肢になる企業でしょう。
参照:鈴与シンワート株式会社「有価証券報告書 第79期(2026年3月期)」
ソルクシーズ|銀行・証券など金融系に強い
ソルクシーズは、1981年に設立された独立系のIT企業です。2025年12月期の連結売上高は173億5,900万円で、前期から8.2%増えました。
ソルクシーズの基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 企業分類 | 独立系 |
| 売上高 | 173億5,900万円 |
| 従業員数 | 866人 |
| 平均年収 | 609万1,090円 |
| 平均年齢 | 41.4歳 |
| 平均勤続年数 | 14.7年 |
| 得意な領域 | 銀行・証券 |
| 数値の時点 | 2025年12月期 |
事業の中心は、金融業界や情報・通信業界向けのシステム開発です。グループ会社にも金融分野を専門とする会社が多く、次のような開発を手がけています。
- 銀行向けのシステムやパッケージを開発する
- 証券・銀行の市場系システムを開発する
- 投資顧問業向けの業務システムを開発する
金融システムは法改正や決済手段の変化にあわせて改修が続くので、案件が途切れにくい分野です。平均勤続年数は14.7年と長く、平均年収は609万1,090円でした。銀行や証券の業務知識は他社でも評価されやすく、将来の転職でも強みになるでしょう。
参照:株式会社ソルクシーズ「有価証券報告書 第46期(2025年12月期)」
コムチュア|クラウド領域で成長を続ける
コムチュアは、クラウドを中心としたシステム開発に強みを持つ独立系のIT企業です。海外の大手SaaSベンダーと連携し、クラウドサービスの導入支援やシステムの構築を手がけています。
コムチュアの基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 企業分類 | 独立系 |
| 売上高 | 381億900万円 |
| 従業員数 | 1,964人 |
| 平均年収 | 約700万円 |
| 平均年齢 | 35.5歳 |
| 平均勤続年数 | 8.7年 |
| 得意な領域 | クラウド |
| 数値の時点 | 2026年3月期 |
業績は堅調で、2026年3月期の連結売上高は前期比4.9%増の381億900万円と、直近5年で最も高い水準でした。さらに、2032年3月期に売上高1,000億円を目指す計画も掲げています。
待遇の面では、2025年度も平均5.1%の昇給を実施しており、平均年収は約700万円です。クラウドの導入経験は市場での評価が高く、年収アップにつながりやすいスキルです。
参照:コムチュア株式会社「有価証券報告書(2026年3月期)」
フォーカスシステムズ|公共・通信分野の実績が豊富
フォーカスシステムズは、1977年に設立された独立系のIT企業です。2026年3月期の売上高は前期比9.7%増の356億9,800万円で、売上・利益ともに過去最高を更新しました。
フォーカスシステムズの基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 企業分類 | 独立系 |
| 売上高 | 356億9,800万円 |
| 従業員数 | 1,434人 |
| 平均年収 | 627万2,000円 |
| 平均年齢 | 36.4歳 |
| 平均勤続年数 | 10.75年 |
| 得意な領域 | 公共・通信 |
| 数値の時点 | 2026年3月期 |
公共分野では、1988年に現在のNTTデータの前身である日本電信電話と取引を始めて以来、マイナンバー関連や社会保険・年金に関わるシステムを長く手がけています。また、創業当時から電話やインターネットの通信制御システムの開発も続けており、通信分野にも強みがあります。
加えて、一次請けの比率を高めて利益を伸ばしている点も特徴です。平均年収は627万2,000円で、前期から6.59%上がりました。社会インフラに近いシステムに長く関わりながら、上流工程の経験も積みたい人に向いている企業でしょう。
参照:株式会社フォーカスシステムズ「有価証券報告書 第50期(2026年3月期)」
テクノプロ・デザイン|技術者派遣最大手グループの一角
テクノプロ・デザインは、技術者派遣の最大手であるテクノプロ・ホールディングスのグループ会社です。親会社の2025年6月期の連結売上収益は2,389億6,600万円で、グループとして大きな事業規模を持っています。
テクノプロ・デザインの基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 企業分類 | テクノプロ・グループ |
| 売上高 | 非公開(親会社の連結で2,389億6,600万円) |
| 従業員数 | 非公開(親会社の連結で3万649人) |
| 平均年収 | 非公開 |
| 平均年齢 | 非公開 |
| 平均勤続年数 | 非公開 |
| 得意な領域 | 技術者派遣 |
| 数値の時点 | 親会社は2025年6月期 |
技術者派遣の会社では、正社員として雇用されたまま、取引先の開発プロジェクトに参画して働く形が一般的です。大手グループの一員なので、配属先の選択肢が多い点は強みでしょう。
なお、テクノプロ・ホールディングスは投資ファンドのブラックストーンによる公開買付けを経て、2025年12月9日に上場を廃止しました。テクノプロ・デザイン単体の平均年収や平均勤続年数は、もともと公表されていません。そのため、ほかの9社のようにデータで比べることは難しい企業です。応募前には、求人票や面接で年収の水準と評価制度を直接確認しましょう。
参照:テクノプロ・ホールディングス株式会社「2025年6月期有価証券報告書」
経歴をもとに、どの大手なら合格・活躍できるのか。キャリアのプロが客観的に診断してベストな選択肢を提案します。
大手SES企業で働くエンジニアの評判・口コミ傾向
大手SES企業の口コミを見ると、教育制度や案件の幅広さを評価する声が目立ちます。一方で、配属先や評価制度への不満もあり、両方を知っておくと入社後のギャップを減らせるでしょう。よく見られる声は、次の2つに分けられます。
- 教育体制や案件の幅広さを評価する声がある
- 配属先や評価制度に不満を持つ声もある
それでは、順に見ていきましょう。
良い評判・口コミ
大手SES企業に寄せられるポジティブな声は、次のとおりです。
- 幅広い業界の案件に関われ、スキルの幅が広がる
- 研修制度や資格取得支援が整っている
- 大手企業の案件が多く、安定した環境で働ける
- 営業担当のフォローが手厚く、相談しやすい
- 残業が少なく、私生活と両立しやすい現場もある
とくに、研修や資格取得の支援を受けながら経験を積める点は、大手ならではの強みとして評価されています。ただし、残業の少なさは配属される現場によって差があるため、応募前に確認しておきましょう。
悪い評判・口コミ
一方で、改善を求める声もあります。
- 希望と違う現場に配属されることがある
- 商流が深い案件では、上流工程に関わりにくい
- 常駐先によって職場環境や働き方に差が出る
- 昇給や昇進の基準がわかりにくい
- 待機期間中の給与やフォローに不満を感じる人もいる
大手SES企業は経営が安定していますが、配属先によって仕事内容や環境に差が出る点には気をつけましょう。入社前に、働き方とキャリアのどちらを優先したいのかを整理しておくと、ミスマッチを避けられます。
こちらの記事では、SESがやめとけと言われる理由を5つに分け、後悔しない優良企業の条件を解説しています。ネガティブな評判の中身を先に押さえておきたい方におすすめです。

SESはやめとけと言われる5つの理由!優良企業の特徴や向いている人を解説
大手SES企業のメリット
大手SES企業には、規模の大きさを活かした経営基盤と、エンジニアの成長を支える制度が整っています。代表的なメリットは次の3つです。
大手SES企業のメリット
- 案件の豊富さと安定性
- 福利厚生・教育体制の充実
- キャリアの幅を広げやすい
それぞれの内容を詳しくみていきましょう。
案件の豊富さと安定性
大手SES企業の最大の魅力は、安定した経営基盤と豊富な案件数です。
取引先は金融、通信、製造、官公庁など国内を代表する大手企業が中心です。長期プロジェクトへの参画機会が多く、景気変動の影響を受けにくいのが特徴です。
複数企業と継続的に取引しているため案件は常に一定数確保されており、エンジニア一人ひとりのスキルや希望に合わせて配属が決まります。安定した環境で経験を積みつつ、多彩な業界・技術に触れたい人にとって理想的な場所といえるでしょう。
福利厚生・教育体制の充実
大手SES企業には、エンジニアの定着と成長を支える教育・サポート体制が整っています。
入社時の技術研修や階層別研修、資格取得支援、外部セミナーの受講補助など、スキルアップを継続的に支援する制度が豊富です。専任キャリアアドバイザーによる定期面談や配属後のフォロー体制もあり、現場の課題やキャリアの相談もしやすい環境です。
住宅手当、健康サポート、リモートワーク制度など福利厚生も手厚く、ワークライフバランスを保ちながらキャリアを築けるのが大手SES企業の強みです。
実際に、有価証券報告書で働きやすさに関する数値を開示している企業もあります。
| 企業名 | 開示されている内容 |
|---|---|
| NSW | 月平均の時間外労働18時間01分、有給休暇の取得率75.0% |
| システナ | 有給休暇の取得率81.9% |
| 鈴与シンワート | 2026年3月に「健康経営銘柄2026」に初選定 |
福利厚生の手厚さは、こうした公開データで確かめると判断しやすくなります。
参考:有価証券報告書(2026年3月期)(株式会社システナ)
参考:有価証券報告書 第79期(2026年3月期)(鈴与シンワート株式会社)
キャリアの幅を広げやすい
大手SES企業は、多彩な業界・技術領域の案件を扱っているため、エンジニアとしての経験値を着実に広げられます。
システム開発、インフラ構築、クラウド運用、PM支援など幅広いプロジェクトに携われるので、技術スキルに加えて、業界知識やマネジメント力も磨けます。
また、経験を積んだ後は自社開発企業やITコンサル、マネジメント職などへのキャリアチェンジも可能で、柔軟なキャリアパスを描きやすいのも特徴です。
長期的にスキルを磨きながら、自分らしいキャリアを築きたい方にとって、大手SES企業は理想的な環境といえるでしょう。
こちらの記事では、SESとSIerの違いを契約形態と商流の観点から解説し、年収差が生まれる仕組みを整理しています。大手SESとSIerのどちらを選ぶかで迷っている方におすすめです。

SESとSIerの違いは?年収差とどっちを選ぶべきか解説
大手SES企業のデメリット・注意点
大手SES企業は安定性と充実したサポートが魅力ですが、すべてのエンジニアに理想的とは限りません。代表的な注意点は次の3つです。
大手SES企業のデメリット・注意点
- 案件選択の自由度が低い
- 評価制度が画一的になりやすい
- スキルアップが停滞しやすい
それぞれのポイントを詳しくみていきましょう。
案件選択の自由度が低い
案件数が豊富で安定している一方、エンジニア自身が希望する案件を自由に選べないケースは多くあります。
配属はスキル、経験、タイミング、契約先の要望で決まるため、希望していない業務や常駐先にアサインされる傾向があります。常駐先ごとに開発環境やチーム文化が違うので、スキルアップの方向性が定まりにくいと感じる人もいます。
案件の選択権を重視するなら、事前に直請け案件の比率や希望案件への調整制度があるかを確認しましょう。
評価制度が画一的になりやすい
大手SES企業は社員数が多く組織が階層的なため、評価基準が画一化しやすい傾向があります。
エンジニア一人ひとりの成果や貢献度が細かく把握されにくく、年功序列や在籍年数ベースの評価が中心の企業も存在します。常駐先で成果を出しても、評価するのは派遣元の上司なので、現場での実績が正当に反映されにくいという声も見受けられます。
ミスマッチを避けるためにも、転職前に評価面談やフィードバックの頻度・仕組みを確認しておきましょう。
こちらの記事では、SESで正当に評価されない理由と、評価される行動や転職を判断する基準を解説しています。現場の成果が給与に反映されていないと感じている方におすすめです。

SESで評価されないのはなぜ?正当に評価される行動と転職判断の基準
スキルアップが停滞しやすい
大手SES企業では、稼働安定を重視するあまり、同じ業務内容の案件が長期化する傾向があります。
特に運用・保守系は新しい技術に触れる機会が少なく、成長できていないと感じるエンジニアも多く存在します。常駐先によっては自社の開発環境やナレッジ共有にアクセスできず、最新技術のキャッチアップが難しいケースもあります。
こうしたリスクを避けるには、社内の技術勉強会や資格支援制度、キャリア面談を積極的に活用し、自発的に成長機会を取りにいく姿勢が必要です。
こちらの記事では、SESではスキルがつかないと言われる実態と、現状を打破するための対策法を解説しています。同じ案件が続いて成長の実感が薄れている方におすすめです。

SESはスキルがつかない?実態や現状を打破するための対策法
【テックゴー編集部の見解】 大手SES企業で年収が伸び悩む人の共通点
テックゴー編集部が分析した結果、大手SES企業で年収が伸び悩むエンジニアには3つの共通点がありました。
- 配属された現場で言われた業務だけをこなし、上流工程への異動希望を出さない
- 社内研修や資格支援制度を使いこなせていない
- 在籍3〜5年で転職せず、評価制度の年功部分に頼りすぎている
実際、テックゴーを通じて大手SES企業から転職したエンジニアの平均年収アップ額は138万円、年収交渉による年収UPの成功率は100%(2025年9月時点)。 同じ企業にとどまるよりも、評価制度の不透明さから抜け出して市場価値で勝負したほうが、年収が上がりやすいケースは多いです。自分の市場価値が気になる人は、一度診断してみてください。
大手SES企業の年収・待遇データ
SES企業選びで多くの人が気にするのが年収と待遇です。
大手SES企業は案件の安定性や経営基盤の強さから、給与水準や福利厚生も比較的恵まれているケースが多く見られます。
ここでは、平均年収の目安、職種・年代別レンジ、中小企業との給与差、業界ごとの傾向を紹介します。
平均年収とレンジ
ITエンジニアの年収を公的な統計で確認すると、厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」では、Webやオープン系のソフトウェア開発技術者の平均年収は578.5万円です。一方、システムの設計を担うITシステム設計技術者になると、平均年収は889万円まで上がります。
これに対して、今回比較した大手10社の平均年収は約520万〜751万円でした。年収を公表している9社のうち8社が600万円を超えており、大手SES企業の年収は、ソフトウェア開発技術者の平均を上回る水準です。
また、job tagではITスキル標準(ITSS)のレベルごとに、年収の目安も公開されています。設計・構築を担うエンジニアの場合は、次のとおりです。
| スキルレベル | 年収の目安 |
|---|---|
| ITSSレベル1〜2 | 420万〜620万円 |
| ITSSレベル3 | 450万〜700万円 |
| ITSSレベル4 | 500万〜780万円 |
| ITSSレベル5以上 | 600万〜950万円 |
(※)金額は第1四分位から第3四分位の範囲で、厚生労働省が2023年度に実施した委託調査の結果にもとづきます。
レベルが上がるほど年収の上限も伸びており、設計やプロジェクト管理を任されるかどうかで差が開きます。そのため、転職先を選ぶときは年収データだけでなく、参画できる案件の内容や昇給・賞与の仕組みもあわせて確認しましょう。
参考:職業情報提供サイト(job tag)システムエンジニア(Webサービス開発)(厚生労働省)
参考:職業情報提供サイト(job tag)システムエンジニア(基盤システム)(厚生労働省)
こちらの記事では、SESの平均年収を年齢別・スキル別の相場で整理し、高収入を目指すコツを解説しています。大手だけでなくSES全体の相場とも比べたい方におすすめです。

SESの平均年収はいくら?年齢・スキル別の相場と高収入を目指すコツ
【テックゴー編集部の見解】 大手SESと転職後の年収シミュレーション
仮の条件で年収を試算します。30歳で大手SES企業に在籍、運用・保守担当のエンジニア(年収450万円)が、同じ会社に10年間とどまった場合、40歳の年収は550〜600万円前後で落ち着くケースが多めです。
一方、30歳でSIerやITコンサルに転職し、設計・上流工程を経験、35歳でPM職(年収780万円)に昇格した場合、40歳時点では年収900万円〜1,000万円も視野に入ります。 差が出るのは、上流工程の経験値と、評価軸が個人の成果に連動しているかの2点です。
実際、テックゴーを通じて大手SES企業から転職したITエンジニアの平均年収は719万円に到達しています(2025年9月時点)。自分のスキルでいくらもらえるかは、無料で正確な試算ができます。
中小SESとの給与差
大手SES企業と中小SES企業のあいだには、年収に差が出やすい傾向があります。
大きな理由は、商流の深さです。規模の小さい会社ほど二次請け・三次請けの案件が多く、発注元から支払われる金額の一部が途中の会社に差し引かれるため、エンジニアへの還元率が低くなりがちです。昇給や賞与の基準があいまいな会社もあり、長く働いても収入が上がりにくいと感じる人もいます。
一方で大手SES企業は、評価制度や福利厚生が整っている会社が多く、比較表で年収を公表している9社も平均年収は約520万円以上でした。転職を検討する際は、年収の金額だけでなく、還元率と評価の透明性もあわせて確認しましょう。
こちらの記事では、SESの単価相場と給料との違い、高単価エンジニアになる方法を解説しています。自分の単価と月給の関係から還元率を検算したい方におすすめです。

SESの単価相場【2026年】経験年数・職種・商流別の目安と給料早見表
業界別・企業別の年収傾向
SES企業の年収は、得意とする業界や担当する工程によって差が出ます。比較表の10社を得意な領域ごとに分けると、平均年収は次のとおりです。
| 得意な領域 | 企業名と平均年収 |
|---|---|
| 自動車・組込み | システナ 519万4,782円、NSW 648万7,000円 |
| 公共・通信 | フォーカスシステムズ 627万2,000円 |
| クラウド | コムチュア 約700万円 |
| 金融 | ソルクシーズ 609万1,090円、DTS 658万7,000円、NSD 751万円 |
(※)幅広い業界を扱う富士ソフト、人事給与システムに強い鈴与シンワート、単体の年収を公表していないテクノプロ・デザインは除いています。
金融分野に強い3社は、いずれも平均年収が600万円を超えています。金融システムは高い信頼性が求められ、業務知識も評価されやすいため、年収が上がりやすい領域です。
一方、自動車・組込み分野のシステナは平均年収が519万円台と低めです。ただし、平均年齢が31.2歳と若手が多いことが影響しています。実際に、同じ組込み分野でも平均年齢41.3歳のNSWは648万円台でした。
また、業界だけでなく担当する工程でも、年収は大きく変わります。厚生労働省のjob tagによると、ソフトウェア開発技術者の平均年収が578.5万円であるのに対し、システムの設計を担うITシステム設計技術者は889万円でした。どの業界を選ぶかに加えて、設計や要件定義といった上流工程に進めるかどうかが、年収アップの大きな分かれ目です。
参考:職業情報提供サイト(job tag)システムエンジニア(Webサービス開発)(厚生労働省)
参考:職業情報提供サイト(job tag)システムエンジニア(基盤システム)(厚生労働省)
大手SES企業に向いている人・向いていない人
ここでは、大手SES企業への転職を検討している方に向けて、大手SES企業に向いている方とそうでない方の特徴をまとめて紹介します。
向いている人の特徴
大手SES企業では、次のような特徴を持つ人が活躍しやすい傾向があります。
大手SES企業に向いている人の特徴
- 安定志向が強い
- チームワークや調整力を重視する
- 柔軟に環境へ適応できる
大手SES企業は、安定した経営基盤のもとで、着実にスキルを積みながらキャリアアップを目指せる環境が整っています。また、チームやクライアントと連携して業務を進める場面が多いため、協調性やコミュニケーション能力、柔軟な対応力を発揮できる方に適しています。
安定した環境やサポート体制のもとで、「腰を据えて経験を積みたい」「長く安心して働きたい」という方にぴったりの環境といえるでしょう。
向いていない人の特徴
大手SES企業は経営基盤やサポートが整っている一方、組織規模が大きく業務フローや評価制度が体系化されています。スピード感を重視したい人、自分の判断でプロジェクトを進めたい人には、制約を感じる場合が多く存在します。
次の特徴に当てはまる人は、大手SES企業は合わないかもしれません。
大手SES企業に向いていない人の特徴
- スピード感や裁量を求める
- 新技術への挑戦を続けたい
- 評価や成果を個人で出したい
こうしたタイプは、自由度が高く、スピード感を持って挑戦できる環境のほうが力を発揮しやすい傾向があります。中小SES企業や自社開発企業、スタートアップなら、企画から開発、運用まで幅広く関われ、自分のアイデアをすぐ形にできます。
最新技術の導入や新規プロジェクトへの参画機会も多いので、スキルを磨きながら市場価値を高めたい人にとっては理想的です。
こちらの記事では、SESから自社開発企業へ移るために必要なスキルと、選考を突破する準備を解説しています。裁量の大きい環境を目指したい方におすすめです。

SESから自社開発に転職は可能?必要なスキルと選考突破の準備を徹底解説
大手SES企業の選び方・見極めポイント
SES企業は数多く存在しますが、大手だから安心とは限りません。企業ごとに案件構造、キャリア支援、社内制度の手厚さには大きな差があります。
大手SES企業選びで注目すべきポイントは次の3つです。
大手SES企業の選び方・見極めポイント
- 直請け案件・常駐比率の確認
- キャリア支援・教育体制の確認
- 口コミ・評判・離職率の確認
直請け案件・常駐比率の確認
大手SES企業選びで重視したいのが、案件の受注経路と常駐比率です。
発注元から直接受注する一次請け(プライム案件)の割合が高い企業は、中間マージンが少なくエンジニアへの還元率が高い傾向にあります。
一方、下請け・孫請けが多い多重下請け構造の企業では、プロジェクトの選択肢が限られたり、上流工程に関わりにくかったりするケースも見受けられます。
実際に、比較表の企業にも商流を重視する動きが出てきました。たとえばフォーカスシステムズは一次請けの比率を高めて利益を伸ばしており、システナは国内の主要な完成車メーカーと直接取引しています。直接取引の多い会社ほど、要件定義や設計といった上流工程に関われる機会も増えやすくなります。
参考:有価証券報告書 第50期(2026年3月期)(株式会社フォーカスシステムズ)
参考:有価証券報告書(2026年3月期)(株式会社システナ)
応募前には直請け率、元請け比率、常駐案件と自社内案件の割合を確認しておきましょう。面接や転職エージェントを通じて、具体的な案件構造や働き方の実態を把握するのがおすすめです。
こちらの記事では、優良なSES企業の見極め方と、未経験におすすめの企業を紹介しています。大手以外も含めて候補を広げて検討したい方におすすめです。

優良SES企業の見極め方|未経験におすすめの優良企業も一挙紹介
キャリア支援・教育体制の確認
キャリア支援と教育体制の充実度も、確認必須のポイントです。
優良企業は、入社後すぐのオンボーディング研修、eラーニング、OJT、専門技術研修が整っており、エンジニアスキルを段階的に高められる環境が用意されています。資格取得支援や外部セミナー補助など、自己学習を後押しする制度も充実しているのが特徴です。
定期的なキャリア面談や配属調整、キャリアパス設計をサポートする仕組みがある企業は、安心して長く働ける傾向があります。一方、研修がほぼなくOJT依存、キャリア面談が形式的な企業では、成長機会をつかみにくいといった課題を抱えています。
転職検討時は、研修内容、面談の頻度、キャリアチェンジ支援を事前に確認しましょう。
口コミ・評判・離職率の確認
企業の公式サイトだけでなく、実際に働く人の声や離職の傾向も確認しておきたいポイントです。
厚生労働省の雇用動向調査によると、2025年の情報通信業の離職率は10.4%で、全産業の13.7%を下回っています。応募先の離職率がこの水準より大きく高い場合は、労働環境やサポート体制に課題がある可能性を考えましょう。ただし、離職率を公開していない会社も多いので、面接で質問するのもひとつの方法です。
また、若手の定着度を見るなら、新卒社員の3年以内離職率が参考になります。たとえば比較表の鈴与シンワートは、2024年度に入社した新卒社員の3年以内離職率が2.9%と低い水準でした。新卒の3年以内離職率が20%以下であれば、比較的定着しやすい職場と判断する目安になります。
口コミサイトやSNSで社員や元社員の声を調べる際は、次の点に注目しましょう。
- 配属先の環境やサポート体制への評価を見る
- 評価制度が公平かどうかを確かめる
- 研修の内容や頻度を確かめる
同じ不満が何度も書かれている会社は、入社後も同じ課題に直面する可能性が高いので気をつけましょう。
参考:有価証券報告書 第79期(2026年3月期)(鈴与シンワート株式会社)
こちらの記事では、求人票・面接・契約の3段階で優良企業とブラック企業を判別する基準を網羅的にまとめています。応募先を絞り込む前にチェックリストを手元に置きたい方におすすめです。

SESの見分け方|求人票・面接・契約で優良企業とブラック企業を判別する全基準
【テックゴー編集部の見解】 大手SES企業選びで本当に見るべき1つのポイント
一般的な選び方としては直請け率・教育制度・口コミの3軸が王道です。 ただしテックゴー編集部が重視するのは、「3年後に自分が次のキャリアに進める状態になっているか」という1点です。
大手SES企業は安定していますが、運用保守に5年いた人と、設計・構築を3年経験した人では、転職市場での評価が大きく違います。入社前に確認すべきは、会社の規模や待遇ではなく、「配属後2〜3年で上流工程やPM補佐の経験を積めるか」「ジョブローテーションや希望案件制度が機能しているか」です。
判断を間違えると、入社後に同じ案件を3年続けて気づいたらスキルが陳腐化していたというケースに陥りがちです。大手SESに入ること自体ではなく、入った先での経験値設計まで含めてエージェントに相談するのがおすすめです。
口コミだけではわからない企業の内部情報は、業界に精通した転職エージェントから入手するのが最も効率的です。テックゴーでは企業の実態に基づくミスマッチのない提案をおこなっています。
大手SES企業への転職を成功させる方法
大手SES企業への転職を目指す際は、単にスキルや経験をアピールするだけでなく、「どのように成長していきたいか」「どのような環境で力を発揮できるか」を明確に伝えることが重要です。
大手SES企業への転職を成功させるためには、次のポイントを意識しましょう。
大手SES企業への転職を成功させる方法
- 面接で評価されるポイント
- 転職エージェントを活用する
それぞれのポイントを詳しく解説します。
面接で評価されるポイント
大手SES企業の面接では、経験やスキルだけでなく、現場で活躍できる人物かどうかが重視されます。特に評価されやすいのは次の3点です。
大手SES企業の面接で評価されるポイント
- 技術スキルやプロジェクト経験を具体的な事例で説明できる
- クライアント先常駐など、異なる環境でも柔軟に対応できるコミュニケーション力・適応力がある
- 安定志向ではなく、成長し続けたい前向きな姿勢を示せる
志望動機では、「なぜSESを選んだか」「転職後にどう成長したいか」を具体的に語ることが大切です。逆質問では配属先の案件数、研修制度、キャリアパスなどを準備しておくと、仕事への理解と意欲をアピールできます。
こちらの記事では、エンジニア面接でよく聞かれる質問と、通過率を上げる対策法を解説しています。回答の型まで準備してから選考に臨みたい方におすすめです。

エンジニア面接の完全ガイド|よく聞かれる質問と通過率を上げる対策法を解説
転職エージェントを活用する
大手SES企業への転職を目指すなら、転職エージェントの活用が成功への近道です。
エージェントは求人紹介だけでなく、公開情報ではわからない企業の内部データを持っているため、入社後のミスマッチ防止に役立ちます。
IT業界特化型エージェントを利用した転職者からは、「求人紹介数が多い」「選考対策が丁寧」「年収交渉までサポートしてもらえた」といった声も多く聞かれます。
ただし、すべてのエージェントがSES分野に精通しているわけではありません。IT・エンジニア専門であるか、SES業界の特徴を理解しているかを確認してから利用しましょう。
テックゴーが選ばれる理由
大手SES企業への転職を目指すなら、IT・エンジニア転職に特化した「テックゴー」を活用しましょう。
専任アドバイザーがスキル・経験・希望条件をもとに最適な企業を提案し、書類作成から面接対策、年収交渉まで一貫サポートします。
テックゴーの強み
- 平均年収アップ額138万円、転職後の平均年収719万円(2025年9月時点)
- 年収交渉による年収UP成功率100%。RAが企業との交渉をすべて代行
- 回数無制限の面接対策(多い場合は10回程度)で各社の選考対策まで実施
- Googleの口コミ評価4.8。手厚い支援で選考のすべてを並走
- 転職決定者の5割以上がITコンサルに転身
業界に精通したアドバイザーの支援を受けながら自分に合う企業を見極めたい人は、ぜひテックゴーに無料登録して理想のキャリアを実現しましょう。
こちらの記事では、エンジニアのキャリア相談先を4種類に分けて比較し、失敗しない選び方を解説しています。どのサービスに相談すべきか決めかねている方におすすめです。

エンジニアのキャリア相談はどこがいい?相談先4種の比較と失敗しない選び方
まとめ
大手SES企業は、安定した経営基盤と豊富な案件数、充実した教育体制を兼ね備え、長期的にキャリアを築きたいエンジニアに向いた環境です。
ただし、配属先の自由度や評価制度は企業で異なるため、自分の志向とキャリアプランに合う環境を見極めることが欠かせません。
転職検討時は以下を確認しておくと、ミスマッチを最小限に抑えられます。
- 直請け案件や自社内開発の比率
- 教育・研修制度の内容
- 社員の口コミや離職率
業界に詳しい転職エージェントを活用すれば、非公開求人や内部情報をもとに、最適な企業を紹介してもらえます。
テックゴーはIT・エンジニア転職に特化した転職エージェントです。SES業界に精通したアドバイザーが、スキルや経験をもとに最適な企業を提案し、書類作成から年収交渉までサポートします。
