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【2026年最新】プログラマーの平均年収は578万円!年代・言語別の相場

2026年05月01日更新

プログラマーとして働いていると、ふとした瞬間に「自分の年収って、相場と比べてどうなんだろう」と気になることがあるはずです。同僚には聞きにくいし、かといって確かめる方法もわからない状態の方も多いのではないでしょうか。

厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」によると、プログラマーの平均年収は578.5万円です。ただし、これは全体の平均値であり、年齢・経験年数・勤務先の違いによって実態は大きく異なります。同じスキルを持つプログラマーでも、SES企業に勤める場合と自社開発企業に勤める場合では、年収が200万円以上変わることも珍しくありません。

自分の年収が「低いのか、適正なのか」を正しく判断するには、全体の平均だけでなく、年代・経験年数・職種ごとの相場を把握したうえで比較することが必要です。

この記事では、プログラマーの年収を年代別・男女別・経験年数別に整理します。あわせて、システムエンジニア(SE)との年収差や、プログラマーの年収が低くなる構造的な原因、年収アップのための具体的な方法まで解説します。まずは自分の年収が市場のどの位置にあるか、確認してみてください。

プログラマーの平均年収は578.5万円

厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」によると、プログラマーの平均年収は578.5万円です。月額給与が39.1万円、年間ボーナスが109.5万円という内訳になっています。

国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」では日本の給与所得者全体の平均年収が460万円とされており、プログラマーはそれを約118万円上回っています。職業として見れば決して低い水準ではありません。

ただし、この数字は調査対象全体の平均値です。SESや多重下請け構造に組み込まれたプログラマーは300〜400万円台にとどまることもあり、自社開発の企業やSIer上位クラスでは700万円超のケースもあります。平均はあくまで参考値として使い、自分がどの位置にいるかを把握することが先決です。

参考:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査

年齢別のプログラマー平均年収は、次のようになっています。

年齢階級推計年収
20〜24歳約363.0万円
25〜29歳約484.7万円
30〜34歳約559.5万円
35〜39歳約636.0万円
40〜44歳約686.3万円
45〜49歳約729.2万円
50〜54歳約722.4万円
55〜59歳約719.5万円

20代はスキルを積み上げる期間であるため年収は控えめですが、30代以降は着実に伸び、45〜49歳でピークとなる約729万円に達します。50代以降は横ばい傾向に転じており、年功による自動的な上昇は見込みにくくなります。

なお、40代前後でプロジェクトリーダーやSEへとポジションを移したエンジニアは「プログラマー」の統計から外れるため、この数字はプログラマー職を継続した層の平均として読む必要があります。プログラマーのまま年収を伸ばし続けることより、役割の幅を広げる方が年収の天井は高くなります。

男女別のプログラマー平均年収は、次のようになっています。

性別月給年間ボーナス推計年収
男性40.3万円114.5万円約598.0万円
女性34.7万円91.2万円約507.6万円

男女の差は約90万円です。月給・ボーナスともに男性が上回っており、年収格差は主に残業時間の差や、育児・出産に伴うキャリアの中断から生じていると考えられます。

IT業界も例外ではありませんが、近年はリモートワークの普及や育児関連制度の整備が進んでおり、女性が年収を維持しながらキャリアを継続しやすい環境は着実に整ってきています。また、スキルと実績があれば性別に関わらず年収交渉が通りやすい職種でもあるため、転職を通じてこの差を縮めることは十分に可能です。

プログラマーの経験年数別の平均年収は次の通りです。

経験年数平均年収
経験0年約371.8万円
経験1〜4年約451.3万円
経験5〜9年約533.9万円
経験10〜14年約608.1万円
経験15年以上約650.2万円

入職直後の0年目は約371万円からスタートし、経験1〜4年で450万円台、5〜9年で530万円台と着実に上昇します。経験が増えるほど担当できる案件の難度と幅が広がり、それが年収に反映される構造です。

ただし、経験15年以上でも約650万円という上限は、プログラマー職を継続した場合の天井を示しているといえるでしょう。年収を本格的に引き上げたいなら、経験5〜10年前後が職種の転換を検討するひとつのタイミングです。

プログラマーとシステムエンジニア(SE)の年収比較

システムエンジニア(SE)の平均年収は889.0万円です。プログラマーの578.5万円と比較すると、その差は実に310万円以上にのぼります。

職種月給年間ボーナス推計年収
プログラマー39.1万円109.5万円578.5万円
システムエンジニア(SE)54.2万円238.5万円889.0万円

ここでは、プログラマーとシステムエンジニア(SE)の仕事内容や役割の違い、年収の差が生まれる理由を紹介します。

プログラマーとSEは、開発プロジェクトの中で関わる工程が根本的に異なります。

プログラマーシステムエンジニア(SE)
主な担当工程コーディング、単体テスト要件定義、基本設計、詳細設計
主な対話相手コード・仕様書顧客、上位マネージャー
求められるスキルプログラミング言語、デバッグ力論理的思考、コミュニケーション、設計力
主な成果物動作するプログラム仕様書、設計書、プロジェクト全体の品質

プログラマーは「何を作るか」が決まった後の実装フェーズを担当します。SEは「何を作るか」を決める段階から顧客と関わり、システム全体の設計方針を定める役割を担います。

現場によってはSEとプログラマーが明確に分かれていないこともありますが、どちらの役割に近いかによって、評価される能力も年収の相場も大きく変わります。

プログラマーとシステムエンジニア(SE)に年収差が生まれる理由は、主に次の3つです。

  • 要件定義・設計など上流工程の責任とスキルの希少性が報酬に反映されやすい
  • 顧客折衝やプロジェクト全体の調整など、代替が難しい能力が必要
  • SEは「何を作るか」を決める立場であるため、ビジネスへの貢献度が見えやすく評価されやすい

同じIT開発に携わっていても、担うポジションが違えば年収は変わります。プログラマーとして経験を積んだあとに要件定義・設計まで担える職種へ移行することが、年収アップの確実な方法のひとつです。

プログラマーの年収が低いと言われる理由

平均年収578.5万円というデータがある一方、実際には300〜400万円台のプログラマーが一定数いることも事実です。

ここでは、なぜそのような格差が生まれるのか、構造的な理由を解説します。

  • SES・多重下請け構造に入ることで、スキルに見合わない報酬に抑えられやすい
  • 汎用的なスキルでは差別化が難しく、単価競争に巻き込まれる
  • 成果より工数で評価される文化が根強く、効率化が報われにくい

プログラマーの年収が低くなりやすい最大の原因は、SES契約を軸にした多重下請け構造にあります。

日本のIT業界では、大手SIerが元請けとなり、二次・三次・四次と下請け企業へ仕事が流れる構造が根強く残っています。この仕組みでは、プログラマーの労働単価の多くが中間業者のマージンとして差し引かれるため、エンジニア本人に入る報酬が低くなりやすい問題があります。

クライアント企業が月80万円で発注した案件でも、中間業者が複数入ることでエンジニアの手元に届く報酬が40〜50万円台になることも珍しくありません。スキルはあっても年収が300〜400万円台に抑えられるのは、この構造が理由のことが多いです。

この状況を根本から変えるには、多重下請けの末端に位置するSES企業から、元請け企業・自社開発企業・上位SIerへと転職することが最も有効な手段です。

SESからの転職については、次の記事でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

SESから転職できるおすすめの転職先は?評価されるSES経験についても解説

SESから転職できるおすすめの転職先は?評価されるSES経験についても解説

かつてはJavaやPHPが書けるだけで市場価値が高かった時代がありましたが、プログラミングスクールの普及とAIコーディングツールの台頭により、基本的なコーディングスキルの希少性は以前より低下しています。

「コードを書ける」という事実だけでは年収交渉の根拠として弱くなっており、似たスキルセットを持つ人材との単価競争に巻き込まれやすい状況です。結果として、スキルが汎用的なプログラマーほど年収の上昇余地が狭まっています。

反対に、AI・機械学習・クラウド設計・特定業界のドメイン知識といった専門領域のスキルを持つプログラマーは、市場からの需要が高く年収も上がりやすい状況です。「なんでも書ける」よりも「これだけは誰にも負けない」という領域を持つことが、この問題への直接的な対策になります。

日本のIT業界では、成果物の品質よりも「何時間働いたか」「何人日かかったか」という工数ベースで評価・請求がおこなわれることが多い慣習があります。

このビジネスモデルが続く限り、どれだけ効率よく仕事をこなしても評価に反映されにくい構造になっています。むしろ時間をかけて作業量を増やした方が売上に貢献するという、逆転した評価軸が生まれることもあります。

この問題がとくに顕著なのが、SESや一括受託型のSIer案件です。反対に、自社開発企業では成果や技術的貢献が評価されやすく、年収との相関性が高い傾向があります。評価基準の違いが年収差に直結するため、転職先を選ぶ際には「何を評価する会社か」を見極めることが重要です。

プログラマーの年収を上げる6つの方法

年収アップの方法は複数ありますが、どれも「今の環境に留まったまま自然に上がる」という話ではありません。意識的に動くことが前提です。

ここでは、具体的な6つの方法について解説します。

  • 需要が高い言語・技術を習得して市場価値を上げる
  • 上流工程のスキルを身につけてSEへの移行を視野に入れる
  • 高年収が狙える業界・企業へ転職する
  • フリーランスとして独立して報酬の上限を外す
  • 副業で収入源を増やしながら実績を積む
  • マネジメントやリーダー職を目指してポジションを上げる

プログラミング言語によって年収の相場は明確に異なります。エンジニア特化の転職エージェント「テックゴー」が保有する求人によると、Go言語・TypeScript・Pythonは平均提示年収が高く、とくにAI・機械学習分野での需要が高いPythonは600万円台を超えるケースも多くあります。

一方、JavaやPHPはエンジニア人口が多く、スキルを持っているだけでは差別化が難しい状況です。これらの言語を扱うエンジニアが年収を上げるには、フレームワークへの精通やクラウド連携などの付加価値が求められます。

習得する言語を選ぶ際は「自分がやりたいかどうか」だけでなく、「市場での需要と単価はどうか」という視点も持って選択することをおすすめします。

年収の天井を上げるうえで、最も効果的な方法のひとつが上流工程への参入です。上流職であるシステムエンジニア(SE)の年収はプログラマーよりも高く、コーディング以外の設計・要件定義スキルを身につけることの価値は数字に明確に表れています。

現在の職場でステップアップを目指すなら、仕様書の作成や顧客との仕様確認に積極的に関わる機会を増やしてみましょう。もし現在の環境ではそういった経験を積めないと感じているなら、上流工程の案件を扱う企業への転職を検討する価値があります。

基本情報技術者試験や応用情報技術者試験などの国家資格の取得は、上流工程への移行を目指す際に「設計や要件定義の素養がある」と評価されやすくなります。

エンジニアの上流工程については、次の記事でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

エンジニアの上流工程とは?仕事内容、年収、メリット、求められるスキルを徹底解説

エンジニアの上流工程とは?仕事内容、年収、メリット、求められるスキルを徹底解説

同じプログラマーでも、勤める業界・企業によって年収は大きく変わります。とくに年収水準が高いとされるのは、金融・証券系のシステム開発、コンサルティングファーム、外資系ITベンダー、大手メガベンチャーなどです。

反対に、中小のSES企業や多重下請け構造の末端に位置する企業は、同等のスキルを持っていても年収が低くなりやすい傾向があります。

転職を検討する際は「業種」「企業規模」「開発スタイル(受託か自社開発か)」の3つを軸に比較することが有効です。同じ技術スタックを使っていても、企業の選択次第で年収が100〜200万円変わることは珍しくありません。

フリーランスとして独立すると、会社員時代より収入を増やせる可能性があります。フリーランスプログラマーの月単価は案件によって異なりますが、一般的に50〜80万円程度とされており、年収に換算すると600〜960万円のレンジに入ります。

ただし、フリーランスには次のような注意点もあります。

  • 案件が途切れると収入がゼロになるリスクがある
  • 社会保険料や税金の管理を自分でおこなう必要がある
  • 有給休暇のような保証がなく、休んだ分だけ収入が減る

フリーランスへの移行は、正社員として市場で通用するスキルと実績を十分に積んでからおこなうことが現実的です。スキルが不十分なままで独立すると、単価を下げなければ案件を獲得できず、会社員時代より収入が下がるケースもあります。

本業の給与だけでは物足りないと感じているなら、副業でコーディング案件を受注することも収入を補う手段のひとつです。エンジニア向けの副業プラットフォームでは、週数時間からできる案件も多く出回っています。

副業で得たスキルや実績はポートフォリオとして活用でき、転職活動時の武器にもなります。とくに自社開発案件の副業は「本番環境での開発経験」として評価されやすいため、単なる収入補填以上の価値があります。

ただし、会社によっては就業規則で副業を禁止しているケースがあります。取り組む前に勤務先の規則を確認してください。

プログラマーとして技術を磨くことと並行して、プロジェクトリーダーやエンジニアリングマネージャーへのキャリアアップを視野に入れることも、年収を上げる有力な選択肢です。

テックリードやエンジニアリングマネージャーの平均年収は700〜900万円台とされており、プログラマーとして経験を積んだ後にマネジメントへ移行することで、年収を大幅に引き上げることができます。

「コードを書くことが好き」という方はテックリードとして技術のスペシャリスト路線を、「人やチームをまとめることに興味がある」という方はマネジメント路線を選ぶことで、それぞれの強みを活かしやすくなります。どちらに進むにせよ、現在の立場から「一つ上の仕事をする」意識を持つことが昇進・昇給への近道です。

エンジニアのキャリアパスについては、次の記事でも解説しています。ぜひ参考にしてください。

エンジニアのキャリアパス22職種|年収一覧と自分に合う選び方

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プログラマーが転職で年収アップを実現するためのポイント

年収を上げる方法がわかったとして、実際に転職で成功するにはいくつかの準備が必要です。行動量より「何をやるか」の精度を上げることが重要です。

年収アップを実現するために、次のポイントを押さえておきましょう。

  • まず自分の市場価値を正確に把握することが出発点になる
  • 転職市場で評価されるスキルを意識的に磨いておく必要がある
  • 転職エージェントを活用することで年収交渉を有利に進められる

転職活動を始める前に、まず自分の市場価値を客観的に把握することが重要です。「なんとなく年収が低い気がする」という感覚だけで転職活動に入ると、適切な企業を選べなかったり、年収交渉の場で根拠を示せなかったりします。

市場価値を把握するには、以下の方法が有効です。

  • 転職サイトで同様のスキルセットを持つエンジニアの求人年収を確認する
  • 複数の転職エージェントに登録して「自分のスキルでどの程度の年収が見込めるか」を聞く
  • エンジニア向けのスキルチェックサービスや技術面接を通じて客観的な評価を受ける

自分のスキル・経験に対して「市場がどの程度の価値をつけているか」を知ることで、年収交渉の土台ができます。

転職市場で年収を上げるには、「今の自分に何ができるか」だけでなく、「企業が何を求めているか」に合わせてスキルを磨く視点が必要です。

現在の転職市場でプログラマーに求められているスキルとして注目度が高いのは以下の領域です。

  • クラウド(AWS・Azure・GCP)に関連した開発・運用スキル
  • AIツールや機械学習ライブラリを活用した開発経験
  • 要件定義や設計書の作成経験(上流工程への参入実績)
  • 英語で技術文書を読み・書きできる力(外資系・グローバル企業向け)

これらの経験を職務経歴書に明確に記載できる状態にしておくことで、書類選考の通過率が上がります。スキルを磨くだけでなく、「どう見せるか」も同じくらい重要です。

職務経歴書の書き方については、次の記事でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

プログラマーの職務経歴書の書き方|採用担当者に伝わる例文・テンプレートを紹介

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年収アップを目的とした転職では、転職エージェントを活用することが有効です。エージェントには次のようなメリットがあります。

  • 公開されていない非公開求人を紹介してもらえる
  • 書類や面接に具体的なフィードバックをもらえる
  • 年収交渉を代理でおこなってもらえる
  • 自分では気づけない市場価値の評価を教えてもらえる

とくに年収交渉は、エージェントに任せることで個人交渉より有利に進むケースが多くあります。エンジニア特化型のエージェントであれば、技術スタックや経験年数の解像度が高く、適切な求人を紹介してもらいやすい点も利点です。

エンジニアの転職活動については、次の記事でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

エンジニア転職で“年収バグ”が起きる理由とは?年収を上げる転職戦略と成功事例を解説

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プログラマーが年収アップを実現するならテックゴー

プログラマーとして年収アップを目指すなら、エンジニア特化の転職エージェント「テックゴー」への相談を検討してみてください。

テックゴーのアドバイザーは元エンジニアやITコンサル出身者が多く、技術的な話を正確に理解したうえでスキルや経験に合った求人を紹介できます。「今の年収が低いと感じているが、どこが問題なのかわからない」「SESから脱出して上流工程の案件に挑戦したい」といった相談にも、現場感を持って対応できる点が特徴です。

テックゴーのご登録者の平均年収アップ額は138万円、年収交渉成功率は100%となっています。上流案件やITコンサル領域に強いため、単なる求人紹介にとどまらず、キャリアの質を高める視点で一緒に転職活動を進めることができます。

年収アップの可能性を確かめるだけでも、まずは無料相談から始めてみることをおすすめします。

よくある質問

プログラマーの年収に関して、よく寄せられる疑問にお答えします。

厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」によると、プログラマーの20〜24歳の平均年収は約363万円です。月給換算では27.3万円となっています。

ただし、これは全体の平均値であり、大手SIerや自社開発のメガベンチャーでは初任給が30万円以上で設定されている求人もあります。一方、中小のSES企業では22〜24万円台からスタートする場合もあります。

初任給の多寡より、スキルと実績を積んだ3〜5年後に年収が伸びる会社かどうかを見極めることが重要です。

未経験からプログラマーに転職した場合、最初の年収は250〜350万円程度が現実的な水準です。プログラミングスクール経由での就職では未経験者向けの案件からスタートするため、最初の1〜2年は年収が上がりにくい時期もあります。

ただし、スキルを着実に積み上げれば5〜7年で500万円台も十分に目指せます。どの企業に入るかより、入社後にどれだけ実践的な経験を積めるかが、その後の年収を左右します。

30代未経験でプログラマーに転職した場合、最初の年収は300〜400万円台になることが多いです。20代の未経験転職と比べて即戦力性を求められるため、転職前にある程度の学習・ポートフォリオ準備をしておくことが重要です。

一方、30代で他業種からIT業界に転職する場合、前職の業界知識(金融・医療・製造など)とプログラミングスキルを掛け合わせることで、業界特化型のエンジニアとして差別化できます。このパターンでは比較的早い段階で年収が回復・上昇するケースもあります。

ITエンジニア全体の市場では引き続き人材不足が続いており、経済産業省は2030年に最大79万人のIT人材不足が生じると予測しています。この傾向が続く限り、市場価値の高いスキルを持つプログラマーの年収が上がる余地はあります。

ただし、「プログラマー」という職種全体の年収が一律に上がるわけではありません。AI・クラウド・セキュリティなど需要が高い領域のスキルを持つエンジニアほど恩恵を受けやすく、汎用的なスキルだけでは競争に晒されやすい構造は変わりません。

市場の変化に合わせてスキルをアップデートし続けることが、年収を維持・向上させるためのポイントです。

参考:経済産業省「IT人材需給に関する調査 調査報告書

稼げますが、誰でも稼げるわけではありません。フリーランスプログラマーの月単価は案件によって異なりますが、一般的に50〜80万円程度とされており、年収600〜960万円のレンジに入ります。会社員時代より年収が増えるケースは多くあります。

ただし、独立して成功しているフリーランスの多くは、正社員として5〜10年以上の実務経験を積み、特定の技術領域での実績を持っています。経験が浅い状態での独立は、単価を下げなければ案件を獲得できないリスクがあります。

フリーランスは「年収を上げる手段」ではなく、「経験とスキルを持った人が報酬を最大化する手段」と捉えることが現実的です。