
非効率な調整業務ばかりの環境に危機感を覚えスピード感のあるクラウド開発エンジニアへ転職
男性・29歳
国内大手SIer
インフラエンジニア
450万円
国内大手ITベンダー
クラウドエンジニア
600
万円
担当キャリアアドバイザー

田中 翔
Tanaka Sho
明治大学政治経済学部を卒業後、株式会社キーエンスに入社。精密測定事業部にて、製造現場の課題を解決する測定器のコンサルティング営業に従事 。 入社1年目で浜松営業所にて全国6位の営業成績を収め、チームの戦略立案や後輩育成にも従事。培った技術的なバックグラウンドも活かしながら、ITエンジニアのキャリアをサポートしたいという思いで、テックゴーに参画。
転職を意識するまで
ご経歴について教えてください
新卒で国内大手SIerに入社し、最初の2年間は基盤技術部門に所属していました。主に金融・公共系の大規模プロジェクトに従事し、統合運用管理ツールを活用したシステム監視の設計から導入、保守までを一気通貫で担当していました。後半の1年間は、5名程度の小集団チームのサブリーダーとして、タスク管理や進捗コントロールといったチームリード業務も経験させていただきました。
転職のきっかけを教えてください
あるプロジェクトで、システムの監視設定を数箇所だけ変更する業務が発生したときのことです。作業自体は極めて単純なものでしたが、そのためだけに数百行に及ぶExcelの定義書を作成し、何段階もの承認フローを経て、最終的に手動で設定を投入するというプロセスを踏みました。世の中ではパブリッククラウドを活用し、IaC(Infrastructure as Code)やCI/CDによって環境構築や設定変更が自動化されている時代です。「コード化されていれば数分〜数十分で完結し、レビューも差分ベースで効率化できる作業に対し、なぜここまで非効率な手作業と調整業務に時間を費やしているのか」と、エンジニアとしての将来に強い危機感を覚えたのが最初のきっかけです。
転職を決めた背景は何ですか?
「このまま特定の商用製品の運用保守に特化していては、変化の激しいモダンインフラの世界で通用しなくなる」という焦りです。金融や公共という非常に保守的なドメインだったこともあり、新しい技術の導入やパブリッククラウドの活用に対して、組織全体としての足取りが重い環境でした。会社からはプロジェクトマネジメント側のキャリアを期待されていましたが、私は「インフラをただ維持管理する人」ではなく、「インフラをコードによって開発・自動化する人」になりたいと考え、自ら手を動かしてパブリッククラウド環境を構築できる環境へ移ることを決意しました。
TechGoの支援について
エージェントは何社と話しましたか?
大手総合型のエージェントも含めて3社とお話ししました。他のエージェントでは、私の「5名のリーダー経験」という経歴の表面だけを見られ、「次もSIerのPL候補として転職しましょう」といった、前職の延長線上にあるレガシーな案件ばかりを提案されました。「インフラ運用からモダンなクラウド開発へシフトしたい」という私の本質的な希望に耳を傾けてくれるところは少なかった印象です。
その中で最終的にTechGoを選択した理由を教えてください
TechGoの担当者様だけが、私の「統合運用管理ツールでの監視設計の経験」について、「監視設計で培ったSLO・しきい値設計や運用要件定義のスキルは、クラウド監視基盤の要件設計フェーズで活きる」と技術的な視点で正しく評価してくれたからです。エンジニア専門のエージェントということもあり、私の「自動化やモダンインフラに挑戦したい」という要望に対し、具体的な技術スタック(AzureやPython、PowerShell)を絡めたキャリアパスを提示してくださり、ここなら信頼して任せられると確信しました。
当社のサービスに対して、率直なご意見をいただけますでしょうか?
特に職務経歴書の添削と、模擬面接のサポートが非常に役立ちました。私の経歴は「運用保守」がメインだったため、そのまま書くと「開発(コーディング)ができない人」に見えてしまうのが課題でした。しかし担当者様が、応用情報技術者試験の取得やAWSの自己学習の姿勢を絡め、「インフラの基礎が強固で、自動化へのポテンシャルが高いフルスタック候補」としての見せ方を一緒に構築してくれました。また、面接対策でも「なぜ運用から開発に行きたいのか」「実務でのコーディング経験の少なさをどう補うか」という、企業側が懸念する鋭い質問に対して、納得感のある回答ができるまで何度も模擬面接に付き合っていただきました。連絡を入れるとすぐに的確なアドバイスが返ってくるスピード感も、働きながら転職活動をする身としては大変心強かったです。
ご自身の転職活動を振り返って
今後の転職候補者のために、転職活動の良かった点を教えてください
「開発のスピード感」と「自らが裁量を持って技術選定できる環境か」を重視して軸をぶらさずに企業を選んだことです。現在は国内大手ITベンダー本体のクラウド基盤開発部門で、全社向けのAzureクラウド基盤の開発に携わっています。大規模アジャイル手法を取り入れた組織のため、2週間ごとのイテレーションでPythonやPowerShellを使った自動化の仕組みを高速に開発・リリースできています。前職のような重厚長大な承認プロセスに追われることなく、エンジニアとして「自らコードを書いて環境を提供する」という打席に多く立てていることが、今の成長実感に直結しています。前職では年に数回しか触れなかった環境構築や設定変更を、現職では週単位で実施できるようになったことも、大きな変化です。
今後の転職候補者のために、転職活動の反省点を教えてください
パブリッククラウド(特にAzure)の実務経験が不足していたため、資格取得だけでなく、個人でのハンズオンやGitHubへのコード公開など、客観的に「手が動かせること」を証明できる成果物を事前に準備しておくべきでした。自己学習でAWSの基礎を押さえていたため、クラウド共通の概念理解はあり、Azureへの横展開は比較的スムーズでしたが、転職活動の段階で少しでも個人開発のコードを示せていれば、さらにスムーズに技術力をアピールできたのではないかと感じています。入社後は業務と並行してAZ-104を取得し、現在はAZ-305に向けて学習を進めていますが、振り返ると、副業や業務委託で実務に近い経験を積んだり、OSS貢献やQiitaでの継続的なアウトプットを通じて学習姿勢を示せていれば、より説得力のある転職活動ができたと感じています。
転職前後の年収を教えてください
転職前は年収450万円台でしたが、転職後は年収600万円台にアップしました。大手ITベンダー本体への転職ということに加え、昨今のジョブ型雇用の推進により、クラウドの専門知識と自動化のポテンシャルを高く評価していただいた結果だと満足しています。
