ネットワークエンジニアの平均年収は?年代・スキル別に1000万円を目指す方法も解説
2026年04月23日更新
ネットワークエンジニアは、企業のシステムやサービスを動かし続ける土台を担う仕事です。サーバーやクラウド、セキュリティなど多様なシステムをつなぐ基盤を設計・運用する役割で、ビジネスが止まらないために欠かせません。
近年はDXやクラウド化の流れで需要が伸びる一方、「自分の年収は相場と比べて妥当か」「1,000万円に届くにはどんなルートがあるのか」と迷う人が増えています。
この記事では、ネットワークエンジニアの平均年収を年代別・スキル別・企業規模別に整理したうえで、他IT職種との比較、1,000万円を目指すキャリアパス、未経験から始める場合の年収推移まで取り上げます。自分の市場価値を見極めたい人はぜひ参考にしてください。

著者
笠原 英樹
(Kasahara Hideki)
法政大学を卒業後、開発企業での技術職経験を経て、サイバーエージェントの子会社へ転職。技術領域に深くコミットしてきた経験を武器に、入社半年でプロジェクトリーダーを兼任する。「圧倒的なコミットメント力」、そして培ったリーダーとしての専門性をもって一貫して高い成果と信頼性を証明してきました。 この確かな技術的バックグラウンド、そして「誰かを支え、その人の強みを最大限に引き出すリーダー」としての経験を活かし、求職者の方々が心から納得できる「次の挑戦」をサポートしたい、という思いで転職エージェントMyVisionに入社しました。
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監修者
山口 翔平
(Yamaguchi Shohei)
早稲田大学を卒業後、JTB、オリックス生命を経てコンサルティング転職に特化した人材紹介会社へ入社。 長年のエージェント経験を基に、より多くの求職者様に対して質の高い転職支援サービスを提供するため、株式会社MyVisionを設立。
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目次
CONTENTS
ネットワークエンジニアの平均年収はいくら?
ネットワークエンジニアの平均年収は、doda公表値で477万円。国税庁の「令和6年分 民間給与実態統計調査」の全体平均478万円とほぼ同じ水準です。
国内大手のdodaが公表している数値を基準にすると、令和6年分 民間給与実態統計調査における平均年収478万円とほぼ横並び。 ITインフラを支える専門職として、需要が一定以上で推移していることを示しています。
他のITエンジニア職と並べてみると、以下のような位置づけになっています。
| 職種 | 平均年収 |
|---|---|
| ネットワークエンジニア | 450〜500万円 |
| システムエンジニア(SE) | 480〜550万円 |
| インフラエンジニア | 450〜520万円 |
| サーバーエンジニア | 420〜500万円 |
| セキュリティエンジニア | 500〜550万円 |
| クラウドエンジニア | 550〜650万円 |
| Webエンジニア | 500〜600万円 |
表を見ると、ネットワークエンジニアはIT職種のなかで中堅クラス。 サーバー領域よりやや上、クラウドやセキュリティ、Webエンジニアよりは下の位置です。クラウド設計やセキュリティ運用まで踏み込めるようになると、600万円以上のハイクラスポジションが視野に入ります。
自分の年収が相場と比べて妥当か気になる人は、一度プロに市場価値を見てもらうのが早道です。 ITエンジニアに特化したテックゴーでは、転職時の平均年収アップ額が138万円、平均年収は719万円と多くの方が年収アップに成功しています(2025年9月時点)。 年収交渉はテックゴー側で代行し、交渉成功率は100%。 転職を考えている現役ITエンジニアやPMの方は、まずは無料でご相談ください。
▼以下の記事では、ネットワークエンジニアのキャリアパスについて解説しています。将来性やおすすめの資格もあわせて紹介しています。

ネットワークエンジニアのキャリアパスは?将来性や、おすすめの資格とあわせて解説
【年代別】ネットワークエンジニアの年収推移
ネットワークエンジニアの年収は、年代とともに担当範囲が広がり、着実に伸びていく職種です。
| 年代 | 平均年収 |
|---|---|
| 20代 | 380〜450万円 |
| 30代 | 480〜600万円 |
| 40代 | 600〜750万円 |
| 50代 | 700〜850万円 |
20代は運用・保守など下流の業務が中心。30代以降、設計・構築・マネジメントといった上流工程を任されるようになると、年収レンジが一段上がります。
年代ごとの特徴と、次の年代に上がるための分かれ目を見ていきます。
20代のネットワークエンジニアの年収|運用・保守からスキルを磨く時期
20代の平均年収は380〜450万円。 運用・保守や監視対応、障害対応といった現場業務をこなしながら、ネットワーク機器やプロトコルの基礎を固める時期です。
20代前半はルーターやスイッチの設定、ネットワーク構成の理解、トラブルシューティングの経験を通じてインフラの全体像をつかむフェーズ。CCNAなどの基本資格を取れば、スキルの裏付けになり、次のキャリアにもつながります。
20代後半になると、構築案件や設計サポートを任される機会が増え、年収も400万円台後半に伸びやすくなります。
30代に向けた分かれ目は、CCNP取得や設計案件への参画です。 「言われたとおりにやる」から「どう設計すれば良いか考える」に切り替えられた人が、30代で年収を伸ばしています。
30代のネットワークエンジニアの年収|設計・構築で収入が伸びる時期
30代の平均年収は480〜600万円。 設計・構築・要件定義・機器選定など、上流工程を担当する機会が増える年代です。プロジェクトの全体設計に関わるほど、評価されやすくなります。
リーダーやサブリーダーとしてメンバー管理や顧客調整を担うケースも出てきます。技術力に加えてコミュニケーション力やプロジェクト管理力が必要になり、ここで伸び悩むか伸ばせるかが40代の年収を左右します。
40代に向けた分かれ目は、専門領域の掛け合わせ。 クラウド、セキュリティ、自動化のうちどれか1つを設計レベルで語れるようになっておくと、40代で700万円超が見えてきます。AWS認定やネットワークスペシャリスト試験も視野に入れるのもおすすめです。
40代のネットワークエンジニアの年収|マネジメントで高年収を実現する時期
40代は600〜750万円が目安。 設計・構築の知見を武器に、プロジェクト全体の統括側に回る年代です。責任のサイズによって、さらに上に積み上がるケースもあります。
プロジェクトマネージャーやチームリーダーとして、進捗・予算・品質を握りながら、メンバー育成やクライアント折衝も担うのが一般的なパターン。
もうひとつの道が、セキュリティやネットワーク自動化などを深掘りするスペシャリスト路線です。 設計方針の策定や新技術の導入提案で評価されれば、マネジメント職と同等以上の年収を得ることもできます。
50代に向けた分かれ目は、社外での存在感です。 社内で評価されるだけでは、50代の年収は頭打ちになりがち。登壇、執筆、技術コミュニティへの貢献などで「社外から指名される存在」になれるかが次のレンジを決めます。
50代のネットワークエンジニアの年収|スペシャリスト・管理職として安定する時期
50代は700〜850万円が相場。 積み上げてきた経験とマネジメント力を活かせる立場なら、さらに高い水準も狙えます。
この年代で分かれるのは、第一線に立ち続けるスペシャリストと、組織を率いる管理職・部門責任者の2タイプ。
スペシャリスト路線なら、セキュリティ、自動化、SDN/NFVといった先端領域を深め続けることで評価されます。 管理職路線なら、予算管理・戦略設計・部門間調整・後進育成といったマネジメント軸に比重が移り、技術と経営感覚を両立したリーダーが求められます。
50代で意識したいのは、経営視点。 単に技術を磨くだけでは天井があります。企業の方向性や事業戦略を理解し、技術を通して会社全体の価値にどう貢献するかを語れるかが、年収の上限を決めます。
【TechGo編集部の見解】年代別キャリアパターン別・年収シミュレーション 仮の条件で年収を試算してみます。 30歳で運用・保守担当(年収420万円)のエンジニアが、35歳で設計・構築にステップアップ(年収580万円)、40歳でPM職(年収720万円)に進んだ場合、10年で約300万円のアップ。
一方、30歳から運用・保守のまま40歳を迎えると、年収は450万円前後で停滞するケースが多く見られます。差がつくのは、上流工程を経験しているかどうかという1点。
実際、TechGoを通じて転職したITエンジニアの平均年収アップ額は138万円、転職後の平均年収は719万円に達しています(2025年9月時点)。 年収交渉はRA(リクルーティングアドバイザー)側ですべて代行するため、年収交渉による年収UPの成功率は100%を維持しています。30代前半で「次の一歩」を踏み出せるかが、生涯年収を大きく左右します。
【企業規模・働き方別】ネットワークエンジニアの年収
ネットワークエンジニアの年収は、どこで働くかで大きく変わります。同じ職種でも、案件の規模や求められるレベル次第で、年収差が300万円以上つくことも。
| カテゴリ | 平均年収 |
|---|---|
| 大手SIer | 600〜900万円 |
| 中小企業・SES企業 | 400〜650万円 |
| 外資系・メガベンチャー | 800〜1,200万円 |
| フリーランス | 600〜1,000万円以上 |
大手SIerのネットワークエンジニアの年収|600〜900万円
大手SIer(システムインテグレーター)は、企業や官公庁に対してITインフラやシステムを企画・設計・構築・運用まで一括で請け負う企業のことです。 所属するネットワークエンジニアの年収は600〜900万円が目安になります。
大規模で複雑な案件が多く、上流工程を担当できる機会が豊富なのが特徴です。 昇給制度や評価体制も整っていて、スキルと役職に応じて段階的に上がる仕組みになっています。プロジェクトリーダーやマネジャー職に昇格すれば、900万円に届くケースも出てきます。
ただし、上のポジションほどマネジメント力や折衝力が問われます。チームや他部門、顧客を動かしながらプロジェクトを進める力が、そのまま年収に反映される環境です。
中小企業・SESのネットワークエンジニアの年収|400〜650万円
中小企業やSES(システムエンジニアリングサービス)企業のネットワークエンジニアは、400〜550万円が目安。 案件の規模や担当フェーズ、スキル次第で年収差が大きく、好条件を掴めれば600万円超も十分狙えます。
担当フェーズは運用・保守中心のことが多く、上流工程に関わる機会は限られがち。そのぶん、案件と客先によって年収の幅が広く、実力主義の色合いが強いのが特徴です。
若手や中堅にとっては、現場でいろいろな案件をこなしながら経験を積める場。安定性では大手に及びませんが、裁量の大きさや経験の濃さで取り返せる環境です。
外資系・メガベンチャーのネットワークエンジニアの年収|800〜1,200万円
外資系企業やメガベンチャーは、ネットワークエンジニアが800〜1,200万円超を狙える高待遇ゾーンです。 Googleや日本マイクロソフトのように平均年収1,000万円超の企業もあり、IT業界のなかでもトップ層になります。
主な特徴は、成果主義を徹底していて、貢献度に応じたボーナスやインセンティブで報酬が大きく動きます。 クラウドやネットワーク自動化など、最先端のグローバル案件に関わるチャンスも多め。報酬はストックオプションや株式報酬を含む複数の要素で構成されます。
スピード感のある環境で、自分で課題を見つけて解決まで持っていく力と、グローバルチームで動けるコミュニケーション力が求められます。そのぶん、技術力もマネジメント力も磨ける場所です。
フリーランスのネットワークエンジニアの年収|単価相場と月収目安
フリーランスのネットワークエンジニアの年収は、600〜1,000万円超が目安。 月単価にすると50〜100万円前後のレンジで、スキル次第で1,200万円超まで伸ばせます。
単価は担当フェーズで変わります。運用・保守中心なら月50〜70万円、設計・構築なら70〜90万円、要件定義や大規模プロジェクトのリード役では100万円超のケースも。
ただし、フリーランスは案件獲得や営業、確定申告も自分でこなす必要があります。案件の切れ目で収入が止まるリスクもあるため、設計・構築の経験を5〜10年積み、エージェントや人脈で案件ルートを確保してから独立するのが現実的です。
【スキルレベル別】ネットワークエンジニアの年収
ネットワークエンジニアの年収は、どのフェーズをどこまで深くこなせるかで決まります。
経済産業省の「ITスキル標準(ITSS)」はスキルを1〜7段階で定義していて、上位ほど技術力とマネジメント力の両方が求められます。設計・要件定義まで踏み込めるか、プロジェクト全体を見られるかが、年収の段差になります。
| ITSSレベル | 平均年収 | 主な担当フェーズ・役割 |
|---|---|---|
| レベル1〜2(初級) | 350〜450万円 | 監視・運用・保守 |
| レベル3(中級) | 450〜550万円 | 構築・テスト |
| レベル4(上級) | 550〜700万円 | 設計・要件定義 |
| レベル5〜6(スペシャリスト・マネジメント) | 700〜1,000万円以上 | 要件定義・設計・技術戦略立案 |
レベルが上がると、運用担当から設計・戦略を握る立場へと担当範囲が広がります。
クラウドやセキュリティの専門知識、Pythonでのネットワーク自動化スキルを持つエンジニアは、企業からの引き合いが強く、700万円以上に届くケースも少なくありません。
地道にスキルを積み上げ、上流工程に移っていくことが、年収を伸ばすいちばん堅実な道です。
ネットワークエンジニアの年収を他IT職種と比較
ネットワークエンジニアの年収は、IT職種のなかで中堅クラス。 クラウドエンジニアやセキュリティエンジニアよりやや低め、Webエンジニアやサーバーエンジニアと並ぶか少し高い、という位置づけです。
| 職種 | 平均年収 | 年収が高い理由 |
|---|---|---|
| ITコンサルタント | 700〜1,200万円 | 経営視点・提案力 |
| プロジェクトマネージャー | 650〜900万円 | マネジメント責任の重さ |
| クラウドエンジニア | 550〜650万円 | 需要急増と人材不足 |
| セキュリティエンジニア | 500〜550万円 | サイバー攻撃対応の重要度 |
| Webエンジニア | 500〜600万円 | 市場規模の大きさ |
| システムエンジニア | 480〜550万円 | 上流から下流まで対応 |
| ネットワークエンジニア | 450〜500万円 | インフラ安定稼働の担い手 |
| サーバーエンジニア | 420〜500万円 | ネットワークと近い領域 |
ネットワークエンジニアより年収が高い職種の共通点
ネットワークエンジニアより上の職種には、共通して「上流工程」「経営・マネジメント視点」「希少スキル」のどれかが求められます。
ITコンサルタントやプロジェクトマネージャーは、技術力プラスでビジネス課題を理解し、経営層に提案する力が必要。クラウドエンジニアは、AWSやAzureが急速に普及する一方で人材の供給が追いついておらず、単価が高止まりしている職種です。
ネットワークエンジニアが他職種より年収を伸ばす方法
ネットワークエンジニアが他のIT職種と並ぶか抜くには、3つのルートがあります。
- ①クラウドやセキュリティなど需要の高いスキルを掛け合わせる。
- ②PMやITコンサルタントに転身する。
- ③大手SIerや外資系に転職する。
どのルートでも共通するのは、運用・保守で止まらず、上流工程か経営視点の仕事に関わることです。
未経験からネットワークエンジニアを目指す場合の年収
未経験スタートの場合、初任給は月収20〜25万円、年収ベースで250〜350万円が一般的なレンジです。経験と資格を積み上げれば、3年以内に400万円台に届くケースも珍しくありません。
未経験の初任給は月収20〜25万円が目安
未経験でネットワークエンジニアとして入社した場合、初任給は月収20〜25万円。年収にすると250〜350万円で、ITエンジニア職としては平均的な水準です。
1年目は監視業務や一次対応を中心に、ネットワーク機器の操作と基本的なトラブルシューティングを覚えるフェーズ。夜勤やシフト勤務がある職場なら、手当で月に数万円が上乗せされます。
1〜3年目の年収推移と資格取得による年収アップ
1〜3年目は、運用・保守で実務を磨きながら、CCNAなどの基本資格を取るのが定番の流れ。3年目前後で400万円台に届くことが多く、資格手当と昇給を合わせると年50万円ほどのアップが見込めます。
CCNAを取ってから構築案件に入れると、設計・構築フェーズのスキルが身につき、4〜5年目には500万円台が現実的になります。
夜勤・シフト手当で総支給額はどう変わる?
ネットワーク運用の現場は24時間365日体制の企業が多く、夜勤やシフト勤務のある職場では、基本給に夜勤手当(1回5,000〜10,000円程度)やシフト手当が上乗せされます。
月に数回の夜勤があるポジションなら、年間30〜60万円ほど手当で増えることも。基本給だけの求人票と比べて、実際の手取りで一段上の条件になるケースも出てきます。
ただし、夜勤中心の働き方は体とライフスタイルへの負担が重くなります。キャリア初期で経験を積んだら、3〜5年目以降は上流工程への異動や転職で夜勤から離れる、というプランを持っておいたほうがいいでしょう。
ネットワークエンジニアの将来性と年収への影響
「ネットワークエンジニアは将来性がない」と言われることがありますが、データを見るかぎり需要は拡大傾向で、年収も底堅く推移しています。
総務省の「令和7年版情報通信白書(概要)」によると、日本企業のクラウドサービス利用率は80%を超えています。クラウド移行やゼロトラスト化が進むほど、ネットワークの設計・構築・運用を担う人材が必要になります。
5GやIoT、生成AIの広がりによって、データトラフィックを最適化できる専門性への需要も伸びています。今後さらに価値が上がるのは、クラウドとオンプレの両方を分かり、セキュリティと自動化まで扱えるエンジニアです。
市場の変化に追いつき続ければ、ネットワークエンジニアはキャリア価値を長く伸ばせる職種。需要の拡大はそのまま年収水準の引き上げにつながります。
▼以下の記事ではネットワークエンジニアの仕事内容や年収、必要なスキルを解説しています。

ネットワークエンジニアとは?仕事内容、年収、必要なスキル、資格などを徹底解説
ネットワークエンジニアが年収を上げる5つの方法
ネットワークエンジニアが年収を上げる道筋は、大きく5つ。
- 上流工程(設計・構築・要件定義)にキャリアを寄せる
- 需要の高い専門スキルを身につける
- 難易度の高い資格を取る
- 年収水準の高い企業に転職する
- PM・ITコンサルタントにキャリアチェンジする
それぞれ中身を見ていきます。
①上流工程(設計・構築・要件定義)へのキャリアアップ
キャリア初期は運用・保守がメインですが、年収を伸ばしたいなら設計・構築・要件定義といった上流工程を経験することが近道になります。運用でこなす側から、ネットワーク全体を設計する側に回れるかどうかで、市場価値と年収が変わります。
上流工程で求められるスキルは次のとおり。
| スキルカテゴリ | 内容 |
|---|---|
| 要件定義能力 | クライアントや現場の要望を聞き出し、技術・運用の要件に落とし込む力 |
| 設計スキル | 回線構成、冗長化、通信プロトコル選定、セキュリティ設計までを組み立てる力(CCNPレベルが目安) |
| プロジェクト管理力 | スケジュール・リスク・コストを握り、全体を動かすマネジメントスキル |
| コミュニケーション力・折衝力 | 顧客や他部門と調整し、要望を現実的な仕様に寄せていく力 |
設計・構築フェーズの求人なら、年収600万円以上スタートのポジションも珍しくありません。運用だけでなく、設計者として振る舞えるかが分かれ目になります。
②需要の高い専門スキルを習得する
専門スキルの習得は、年収アップで最も効きやすい手段のひとつ。 クラウド、セキュリティ、ネットワーク自動化あたりのスキルを持つエンジニアは、市場価値が急上昇しています。
高需要のスキルはこのあたり。
- クラウド(AWS・Azureなど)
- セキュリティスキル
- SDN・NFV(ソフトウェア定義ネットワーク)
- Pythonによるネットワーク自動化
クラウド(AWS・Azureなど)
企業のITインフラがオンプレからクラウドに移っているため、クラウド上でのネットワーク設計・構築・運用が求められています。マルチクラウドやハイブリッド構成まで対応できる人材は、かなり評価が高めです。
セキュリティスキル
サイバー攻撃やゼロトラスト導入が進むなか、ネットワークの安全性を確保できるエンジニアが不足気味。 ファイアウォール設計、VPN構築、アクセス制御設計は、ネットワークエンジニアとしての必須スキルになりつつあります。
SDN・NFV(ソフトウェア定義ネットワーク)
ネットワークの仮想化と柔軟な運用を実現するSDN・NFVは、インフラの効率化に直結します。代表的なのがCisco ACIやVMware NSX。 これらの設計スキルを持てば、年収700万円以上のポジションが見えてきます。
Pythonによるネットワーク自動化
構成管理や障害監視の自動化が進むなか、スクリプトでネットワークを制御できるPythonスキルは重宝されます。運用コストの削減と効率化に直接効くため、企業側からの評価が高い領域です。
③難易度の高い資格を取得する
年収を上げるなら、スキルを客観的に証明できる資格の取得が効きます。特に難関資格を持っていると、昇給や転職のときに評価が変わります。
年収アップやキャリアアップに直結しやすい代表的な資格はこちら。
- 基本情報技術者試験・応用情報技術者試験
- CCNA認定
- AWS認定ソリューションアーキテクト・Microsoft Azure認定資格
- 情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)
- CCIE(Cisco Certified Internetwork Expert)
- ネットワークスペシャリスト試験
Cisco認定資格はネットワーク分野で評価が高く、上流工程やPMへのキャリアアップに直結します。特にCCIEは最難関のひとつで、合格率10〜20%とも言われる資格。
クラウド系の資格も年収への影響が大きく、大手転職エージェントの調査によるとAWSエンジニアの平均年収は約586万円。上位資格のAWS認定ソリューションアーキテクト・プロフェッショナル保有者になると、700万円台後半まで上がるケースもあります。Azure関連の設計・構築案件では、750〜1,000万円クラスの求人も出てきます。
資格取得は時間も労力もかかりますが、専門性を裏付ける確実な手段のひとつ。実務と並行して取れば、転職市場でも武器になります。
④年収水準の高い企業へ転職する
社内の昇給ペースに物足りなさを感じているなら、転職がいちばん早い手段です。
同じネットワークエンジニアでも、企業や業界で給与水準が大きく違うため、転職先の選び方ひとつで年収が100万円以上上がることもあります。
狙い目のひとつがITコンサルティング企業。ネットワーク設計やインフラ戦略を経営課題と結びつけて提案する仕事で、技術力に加えて論理的思考力やビジネス理解力まで求められます。そのぶん報酬も高く、800〜1,200万円クラスのポジションが見つかる領域です。
外資系コンサルティングファームなら、成果に応じたインセンティブ制度で、頑張りがそのまま収入に直結します。クラウドベンダーや伸びているメガベンチャーでも、高待遇の求人が増えています。
ネットワークの実務経験にクラウド、セキュリティ、自動化の先端スキルを足せば、好条件のポジションを取りにいきやすくなります。
⑤PM・ITコンサルタントへキャリアチェンジする
ネットワークエンジニアで積んだ経験を、別職種に持ち込んで年収を上げる手もあります。次の3職種はどれも年収800万円以上が狙える選択肢です。
- プロジェクトマネージャー(PM)
- ITコンサルタント
- セールスエンジニア
実際、ITエンジニア特化エージェントのテックゴーでは、転職決定者の5割以上がITコンサルに転身しています。ネットワークやインフラの実務経験が、クライアントのインフラ戦略を描くコンサルの仕事にそのまま活きるためです。
プロジェクトマネージャー(PM)
プロジェクトの進行、品質、コスト、チームマネジメントをまとめて握るポジション。技術的な知識だけでなく、マネジメント力、折衝力、リスク管理までが必要です。PMP(Project Management Professional)を持っていると、昇進や転職で有利に働きます。
ITコンサルタント
クライアントの課題を分析して、最適なシステム構成やネットワーク戦略を提案する仕事。経営視点やビジネス理解、提案力が要で、ネットワークを設計から構築までやってきたエンジニアは歓迎されます。外資系コンサルなら、年収1,000万円超も珍しくない世界です。
セールスエンジニア
営業と技術をつなぐ役割で、顧客への提案や導入支援を担当。プレゼン力、折衝力、課題解決力が求められ、成果連動のインセンティブ制度を持つ企業も多めです。技術への理解が深いほど、顧客の信頼を得やすく、成約率と報酬に直結します。
どの職種も、技術を理解しつつビジネスに貢献できる人材が求められます。マネジメント力や提案力を磨き、ビジネスを動かす側に回れれば、年収とキャリアの両方を伸ばせます。
▼20代エンジニアの転職について詳しく知りたい人は、以下の記事をあわせてどうぞ。

20代エンジニアの転職|後悔しないためのキャリア戦略について解説
ネットワークエンジニアが年収1,000万円を目指す方法
ネットワークエンジニアで年収1,000万円を目指すなら、現実的なルートは3つ。 外資系・メガベンチャー転職、ITコンサル転職、フリーランス独立です。どのルートも、上流工程の経験と専門スキルが前提になります。
外資系企業・メガベンチャーへの転職で1,000万円を目指す
外資系IT企業やメガベンチャーは、ネットワークエンジニアが年収1,000万円超を実現できる代表的な場所。 Google、Amazon、Microsoftといったグローバル企業では、インフラ・ネットワーク領域のエンジニアも高年収で採用されています。
外資系で1,000万円を超えるには、英語力に加えて、クラウド設計・セキュリティ設計など複数領域にまたがるスキルが必要。ストックオプションや業績連動報酬を含めると、ベース年収で1,200万円超の事例も珍しくありません。
ITコンサルタントへのキャリアチェンジで1,000万円を目指す
ITコンサルタントへの転身は、ネットワークエンジニアが年収1,000万円に最短で届くルートのひとつ。
アクセンチュアやデロイトなどの大手ファームでは、マネージャークラスで年収1,200〜1,500万円が目安。 ネットワークの実務経験は、クライアントのインフラ戦略を描くうえで強い武器になります。エンジニアからコンサルへの転身は、近年増加傾向です。
必要になるのは、技術力プラスで「経営課題をネットワーク視点で構造化する力」と「経営層と対話する力」。 ネットワーク出身でコンサルを目指すなら、30代前半までに動くのが現実的なラインです。
フリーランスとして独立し1,000万円超を目指す
フリーランス独立でも、年収1,000万円超は十分に手が届く水準。月単価80〜100万円の案件を継続的に取れれば、年収1,000〜1,200万円に届きます。
独立で結果を出すには、設計・構築の実務経験を5〜10年積み、上流工程まで一通り担当できる状態になってから動くのが理想。案件獲得ルートとしてフリーランスエージェントや人脈を先に確保しておきましょう。
【TechGo編集部の見解】年収1,000万円に届きにくい人の特徴
TechGo編集部で分析した結果、年収1,000万円に届きにくいネットワークエンジニアには、3つの特徴がありました。
1つ目は、運用・保守の経験だけで、上流工程を経験していない人。 2つ目は、資格取得に寄りかかってビジネス視点や経営視点が薄い人。 3つ目は、所属企業内の評価で満足してしまい、市場価値を見ていない人です。
どれも「市場価値の棚卸しができていない」という共通点があります。 テックゴーでは、回数無制限の面接対策(多い場合は10回程度)と年収交渉の全面代行で、この課題に対応しています。 Googleの口コミ評価は4.8、年収交渉による年収UP成功率は100%(2025年9月時点)。 自分が1,000万円レンジを狙える市場価値かどうか、まずは無料相談で確かめてみてください。
ネットワークエンジニアの年収に関するよくある質問【FAQ】
Q. ネットワークエンジニアの平均年収はいくらですか?
dodaの公表値で約477万円。 国税庁の「令和6年分 民間給与実態統計調査」の全体平均478万円とほぼ同じで、会社員全体の平均と並ぶラインです。
ただし、年代・担当フェーズ・企業規模で振れ幅が大きく、上流工程を担当する40代以上なら600〜800万円、外資系やITコンサルに転職すれば1,000万円超まで狙えます。
Q. ネットワークエンジニアはやめとけ・底辺と言われるのはなぜですか?
「やめとけ」「底辺」のイメージは、キャリア初期に夜勤や運用・保守が多く、肉体的・精神的な負担が大きい現場の印象が先行しているためです。 ルーチン中心の職場では、スキルの伸びしろも年収も頭打ちになりやすいという側面もあります。
一方で、設計・構築・要件定義の上流工程まで経験すれば600万円以上が狙え、クラウドやセキュリティを掛け合わせれば1,000万円レンジも見えてきます。 「やめとけ」と言われる層と、年収を伸ばしている層の差は、上流工程や専門スキルに手を伸ばしたかどうかの一点にあります。
Q. IT系で一番稼げる仕事は何ですか?
IT職種で平均年収のトップはITコンサルタント(700〜1,200万円)。 次にプロジェクトマネージャー(650〜900万円)、クラウドエンジニア(550〜650万円)と続きます。
ネットワークエンジニアからのキャリアパスで、年収アップ幅が最も大きいのはITコンサルタント。ネットワークの実務経験が、クライアントのインフラ戦略提案にそのまま活きるため、コンサルファーム側も歓迎する傾向があります。
Q. ネットワークエンジニアの年収400万円はどのくらいのレベルですか?
400万円は、ネットワークエンジニアとして20代後半〜30代前半、運用・保守が中心のレベル。中小企業やSES企業の3〜5年目の相場と一致します。
ここから500万円以上に伸ばすなら、設計・構築フェーズの経験を積むか、CCNPやAWS認定といった上位資格を取るのが有効。 同世代の中堅クラス(450〜550万円)に到達できるかは、運用で学んだ基礎を上流工程で活かせるかで決まります。
ネットワークエンジニアからのITコンサル転職はテックゴーへ
現役ITエンジニアやPMが年収アップを狙うなら、キャリアの方向を決めたうえで、スキルを正しく評価してくれる環境に移ることが近道です。
テックゴーは、24歳〜39歳のITエンジニア・PM経験者に特化した転職支援サービス。ネットワークエンジニアの経験を活かして、上流工程やPMといった次のステージを目指す人に向いています。
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まとめ
ネットワークエンジニアは、クラウド化とセキュリティ需要の高まりで、将来性が見込める職種です。 平均年収は450〜500万円が相場ですが、年代や担当フェーズ、所属企業で400万円から1,200万円超まで幅があります。
年収を上げるポイントは、上流工程へのキャリアアップ、専門スキルの習得、難関資格の取得。 年収1,000万円を目指すなら、外資系・メガベンチャー転職、ITコンサル転職、フリーランス独立の3ルートが現実的です。
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