QAエンジニアの年収はどれくらい?相場・差が出る理由・将来性を徹底解説
2026年02月04日更新
QAエンジニアとして働く中で、「自分の年収は平均と比べて高いのか、低いのか」「開発エンジニアやSREと比べて、なぜ差があるのか」と疑問に思ったことはありませんか?
QAエンジニアは、プロダクトの品質を支える重要な役割でありながら、年収や評価のされ方にばらつきが出やすい職種でもあります。同じQAエンジニアでも、担当する業務内容やスキル、関わるプロセスによって、年収レンジや将来の伸び方には大きな差が生まれるのも事実です。
本記事では、公的データをもとにしたQAエンジニアの年収相場を紹介しながら、他のエンジニア職種との比較や年収差が生まれる理由をわかりやすく解説します。さらには、年収が伸びやすいQAエンジニアの特徴や将来性までも網羅するので、今後のキャリアを検討する判断材料として、ぜひ参考にしてください。
著者

串田 聡太
Kushida Sota
明治大学卒業後、富士通株式会社にて、自社製品に加えSAPやSalesforce導入、DX提案などを経験。その後、パーソルキャリア株式会社にて、ITエンジニアの転職支援を担当。業界トップクラスの実績を有する。
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監修者

山口 翔平
Yamaguchi Shohei
株式会社MyVision代表取締役
早稲田大学を卒業後、JTB、オリックス生命を経てコンサルティング転職に特化した人材紹介会社へ入社。 長年のエージェント経験を基に、より多くの求職者様に対して質の高い転職支援サービスを提供するため、株式会社MyVisionを設立。
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目次
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QAエンジニアの年収相場は?
QAエンジニアの年収は、見方によって評価が分かれやすく、個人の経験や担当業務によって受け止め方が異なります。実際には、平均年収や年齢別の推移を見ることで、QAエンジニア全体としての相場感を把握できます。
ここでは、厚生労働省の公的データをもとに、QAエンジニアの平均年収や年収レンジ、年代別の年収推移を詳しくみていきましょう。
QAエンジニアの平均年収と年収レンジの目安
厚生労働省が運営する「職業情報提供サイト jobtag」によると、QAエンジニアを含む「デバック作業」に携わる方たちの平均年収は、574万1,000円とされています。これは日本の全職種平均と比べても、決して極端に低い水準ではなく、エンジニア職種の中では中堅クラスに位置づけられる金額といえるでしょう。
ただし、この平均年収の金額は、あくまで全体の平均値であり、すべてのQAエンジニアがこの水準で働いているわけではありません。実際の年収は、担当する業務内容や経験年数、関わる開発プロセスによって大きく変動する点を理解しておくことが重要です。
年代・経験年数別の年収推移
QAエンジニアの年収は、年齢や経験年数によってどのように変化していくのでしょうか。
職業情報提供サイト jobtagのデータをもとに、年代別の平均年収を以下のようにまとめました。
| 年代 | 平均年収 |
|---|---|
| 20〜24歳 | 347万7,800円 |
| 25〜29歳 | 469万6,000円 |
| 30〜34歳 | 541万1,400円 |
| 35〜39歳 | 631万3,500円 |
| 40〜44歳 | 650万5,200円 |
| 45〜49歳 | 737万9,800円 |
| 50〜54歳 | 695万4,300円 |
| 55〜59歳 | 730万7,600円 |
| 60〜64歳 | 557万600円 |
QAエンジニアの年収を年代別に見ると、20代から30代にかけて上昇し、40代前後で高水準となる傾向が確認できます。20代前半では平均年収が約347万円ですが、20代後半には約470万円まで伸びており、経験を積むことで年収が上がりやすい職種であると分かります。
30代後半から40代にかけては、平均年収が600万円を超え、45〜49歳では約738万円と最も高い水準になります。一方、50代後半以降は年収がやや下がる傾向も見られますが、これは役割や就業形態の変化による影響と考えられます。
このように、QAエンジニアの年収は年齢よりも、経験や担う役割によって左右されやすい点が特徴といえるでしょう。
雇用形態による年収の違い
QAエンジニアの年収は、雇用形態によっても大きく変わります。
職業情報提供サイト jobtag「デバッグ作業」によると、一般労働者の平均時給は2,882円、パートやアルバイトを含む短時間労働者の平均時給は2,449円です。
これらの時給をもとに、勤務時間を仮定して試算した年収は、以下のとおりです。
- 一般労働者:年収 約553万円
- 短時間労働者:年収 約353万円
(フルタイム想定:1日8時間・月20日、時短想定:1日6時間・月20日と仮定)
このように、同じQA領域の仕事でも、働き方の違いだけで年収に約200万円前後の差が生じる可能性があります。年収を比較する際は、時給だけでなく、勤務時間や担当する業務範囲も含めて総合的に確認することが大切です。
QAエンジニアはなぜ年収が低いと言われるのか
QAエンジニアは、プロダクトの品質を支える重要な役割を担っている一方で、「年収が低い」と言われることがあります。ただし、これはQAエンジニアの価値そのものが低いというよりも、役割の見え方や評価のされ方に起因するケースもあります。
一般的に指摘されやすい理由としては、次のような点が挙げられます。
QAエンジニアはなぜ年収が低いと言われる理由
- テスト実行中心の業務だと、成果が数値や実績として表れにくい
- 開発・設計と比べて、上流工程の仕事と捉えられにくい
- スキルや役割の違いが外から分かりにくく、評価が横並びになりやすい
- 「テスター=QA」という誤解が市場に根強く残っている
- 企業によってQAへの投資意識に大きな差がある
こうした理由から、QAエンジニアは他職種と比べて年収が低いと感じられることがあります。ただし、これはQAという職種全体の限界を示すものではありません。担当領域や関わり方、評価制度が整った環境では、年収を伸ばしているQAエンジニアも多く存在すると覚えておきましょう。
QAエンジニアの年収を左右する要素
QAエンジニアの年収は、単に経験年数や在籍年数だけで決まるものではありません。実際には、どの領域を担当しているか、どこまで開発や品質設計に関与しているかといった担当する業務の内容や、所属企業・組織の評価体制によって、年収には大きな差が生まれます。
QAエンジニアの年収に影響を与えやすい主な要素は、次のとおりです。
QAエンジニアの年収を左右する要素
- 担当領域の違い
- 自動テスト・テスト基盤構築の有無
- 企業タイプによる年収差
- チーム規模・QA組織の成熟度
ここからは、それぞれの要素について詳しくみていきましょう。
担当領域の違い
QAエンジニアの年収は、どこまでの業務領域を担当しているかによって大きく左右されます。QAの仕事は一括りにされがちですが、実際には次のような段階に分けて考えることができます。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| テスト実行中心の業務 | テストケースに沿った検証や不具合報告が主な役割で、業務範囲が限定されやすい。 |
| QA設計を含む業務 | テスト計画の立案や観点設計など、品質を作る側の工程に関与する役割。 |
| 品質改善まで担う業務 | 不具合の原因分析や再発防止、開発プロセス全体の改善提案まで行う役割。 |
テスト実行にとどまる場合、年収は一定のレンジに収まりやすい一方、QA設計や品質改善まで担うQAエンジニアは、プロダクト全体への貢献度が高く評価されやすくなります。担当領域が広がるほど、市場価値や年収の伸びしろも大きくなるといえるでしょう。
自動テスト・テスト基盤構築の有無
QAエンジニアの年収を左右する要素のひとつが、自動テストやテスト基盤構築への関与有無です。
昨今では、不具合の発生後に対応するのではなく、開発の初期段階から品質を作り込む「Shift Left」という考え方が広がり、QAに求められる役割も大きく変わってきています。
その結果、どこまで自動化やテスト基盤に関与しているかによって、担う役割や評価のされ方に差が生まれるようになりました。自動化への関与度は、次のような段階に分けて整理できます。
| 自動化への関与度 | 内容 |
|---|---|
| 手動テストが中心のQA | リリース前の検証や確認作業中心のポジション。開発工程の後半に関わるケースが多い。 |
| 自動テストを扱うQA | テストコードの作成や保守に関わり、開発と並行して品質を担保するポジション。 |
| テスト基盤構築まで担うQA | CI・CD環境への組み込みやテスト戦略の設計など、開発プロセス全体に影響を与えるポジション。 |
このように、自動化やテスト基盤への関与度が高いQAエンジニアほど、単なる検証担当にとどまらず、開発効率や品質向上に継続的に貢献できる存在として評価されやすくなります。
特に、自動テストやCI・CD環境と連携したテスト基盤を整備できる人材は、開発チーム全体の生産性にも影響を与えるため、年収やポジションに反映されやすい傾向があります。
企業タイプによる年収差
QAエンジニアの年収は、スキルや担当領域だけでなく、働く企業のタイプによっても大きく異なります。特に、自社プロダクトや受託開発、スタートアップでは、QAに求められる役割や評価基準が異なります。
| 企業タイプ | QAに求められる役割や評価基準 |
|---|---|
| 自社プロダクト企業 | プロダクトの品質が事業成果に直結するため、QA設計や品質改善まで担える人材は高く評価されやすい。年収水準も比較的高めになりやすい傾向あり。 |
| 受託開発企業 | 案件ごとに業務内容が決まりやすく、テスト実行中心の役割にとどまるケースも多い。業務範囲によって年収差が出やすく、横並びの評価になりやすい傾向あり。 |
| スタートアップ | 少人数体制のため、QAが設計・自動化・改善まで幅広く担うことも多い一方、企業フェーズによっては年収が抑えられるケースあり。将来的な成長性を重視する環境。 |
このように、企業タイプによってQAエンジニアに期待される役割が異なるため、年収水準や伸び方にも差が生まれます。年収アップを目指すなら、QAがどの程度プロダクトや事業に深く関われるかを見極めることが重要です。
チーム規模・QA組織の成熟度
QAエンジニアの年収は、担当する仕事の幅だけでなく、所属するチームや組織の成熟度によっても大きく左右されます。同じQAという職種でも、チームの規模や品質管理の仕組みが整っているかによって評価される役割や年収レンジは次のように大きく変動します。
| 組織の状態 | 評価される役割や年収レンジ |
|---|---|
| 小規模チーム・QA独立組織がない場合 | チーム内でQAの役割が明確化されていないケースが多く、単純なテスト実行や確認作業にとどまることが多い。役割が限定されやすく、年収レンジが伸びにくい傾向あり。 |
| 中規模チーム・QA担当が明確化されている場合 | QA設計やテスト戦略の立案、品質改善への提案など、業務範囲が明確化されている場合は、QAとしての価値が認識されやすい。年収もスキルや成果に応じて評価される傾向が強い。 |
| 大規模チーム・QA組織が成熟している場合 | 品質基準の策定やプロセス改善、テスト自動化基盤の整備など、チーム全体の品質向上をリードする役割が求められる。責任範囲の広さや専門性の高さが評価につながりやすく、年収水準も高くなる傾向あり。 |
このように、QA組織が成熟しているほど、評価制度やキャリアパスも整備されやすく、QAエンジニアとしての成長実感や年収アップにつながる機会が増えるといえるでしょう。組織の成熟度は、単にチームの規模だけでなく、品質文化やプロセスの定着度合いも含んで考えることが重要です。
他エンジニア職種と比較したQAエンジニアの年収
他のエンジニア職種と比較することで、QAエンジニアの年収水準をより正確に把握できます。
ここからは、公的データをもとに職種別の年収傾向を紹介しながら、QAエンジニアが年収差を感じやすい理由についても詳しく解説します。
開発エンジニアとの比較
職業情報提供サイト jobtagによると、開発エンジニア(Webサービス開発)の平均年収は約574万円とされており、デバッグ作業を含むQA関連職種の平均年収とも、数値上はほぼ同じ水準です。
ただし、実際の現場では、「開発エンジニアのほうが高年収だ」と感じる人も多く見られます。これは、平均年収では見えにくい「役割の違い」や「評価基準」が影響しているためです。
開発エンジニアは、機能の実装や設計といった成果が目に見えやすく、プロダクトの成長や売上との関係も把握されやすい職種です。そのため、成果が評価や昇給に結びつきやすい傾向があります。
一方、デバッグ作業を含むQA関連職種の役割は、「不具合を未然に防ぐ」「品質を維持する」といった、問題が起きない状態を実現することが成果となるため、価値が目に見えにくくなりがちです。その分、成果が数字や形として見えにくく、同じ年収水準であっても差を感じやすくなります。
参照:職業情報提供サイト jobtag「システムエンジニア(Webサービス開発)」
SRE・インフラエンジニアとの比較
職業情報提供サイト jobtag によると、SRE・インフラエンジニアを含む「システムエンジニア(基盤システム)」の平均年収はおよそ753万円とされています。これは、デバッグ作業を含むQA関連職種の平均年収であるおよそ574万円と比べると、100万円以上高い水準です。
この差が生まれやすい背景には、SRE・インフラエンジニアの担う役割が挙げられます。
SRE・インフラエンジニアは、サービスを止めないための基盤を支える役割を担い、安定稼働や障害対応、セキュリティ、スケーラビリティなどを担当します。万が一トラブルが起きた場合、事業全体に与える影響が大きいため、責任の重さが評価や年収に反映されやすい傾向があるのです。
一方、QA関連職種も品質を守る重要な役割を担っていますが、その成果は「問題が起きなかったこと」として表れやすく、評価が目に見えにくい場合があります。この成果の見え方の違いが、SRE・インフラエンジニアとの年収差を感じやすくする理由のひとつといえるでしょう。
参照:職業情報提供サイト jobtag「システムエンジニア(基盤システム)」
QAエンジニアが「他職種より年収が低い」と感じる理由とは?
QAエンジニアの年収について調べると、「他のエンジニア職種より低いのでは」と感じる人も少なくありません。
ただし、この印象は必ずしもスキルや職種としての重要性が低いことを意味するものではありません。実際には、QAという職種特有の評価のされにくさや構造的な要因が影響しているケースが多いと考えられます。
とくに、次のような点が重なることで、他職種との年収差を感じやすくなります。
QAエンジニアが他職種より年収差を感じやすい理由
- 成果が「不具合が起きなかったこと」として表れ、評価されにくい
- 開発・インフラ職に比べ、ビジネス成果との距離が遠く見られやすい
- QA内でのスキルレベルや役割の違いが外から判断されにくい
- 企業や評価者によってQA職への理解にばらつきがある
- キャリアパスや昇給のロールモデルが描きにくい
これらから分かるのは、QAエンジニアの価値そのものではなく、成果の見え方や評価の仕組みに課題があるという点です。なかでも、テスト実行を中心とした業務では貢献が可視化されにくく、評価基準や昇給の道筋が曖昧になりやすい傾向があります。
一方で、こうした背景は「QAは年収が上がりにくい職種」ということを意味するわけではありません。担う役割を広げたり、関わり方を変えたりすることで、評価のされ方や年収の伸び方が大きく変わる点も、QAエンジニアという職種の特徴といえるでしょう。
年収が伸びるQAエンジニア・伸びにくいQAエンジニアの違い
QAエンジニアの年収は、経験年数や所属企業だけで決まるものではありません。同じQAという職種でも、担っている役割や業務への関わり方によって、年収の伸び方には大きな差が生まれます。
ここからは、年収が伸びやすいQAエンジニアに共通する特徴と、年収が伸びにくいQAエンジニアによくある仕事パターン、さらには年収アップを実現するためのQA経験の積み方・考え方を詳しくみていきましょう。
年収が伸びやすいQAエンジニアの共通点
年収が伸びやすいQAエンジニアには、次のような共通点がみられます。
年収が伸びやすいQAエンジニアの共通点
- テスト実行にとどまらず、QA設計や品質改善まで関与している
- 自動テストやテスト基盤の整備に主体的に取り組んでいる
- 開発エンジニアやPdMと同じ目線で品質について議論できる
- 不具合検出だけでなく、再発防止や品質向上の仕組みづくりを意識している
- QAリードやマネジメントなど、次の役割を見据えて行動している
これらに共通しているのは、QAの仕事を「テストを実行する役割」だけにとどめていない点です。品質をどのように作り込み、どう維持していくか、そしてそれがプロダクトや事業にどんな影響を与えるのかまでを意識しながら行動しています。
その結果、単なる作業担当としてではなく、開発チームやプロダクトに欠かせない存在として評価されやすくなるのです。こうした評価の積み重ねが、年収の伸びやキャリアの選択肢が広がっていくでしょう。
年収が伸びにくいQAエンジニアに多い仕事のパターン
QAエンジニアの年収について調べると、「他のエンジニア職種より低く感じる」「評価されにくい」といった声を目にすることがあります。
実際、公的データ上では大きな差がない場合でも、現場レベルでは年収差を実感しやすいケースがあります。その背景には、QAという職種特有の評価構造や役割の捉えられ方があります。
QAエンジニアが他職種より年収差を感じやすい主な理由は、次のとおりです。
年収が伸びにくいQAエンジニアに多い仕事のパターン
- 成果が「不具合が起きなかったこと」として表れやすく、価値が見えにくい
- 売上や機能追加などのビジネス成果との距離が遠く見られやすい
- スキルレベルや専門性の違いが、外から判断されにくい
- QAという職種への理解が、企業や評価者によって大きくばらつく
- 役割範囲が曖昧なまま評価制度に組み込まれているケースが多い
- 明確なキャリアパスや昇給のロールモデルが見えにくい
このように、QAエンジニアが年収差を感じやすい理由は、個人の能力というよりも評価の仕組みや職種理解の問題による部分が大きいとされています。だからこそ、どのような役割を担い、どのように価値を示していくかが、年収やキャリアに大きく影響する職種といえるでしょう。
年収アップを実現するためのQA経験の積み方・考え方
QAエンジニアとして年収を伸ばすうえで重要なのは、単に経験年数を重ねることではありません。これまでにどのような業務に関わってきたか、そしてその経験を次の役割や行動にどうつなげているかによって、評価や年収の伸び方は大きく変わります。
実際に年収アップを実現しているQAエンジニアには、次のような経験の積み方や考え方が共通しています。
年収アップを実現するためのQA経験の積み方・考え方
- テスト実行にとどまらず、QA設計や品質改善まで関与する
- 自動テストやテスト基盤に触れ、仕組みづくりの経験を積む
- 開発フローや仕様策定の背景を理解し、上流工程への関与を増やす
- 不具合対応を指摘で終わらせず、再発防止や改善提案につなげる
- QAの取り組みがプロダクトや事業にどう貢献しているかを言語化する
これらに共通しているのは、QAの役割を「テスト作業」に限定せず、仕事の範囲を広げていく意識を持っている点です。品質をどう作り、どう守り、どう改善していくかという視点で経験を積むことで、市場から評価されやすいQAエンジニアへと成長していきます。
このような意識と経験の積み重ねが、単なるQA作業者から、プロダクトや事業に貢献する「価値あるQAエンジニア」へと成長する鍵となります。それが年収アップやキャリアの選択肢の広がりにも直結するのです。
QAエンジニアの年収と将来性
QAエンジニアとして働くなかで、「今後も需要は続くのか」「年収は伸ばしていけるのか」といった将来性は、多くの方たちが気になるポイントでしょう。近年は、ソフトウェアやWebサービスの品質が事業成果に直結するようになり、QAエンジニアに求められる役割も変化しています。
ここからは、QAエンジニアの需要動向や開発トレンドの変化を整理しながら、今後市場で評価されやすいQAエンジニアの方向性について解説します。
QAエンジニアの需要は今後も続くのか
QAエンジニアの需要は、今後も高い水準で続くと考えられています。ソフトウェアやWebサービスの品質保証は企業にとって欠かせない工程であり、バグやセキュリティの問題が事業成果やユーザー体験に直結する時代になっているためです。
近年は、品質管理の重要性がますます高まっており、QAエンジニアの役割も変化しています。単なるテスト担当にとどまらず、品質を設計し、継続的に改善していく専門職としての役割が求められるようになってきました。
こうした流れのなかで、どのようなQAスキルや役割を担えるかを理解することが、将来的な年収やキャリアの広がりを考えるうえで重要なポイントになります。
プロダクト品質を重視する開発トレンドの変化
近年のソフトウェア開発では、機能を実装するだけでなく、高い品質を保ちながらスピーディにリリースすることが求められています。
従来のように、リリース後に不具合を修正する開発スタイルから、テストや品質改善を開発の初期段階から組み込む「Continuous Testing」やDevOpsの考え方が広がり、品質は開発プロセス全体で管理すべきテーマへと変化しています。
品質の低下は、ユーザー離脱やサービスへの信頼低下に直結するため、企業にとって無視できないリスクです。こうした背景から、QAエンジニアは単なる確認・チェック役ではなく、品質を設計し、継続的に改善していく役割を担う存在として、その重要性が高まっているといえるでしょう。
自動化・品質設計ができるQAの市場価値
今後、特に市場価値が高まると考えられているのが、自動テストや品質設計まで担えるQAエンジニアです。テストを実行するだけでなく、テスト戦略の設計や自動化の仕組みづくりに関与できるQAは、開発効率と品質の両立に貢献できる存在として評価されやすくなっています。
また、自動化や品質設計に関われるQAエンジニアは、開発プロセス全体を俯瞰し、課題を構造的に捉えて改善につなげる力が求められます。このような視座を持つ人材は、開発・事業両面で重宝されやすく、年収にも反映されやすい傾向があります。
こうしたスキルを持つQAエンジニアは、単なる検証担当にとどまらず、プロダクトの成長を支える重要なポジションとして、市場でも高く評価されやすいといえるでしょう。
QAエンジニア転職ならテックゴーへ
QAエンジニアとして経験を積んでいくなかで、「今の業務は本当にキャリアにつながっているのか」「この先、どんな選択肢があるのか」と立ち止まって考える瞬間は誰にでもあります。特に、業務内容が固定化していたり、評価基準や次のステップが見えにくかったりすると、自分の市場価値を客観的に判断するのは難しくなりがちです。
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まとめ
QAエンジニアの年収は、「QA」という職種名だけで一律に決まるものではありません。平均年収だけをみると他のエンジニア職種と大きな差はないものの、実際には担当領域や関わり方の違いによって、年収や評価には大きな差が生まれやすいのが特徴です。
テスト実行中心の業務にとどまる場合、成果が見えにくく評価が伸び悩むケースもあります。一方で、QA設計や品質改善、自動テストやテスト基盤構築などに関与できるQAエンジニアは、プロダクトや事業に与える影響が大きく、市場でも高く評価されやすくなります。
また、品質を重視する開発トレンドの広がりにより、QAエンジニアの需要自体は今後も続くと考えられています。そのなかで重要なのは、「今どんな業務をしているか」だけでなく、「これからどんなQAを目指すのか」を意識して経験を積んでいくことです。
もし、「今の環境で本当に成長できているのか」「次にどんな選択肢があるのか」を整理したいと感じている場合は、「テックゴー」のようなエンジニア特化の転職支援サービスを活用するのもひとつの方法です。
経験やスキルを正しく理解するアドバイザーとともに、将来のキャリアと年収アップにつながる選択肢を見つけていきましょう。
