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社内SEの年収はいくら?年代別・企業タイプ別の相場と年収を上げる4つの方法

2026年10月06日更新

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SIerやSESで働きながら社内SEへの転職を考えたとき、「社内SEは年収が低い」と聞いて迷っていないでしょうか。

社内SEの平均年収は、調べる媒体によって300万円台後半から800万円台まで開きがあり、比べる数字を決めにくいのが実情です。テックゴーの求人データでも、ヘルプデスク寄りの求人と企画寄りの求人では、想定年収の上限に約250万円の差があります。年収が下がるかどうかは、社内SEという職種ではなく、担当する業務や企業のタイプで決まる部分が大きいです。

この記事では、以下の内容を解説します。

  • 社内SEの平均年収と、他のエンジニア職との比較
  • 年代別の年収相場と、年代ごとに意識したいポイント
  • 担当業務・企業タイプ・勤務地による年収の違い
  • 年収が下がらない社内SE求人の見分け方
  • 年収を上げるための具体的な4つの打ち手

SIerやSESから社内SEへの転職を考えているエンジニアの方に、年収を下げずに働き方を変えるための判断材料をお伝えしているので、ぜひ参考にしてください。

【2026年最新版】社内SEの平均年収は623万円!

テックゴーの求人データベースによると、社内SEの平均年収は約623万円です。厚生労働省のjob tagでも、社内SEに近い運用・管理(IT)の平均年収は609.8万円と、ほぼ同じ水準でした。

なお、社内SEの平均年収は、調べる媒体によって300万円台後半から800万円台まで開きがあります。求人票の提示額、転職者の実績、ハイクラス層の実績と、集計の対象が異なるためです。

  • 社内SE求人の年収は約523万〜850万円の幅がある
  • 現年収はITエンジニア全体より高く、上位層は伸びにくい

それでは、順に見ていきましょう。

参考:運用・管理(IT)(厚生労働省 職業情報提供サイト job tag)

テックゴーが扱う社内SE求人の想定年収は、下限の中央値が523万円、上限の中央値が850万円です。同じ社内のIT部門でも、職種によって年収の水準は分かれます。

職種想定年収(下限〜上限の中央値)
社内ヘルプデスク400万〜601万円
社内SE・情報システム510万〜845万円
社内SE523万〜850万円

(※)テックゴーが扱う求人の想定年収について、下限と上限それぞれの中央値を算出しています。

社内ヘルプデスクと社内SEでは、下限で約120万円、上限で約250万円の開きがあります。求人名が社内SEでも、問い合わせ対応が中心の場合もあるため、応募前に業務内容を確かめましょう。

こちらの記事では、社内SEの仕事内容や年収、他のエンジニア職との違いを解説しています。職種の輪郭を押さえてから年収を比べたい方におすすめです。

社内SEとは?仕事内容や年収、他のエンジニア職との違いを解説

社内SEとは?仕事内容や年収、他のエンジニア職との違いを解説

テックゴーのデータで、各職種で働く人の現年収を比べると、次のとおりです。

職種下位25%中央値上位25%
技術職(IT)全体390万円481万円600万円
情報システム(社内SE)450万円550万円670万円
コンサルタント540万円665万円890万円

(※)テックゴーが保有するデータのうち、各職種で現在働いている人の現年収です。

社内SEの中央値は550万円で、ITエンジニア全体より69万円高い結果でした。一方で、上位25%は670万円と、コンサルタントの890万円より220万円低く、入口の年収は高い一方で、上位層の年収は伸びにくい職種です。事業会社の給与テーブルに沿って給与が決まるため、役職に就かないと大きな昇給は見込みにくいでしょう。

参考:我が国におけるIT人材の動向(経済産業省)

こちらの記事では、ITエンジニアの平均年収を職種別・年代別・経験年数別に解説しています。社内SE以外の職種も含めて相場を見比べたい方におすすめです。

【2026年】ITエンジニアの平均年収は?職種・年代・企業規模別の相場

【2026年】ITエンジニアの平均年収は?職種・年代・企業規模別の相場

年代別に見る社内SEの年収

社内SEの年収は年齢とともに上がり、job tagの運用・管理(IT)の年齢別データでは、20代前半と50代後半で約390万円の差があります。ただし、同じ年代でも、担当業務や所属企業によって年収は大きく変わります。

  • 20代は経験を積むほど年収が上がりやすい
  • 30代は入社時の等級で年収の伸び方が変わる
  • 40代は役職やスキルの差で年収が分かれる
  • 50代以上は年収のピークを迎える

それでは、順に見ていきましょう。

参考:運用・管理(IT)(厚生労働省 職業情報提供サイト job tag)

20代の平均年収は、次のとおりです。

年齢平均年収
20〜24歳388万円
25〜29歳453万円

20代後半にかけて約65万円上がり、経験の差が年収に表れはじめます。テックゴーが扱う社内SE求人の想定年収は下限の中央値でも523万円なので、開発や設計の経験がある20代後半なら、平均を上回る条件も狙えます。20代のうちに要件定義や設計の経験を積んでおきましょう。

こちらの記事では、20代の社内SEの転職事情として、平均年収や求められるスキルを解説しています。若手のうちに社内SEへ移るか迷っている方におすすめです。

社内SEの20代のリアルな転職事情|平均年収や求められるスキルを解説

社内SEの20代のリアルな転職事情|平均年収や求められるスキルを解説

30代の平均年収は、次のとおりです。

年齢平均年収
30〜34歳549万円
35〜39歳604万円

30代後半で600万円台に届き、SIerやSESから社内SEへの転職を考えはじめる人も増える年代です。この年代で意識したいのは入社時の等級で、中途入社でどの等級に格付けされるかで、その後の年収の伸び方が変わります。今の年収と比べるときは、残業代を除いた基本給と賞与で比べましょう。

こちらの記事では、30代システムエンジニアの市場価値や年収、転職先を解説しています。30代で働き方とキャリアを組み直したい方におすすめです。

30代システムエンジニアのキャリアはどうする?市場価値や年収・転職先を解説

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40代の平均年収は、次のとおりです。

年齢平均年収
40〜44歳680万円
45〜49歳702万円

40代後半で700万円台に届く一方で、上がり幅は約22万円と伸びがゆるやかになります。job tagの運用・保守のスキルレベル別の年収では、ITSSレベル4が510万〜800万円、レベル5以上が667.5万〜1,086万円でした(※第一四分位から第三四分位の範囲)。同じ40代でも、担う役割によって年収の上限が約290万円変わります。

こちらの記事では、40代の社内SEの市場価値とキャリア戦略、転職成功術を解説しています。40代で年収の頭打ちを感じている方におすすめです。

40代の社内SEは詰みか?市場価値・キャリア戦略・転職成功術を徹底解説

40代の社内SEは詰みか?市場価値・キャリア戦略・転職成功術を徹底解説

50代の平均年収は、次のとおりです。

年齢平均年収
50〜54歳725万円
55〜59歳778万円

50代後半の778万円は年代別でもっとも高い水準で、賃金構造基本統計調査の概況でも、男性の賃金は55〜59歳でピークを迎えると示されています。50代の年収を左右するのは、それまでに就いた役職です。これまでの経験を、どの企業がどの役職で評価するかを確かめてから転職を考えましょう。

参考:令和7年賃金構造基本統計調査の概況(厚生労働省)

こちらの記事では、50代のシステムエンジニアの市場価値と、転職を成功させるポイントを解説しています。50代で次の一手を考えたい方におすすめです。

50代のシステムエンジニアは転職すべき?市場価値や成功のポイントを解説

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社内SEの年収が決まる要素とは

社内SEの年収は、スキルや経験年数だけでは決まりません。年収を左右する主な要素は、次の3つです。

  • 担当する業務が上流に近いほど年収が上がる
  • 企業のタイプや業界で給与の水準が変わる
  • 雇用形態と勤務地でも差が出る

それぞれ確認していきましょう。

社内SEの年収にもっとも影響するのは、担当する業務の内容です。厚生労働省のjob tagでは、運用中心の職業と設計中心の職業で、平均年収に約280万円の差があります。

職業主な仕事平均年収
運用・管理(IT)運用・保守609.8万円
システムエンジニア(基盤システム)設計・構築889万円

テックゴーが扱う求人でも、問い合わせ対応が中心のヘルプデスクと、企画や要件定義まで担う社内SEでは、想定年収の上限に約250万円の差がありました。ベンダー管理や予算管理まで任されるほど評価は高くなり、担当する業務が経営に近づくほど、年収の水準は上がります。

参考:運用・管理(IT)(厚生労働省 職業情報提供サイト job tag)

参考:システムエンジニア(基盤システム)(厚生労働省 職業情報提供サイト job tag)

こちらの記事では、上流工程の仕事内容や年収、求められるスキルを解説しています。どこまで担えば年収が上がるのかを具体的に知りたい方におすすめです。

エンジニアの上流工程とは?仕事内容、年収、メリット、求められるスキルを徹底解説

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どんな企業に所属するかでも、年収の水準は大きく変わります。テックゴーが扱う社内SE求人を企業タイプ別に見ると、次のとおりです。

企業タイプ想定年収(下限〜上限の中央値)
SES企業400万〜600万円
コンサルティングファーム490万〜725万円
SIer540万〜800万円
事業会社(IT以外)550万〜900万円
事業会社(IT・インターネット)568万〜1,000万円

(※)テックゴーが扱う求人の想定年収について、下限と上限それぞれの中央値を算出しています。

事業会社はSES企業と比べて下限で168万円、上限で400万円高く、IT・インターネット系では上限が1,000万円に届きます。年収を上げるなら、事業会社の求人を中心に探しましょう。

業界の差も大きく、国税庁「令和7年分民間給与実態統計調査」では、業種別の平均給与に次のような差があります。

業種平均給与
卸売業・小売業413.4万円
製造業573.0万円
情報通信業681.9万円
金融業・保険業725.6万円

社内SEの給与は所属企業の給与テーブルに沿って決まるため、平均給与が高い業界ほど、社内SEの年収も高くなる傾向です。

参考:令和7年分民間給与実態統計調査結果について(国税庁)

こちらの記事では、社内SEが年収1,000万円を実現する方法として、狙うべき業界・企業・キャリアパスを解説しています。業界選びから年収を上げたい方におすすめです。

社内SEで年収1000万円を実現する方法|狙うべき業界・企業・キャリアパス

社内SEで年収1000万円を実現する方法|狙うべき業界・企業・キャリアパス

雇用形態では、正社員かどうかで賞与に大きな差が出ます。国税庁の同調査によると、正社員の平均賞与は102万円、正社員以外は12万円でした。年収を重視するなら、正社員の求人を選びましょう。

勤務地では、首都圏とそれ以外で差が開きます。賃金構造基本統計調査をもとに、運用・保守を中心とする職種区分の平均年収を地域別に算出すると、次のとおりです。

地域平均年収
四国約479万円
九州約518万円
近畿約598万円
関東約635万円

関東と四国では約156万円の差があり、勤務地だけで年収が100万円以上変わることもあります。地方在住でも、リモートワークができる首都圏の企業まで視野を広げると、年収の水準を上げやすくなるでしょう。

参考:令和7年分民間給与実態統計調査結果について(国税庁)

参考:令和7年賃金構造基本統計調査(厚生労働省)

こちらの記事では、SESからフルリモート転職を実現した事例をもとに、年収アップの条件と企業選びを解説しています。勤務地の制約を外して年収を上げたい方におすすめです。

SESからフルリモート転職の成功事例に学ぶ|年収アップ条件と失敗しない企業選び

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社内SEに必要なスキル

社内SEとして年収を上げるには、上流の業務で評価されるスキルを身につけることが近道です。job tagでは、社内SEを職業別名に含むシステムエンジニア(基盤システム)の平均年収が889万円で、運用・管理(IT)の609.8万円を大きく上回ります。年収の高い社内SEに求められる主なスキルは、次の3つです。

  • 業務課題を要件にまとめ、経営層に提案できる
  • ベンダーとプロジェクトを管理できる
  • クラウドとセキュリティの知識がある

それでは、順に見ていきましょう。

参考:システムエンジニア(基盤システム)(厚生労働省 職業情報提供サイト job tag)

社内SEにもっとも求められるのは、現場の困りごとを聞き取り、システムの要件にまとめる力です。job tagのシステムエンジニア(基盤システム)のタスクを見ると、要件定義の実施率は95.6%と、すべてのタスクの中でも高い水準でした。

さらに年収の高い社内SEは、要件をまとめるだけでなく、投資の判断材料まで示します。経営層が知りたいのは技術の細かな仕組みではなく、そのシステムでコストや作業時間がどれだけ減るかです。技術の話を、費用対効果の数字に置き換えて説明できる人ほど、IT企画やDX推進のポジションを任されやすくなります。SIerで要件定義を経験してきた人は、この力をそのまま活かせるでしょう。

こちらの記事では、ITストラテジストの仕事内容や年収、試験の難易度を解説しています。経営層に提案する立場を目指したい方におすすめです。

ITストラテジストとは?仕事内容・年収となり方、資格の必要性を解説

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社内SEは、自分で手を動かすよりも、外部のベンダーに開発を任せて進めることが多い職種です。そのため、ベンダーの選定から見積もりの評価、進捗と品質の管理まで担うマネジメント力が年収に直結します。job tagのタスクでも、プロジェクトの進捗管理は93.3%、予算と実績の管理は86.7%の実施率でした。

SIerやSESで発注を受ける側にいた人は、ベンダーが何に困り、どこで遅れやすいかを知っています。受注側の経験は、発注側の社内SEとして大きな強みになります。PLやPMとしてチームを動かした経験があれば、面接で具体的に伝えましょう。

こちらの記事では、PLの仕事内容やPMとの違い、年収、必要なスキルを解説しています。マネジメント経験を棚卸ししてから面接に臨みたい方におすすめです。

プロジェクトリーダー(PL)とは?仕事内容やPMとの違い・必要なスキルを解説

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上流の業務を担う社内SEでも、技術の知識は欠かせません。とくに評価されやすいのが、クラウドとセキュリティの知識です。

job tagのシステムエンジニア(基盤システム)のタスクにも、クラウド上でのITインフラの構築が77.8%、クラウドサービスの調査・分析が71.1%と、クラウド関連の業務が並んでいます。社内のシステムをクラウドへ移す判断やベンダーとの交渉では、AWSやAzureの仕組みを理解しているかどうかで提案の説得力が変わります。

セキュリティも、全社のシステムを守る社内SEにとって避けて通れない分野です。クラウドとセキュリティの両方を判断できる人材は、多くの企業で求められています。

こちらの記事では、クラウドエンジニアの仕事内容や必要なスキル、将来性と年収を解説しています。クラウドの知識をどこまで押さえるべきか知りたい方におすすめです。

クラウドエンジニアとは?仕事内容・年収とインフラ経験の通用度

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社内SEの年収を上げる4つの具体的な打ち手

社内SEとして年収を上げる方法は、現職で経験を積むか、年収の高い企業へ移るかの2つに分かれます。具体的な打ち手は、次の4つです。

  • 企画や要件定義の経験を積む
  • 難易度の高い技術スキルを身につける
  • 年収水準の高い業界・企業に転職する
  • 市場価値の高い資格を取得する

それでは、順に見ていきましょう。

年収を上げるもっとも確実な方法は、担当する工程を上流へ広げることです。job tagが公開している設計・構築の領域のスキルレベル別の年収を見ると、ITSSのレベルが上がるほど年収の幅も上がります。

スキルレベル年収(第一〜第三四分位)
ITSSレベル1〜2420万〜620万円
ITSSレベル3450万〜700万円
ITSSレベル4500万〜780万円
ITSSレベル5以上600万〜950万円

ITSSのレベルは、どこまでの業務を自分で担えるかで判断されます。現職が運用中心なら、システム更改の企画やベンダー選定に手を挙げるところから始めましょう。小さな改善でも、自分で課題を見つけて提案し、導入までやり切った経験は、昇進でも転職でも評価されます。

参考:システムエンジニア(基盤システム)(厚生労働省 職業情報提供サイト job tag)

こちらの記事では、社内SEのキャリアパスを年収アップ・スキル戦略・転職ルートの観点から解説しています。上流へ進む道筋を具体的に描きたい方におすすめです。

社内SEのキャリアパス完全ガイド|年収アップ・スキル戦略・転職ルートまで徹底解説

社内SEのキャリアパス完全ガイド|年収アップ・スキル戦略・転職ルートまで徹底解説

技術スキルを伸ばすなら、担える人が少ない分野を選びましょう。IPA「DX動向2025」では、DXを推進する人材が不足していると答えた日本企業は85.1%にのぼります。クラウドやセキュリティに加え、生成AIを業務に取り入れる知識も、DX推進部門で求められるようになりました。

ただし、技術を単体で学ぶだけでは年収に結びつきにくいです。インフラ経験にクラウドを、ネットワーク経験にセキュリティを重ねるように、これまでの経験に新しい技術を掛け合わせると、市場での評価が高まります。

参考:DX動向2025(独立行政法人情報処理推進機構)

こちらの記事では、セキュリティエンジニアのキャリアパスを年収・将来性・必要スキルから解説しています。既存の経験にセキュリティを掛け合わせたい方におすすめです。

セキュリティエンジニアのキャリアパスを徹底解説|年収・将来性・必要スキルまで完全ガイド

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現職で上流の仕事に就ける見込みが薄いなら、転職がもっとも直接的な手段です。テックゴーが扱う求人では、事業会社の社内SEの想定年収が、SES企業より上限で300万〜400万円高い水準でした。

一方で、テックゴーのデータでは、現職社内SEの上位25%の年収は670万円です。社内で昇給を待つより、年収の高い業界や企業へ移るほうが、年収の上限そのものを引き上げられます。

ただし、求人票の想定年収は幅が広く、どの等級で入社するかで実際の年収は変わります。応募前に、業務内容と入社時の等級を確認しましょう。具体的な確認方法は、次の章で解説します。

こちらの記事では、SIerからの転職先と、勤務先・年代別の戦略を解説しています。SIerから社内SEへ移るべきか比べたい方におすすめです。

SIerから転職するなら?転職先や勤務先・年代別の戦略を解説

SIerから転職するなら?転職先や勤務先・年代別の戦略を解説

資格は、実務の経験を客観的に示す手段として役立ちます。社内SEの年収アップに結びつきやすい資格は、次のとおりです。

資格特徴
応用情報技術者試験IT全般の知識を証明する国家資格。令和7年度秋期の合格率は24.5%
AWS認定ソリューションアーキテクトクラウドの設計力を証明できる。有効期間は3年
情報処理安全確保支援士セキュリティの国家資格。令和7年度秋期の合格率は22.3%
ITストラテジスト試験IT戦略を立てる力を証明する国家資格。令和7年度春期の合格率は15.0%

ただし、資格だけで年収が大きく上がるわけではありません。実務経験と組み合わせてはじめて、市場での評価が高まります。上流を目指すならITストラテジスト、クラウドやセキュリティの専門性を示すならAWS認定や情報処理安全確保支援士と、目指すポジションに合わせて選びましょう。

参考:令和7年度秋期情報処理技術者試験及び情報処理安全確保支援士試験の合格発表について(独立行政法人情報処理推進機構)

参考:令和7年度春期情報処理技術者試験及び情報処理安全確保支援士試験の合格発表について(独立行政法人情報処理推進機構)

参考:AWS 認定の再認定(アマゾン ウェブ サービス)

こちらの記事では、システムエンジニアが取得を検討したい資格15選を、必要性や経験年数別の選び方とあわせて解説しています。どの資格から着手するか決めたい方におすすめです。

システムエンジニアの資格おすすめ15選!資格の必要性と経験年数別の選び方も解説

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年収が下がらない社内SE求人の見分け方

社内SEへの転職で年収を下げないためには、求人名ではなく中身を見て判断しましょう。同じ社内SEの求人でも、業務の範囲や入社時の等級によって、入社後の年収は大きく変わります。確認したいポイントは、次の3つです。

  • 業務内容に企画や要件定義が含まれている
  • 問い合わせ対応に追われない体制がある
  • 入社時の等級と年収の内訳がわかる

それぞれ確認していきます。

まず確認したいのは、求人票の業務内容に企画や要件定義が書かれているかどうかです。テックゴーが扱う求人でも、企画や要件定義まで担う社内SEと、問い合わせ対応が中心のヘルプデスクでは、想定年収の上限に約250万円の差がありました。

求人票では、業務内容にどんな言葉が並んでいるかを見ましょう。

運用寄りの求人に多い言葉上流寄りの求人に多い言葉
問い合わせ対応、PCのキッティングIT戦略の立案、システム企画
障害対応、定型の運用業務要件定義、ベンダー選定
アカウント管理IT予算の策定、DX推進

業務内容に上流寄りの言葉が多い求人ほど、年収の上限も高く設定される傾向があります。運用寄りの言葉が並ぶ求人は、面接で将来の担当範囲まで確かめましょう。

こちらの記事では、社内SEに転職して後悔した理由と、失敗を防ぐ企業選びの基準を解説しています。入社後のギャップを避けたい方におすすめです。

社内SEに転職して後悔した理由|失敗を防ぐ企業選びの基準

社内SEに転職して後悔した理由|失敗を防ぐ企業選びの基準

次に、問い合わせ対応にどれだけ時間を取られるかを確認します。job tagの運用・管理(IT)では、ユーザーやヘルプデスクからの問い合わせ対応の実施率が79.0%でした。部門の人数が少ないと、こうした日々の対応に追われ、企画や要件定義に時間を割けません。

ノークリサーチの2025年の調査によると、中堅・中小企業の24.5%が、IT担当者が1人だけのひとり情シスの状態です。ひとり情シスは幅広い経験を積める反面、上流の実績を作りにくい環境です。

情報システム部門の人数と、問い合わせ対応を誰が担っているかは、面接で必ず質問しましょう。ヘルプデスクを外部に委託している企業なら、社内SEが企画に集中しやすくなります。

参考:運用・管理(IT)(厚生労働省 職業情報提供サイト job tag)

参考:「ひとり情シス」は増えているのか?減っているのか?IT管理/運用の現場で起きている変化(ノークリサーチ)

こちらの記事では、社内SEがきついと感じる本当の理由と、楽な職場の見極め方を解説しています。業務の比重まで含めて職場を選びたい方におすすめです。

社内SEがきついと感じる本当の理由と「楽な職場」の見極め方

社内SEがきついと感じる本当の理由と「楽な職場」の見極め方

最後に確認したいのは、入社時の等級と年収の内訳です。事業会社では、中途入社でどの等級に格付けされるかで、その後の昇給のペースが決まります。想定年収が450万〜700万円のように幅広い求人は、下限の等級で入社すると、数年たっても上限に届かない場合があります。

また、今の年収と比べるときは、残業代と賞与を分けて考えましょう。SIerやSESの年収は残業代を含んでいることが多く、残業の少ない社内SEに移ると、基本給が同じでも額面が下がって見えます。国税庁「令和7年分民間給与実態統計調査」では、正社員の平均給与559万円のうち、賞与が102万円を占めていました。

比べるべきは、残業代を除いた基本給と賞与の合計です。内定が出たら、月給の内訳、固定残業代の有無、賞与の月数を書面で確認しましょう。

参考:令和7年分民間給与実態統計調査結果について(国税庁)

こちらの記事では、転職で年収が大きく動く理由と、年収を上げる転職戦略を事例つきで解説しています。提示額の読み方を押さえたい方におすすめです。

エンジニア転職で“年収バグ”が起きる理由とは?年収を上げる転職戦略と成功事例を解説

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社内SEの転職ならテックゴー

社内SEの求人は、同じ職種名でも業務範囲や入社時の等級によって年収が変わり、求人票だけでは判断しにくいのが実情です。テックゴーは、エンジニア・ITコンサル領域に特化した転職エージェントとして、IT企画やDX推進といった上流ポジションの社内SE求人を多数保有しています。

  • 上流案件の求人を多数保有している
  • 平均年収アップ金額は144万円と実績が豊富にある
  • 元エンジニア・ITコンサル出身のアドバイザーが多い
  • 面接対策は回数無制限で受けられる

自分の経験でどの社内SE求人なら年収を維持できるのか、まずは気軽に相談してみましょう。

まとめ

この記事では、社内SEの平均年収と年収を決める要素、年収が下がらない求人の見分け方を解説しました。テックゴーの求人データでは社内SEの平均年収は約623万円ですが、担当業務や企業タイプによって年収には大きな差があります。

SIerやSESから転職する場合も、企画や要件定義を担う事業会社の求人を選べば、年収を維持しながら働き方を変えられるでしょう。社内SEへの転職で年収アップを目指すなら、上流ポジションの求人に強いテックゴーへの相談がおすすめです。

よくある質問

社内SEの平均年収は低いですか?

社内SEの平均年収は約623万円で、エンジニア職全体の中では中位の水準です。開発エンジニアやインフラエンジニアよりはやや低く、プログラマーや運用保守よりは高い位置にあります。

ただし、「低い」かどうかは担当するポジションと所属する企業によって大きく変わります。運用・保守が中心のポジションでは500万円前後にとどまるケースが多い一方で、DX推進やIT企画を担うポジションでは700万円以上を狙えます。

社内SEの年収は職種全体の平均値だけで判断するよりも、自分のポジションと市場相場を照らし合わせて考えることが大切です。

社内SEは勝ち組ですか?

現年収の中央値はITエンジニア全体より69万円高く、待遇の面では恵まれた職種です。ただし、年収の上限はコンサルタントより低いため、年収と働き方のどちらを重視するかで判断しましょう。

SIerから社内SEへ転職すると年収は上がりますか?

転職先のタイプによって結果は二極化します。

大手事業会社のDX推進・IT企画ポジションへ転職する場合は、年収が上がるケースが多いです。中堅SIerから大手事業会社のDX推進担当へ移り、年収が500万円台から600〜800万円台になる事例は近年増えています。一方、中小企業の運用型社内SEへ転職する場合は、年収が横ばいか下がることが多く、SIer時代に残業代で上乗せしていた分が消えるケースもあります。

SIerから社内SEへの転職で年収アップを狙うなら、転職先を「上流型・DX推進型かどうか」で選ぶことが重要です。求人票の業務内容を確認し、運用・保守が中心ではないかを事前にチェックしましょう。

社内SEの年収アップに有効な資格はどれですか?

担当する業務の方向性によって、優先すべき資格は変わります。

クラウド領域を強化したい場合はAWS認定ソリューションアーキテクトが有効です。

セキュリティ領域であれば、情報処理安全確保支援士やCISSPが市場での評価を高めます。

プロジェクト管理・上流工程を担いたい場合はPMPや応用情報技術者試験が有効です。

いずれの資格も、実務経験と組み合わせることで初めて年収への効果が出ます。資格取得だけを目的にするのではなく、現在の業務や目指すポジションに合わせて取得の優先順位を決めましょう。

社内SEで年収1,000万円を目指せますか?

目指せます。ただし、すべての社内SEが自然に到達できる水準ではなく、条件が揃う必要があります。

年収1,000万円を実現している社内SEに共通するのは、DX推進やIT企画など上流ポジションを担っていること、外資系・大手メーカー・金融など年収水準の高い業界を選んでいること、そして経営層に対してビジネスの言葉でIT投資の価値を説明できる提案力を持っていることです。

現職でこの3つの条件を満たしにくい場合は、転職によってポジションと環境を変えることが現実的なルートになります。