セキュリティエンジニアは年収1,000万円を狙える?平均相場と高収入を実現する方法を解説
2025年10月29日更新
企業のDX推進やクラウド化が進むなか、セキュリティエンジニアの需要は年々高まっています。社会全体でサイバー攻撃が増加する現代において、情報を守るスキルを持つ人材は、どの業界からも求められています。
本記事では、平均年収や年代・職種別の相場から、高年収を実現するためのスキル・資格・キャリア戦略までをわかりやすく解説します。年収1,000万円を目指すための現実的なステップも紹介するので、キャリアアップを考えている方はぜひ参考にしてください。
著者

蓬田 和己
Yomogita Kazuki
早稲田大学卒業後、レバレジーズ株式会社に入社。キャリアアドバイザーとして開発、データ職種のエンジニアの方の支援に従事。歴代最速で事業部内単月支援者数、売上1位を獲得し、組織目標の達成に大きく貢献。社内での異動、キャリアアップ、転職もどれが良いのか単純には決められないので、お客様にとって最善の選択肢を一緒に考えていきたいという思いから、MyVisionに参画。
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監修者

岡﨑 健斗
Okazaki Kento
株式会社MyVision代表取締役
東京大学を卒業後、ボストンコンサルティンググループ(BCG)に入社。主に金融・通信テクノロジー・消費財業界における戦略立案プロジェクトおよびビジネスDDを担当。採用活動にも従事。 BCG卒業後は、IT企業の執行役員、起業・売却を経て、株式会社MyVisionを設立。
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目次
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セキュリティエンジニアの平均年収と相場
セキュリティエンジニアの年収は、経験や担当領域、勤務先の規模により大きく異なります。ここでは、平均年収に加え、年代・職種別の相場を詳しく解説します。
平均年収の目安(全体・年代別)
ここでは、セキュリティエンジニア全体、そして年代別の年収の違いをみていきましょう。
セキュリティエンジニア全体
セキュリティエンジニアの平均年収は550万〜700万円前後とされており、ITエンジニア全体のなかでも比較的高水準の職種です。
職業情報提供サイトjobtagによると「システムエンジニア(受託開発)」の平均年収は約540万円であり、セキュリティエンジニアはそれを上回る傾向にあります。クラウド環境の普及やDX推進に伴い、企業のセキュリティ対策需要は年々拡大しており、今後も安定した高収入が期待できる職種として注目されています。
参照:職業情報提供サイトjobtag「システムエンジニア(受託開発)」
年代別
セキュリティエンジニアの年収は、年齢とともに着実に上昇する傾向があります。若手のうちは運用や監視などの実務中心ですが、経験を積むにつれて設計・マネジメント・戦略策定など上流工程を任される機会が増え、収入も大きく伸びていきます。
年代別の平均年収の目安は、次のとおりです。
| 年代 | 平均年収 |
|---|---|
| 20代 | 420万〜500万円 |
| 30代 | 550万〜700万円 |
| 40代 | 700万〜850万円 |
| 50代 | 800万〜950万円 |
特に40代以降は、セキュリティマネージャーやCISO(最高情報セキュリティ責任者)といったポジションに就くことで年収1,000万円超えも夢ではありません。技術力に加え、マネジメント力や経営視点を持つことが年収アップのポイントといえるでしょう。
職種別の年収比較
セキュリティエンジニアといっても、担当領域によって年収レンジや求められるスキルは大きく異なります。特に近年はクラウドやアプリケーション分野でのニーズが高まり、従来のSOC・CSIRTよりも高年収を狙いやすい傾向があります。
代表的な4職種の平均年収と特徴は、次のとおりです。
| 職種 | 平均年収 | 主な業務内容・特徴 |
|---|---|---|
| SOC(Security Operation Center) | 450万〜650万円 | サイバー攻撃や不正アクセスの監視・分析、アラート対応など運用業務中心。未経験・若手でも参入しやすく、実務経験を積める。 |
| CSIRT(Computer Security Incident Response Team) | 600万〜850万円 | インシデント対応、脅威分析、セキュリティポリシー策定、社内啓発などを担う。マネジメントや分析力が評価されやすい。 |
| アプリケーションセキュリティエンジニア | 650万〜900万円 | Web・モバイルアプリの脆弱性診断、セキュアコーディング支援、開発工程でのセキュリティレビューなどを担当する。開発スキルとセキュリティ知識の両立が求められるため、高収入を目指しやすい。 |
| クラウドセキュリティエンジニア | 700万〜1,000万円 | AWS/Azure/GCPなどクラウド環境のセキュリティ設計・監査・ゼロトラスト導入支援を担当する。高度な専門性が必要で、外資・コンサル企業では1,000万円超も実現可能。 |
このように、上流工程や新技術に関わるほど年収が上がる傾向があります。SOCで監視・運用の基礎を学び、CSIRTやクラウド領域へステップアップしていくことで、高収入・高スキルのキャリアを築けるでしょう。
他エンジニア職との年収比較
セキュリティエンジニアの年収をより具体的に把握するためには、ほかの主要エンジニア職の年収と比較することが大切です。
代表的なエンジニア職種の平均年収は、次のとおりです。
| 代表的なエンジニア職種 | 平均年収 | 特徴 |
|---|---|---|
| Webエンジニア | 500万〜650万円 | WebサイトやWebアプリの設計・開発・運用を担当。デザインやUI/UXへの理解も求められ、開発スピードと柔軟性が重視される。 |
| インフラエンジニア | 480万〜650万円 | サーバー・ネットワーク・クラウドなどの基盤構築・運用を担う。安定性を重視する一方で、クラウドスキルを持つと高年収も狙える。 |
| ネットワークエンジニア | 450万〜600万円 | 企業ネットワークや通信インフラの設計・保守を担当。運用中心の業務が多いが、設計スキルを磨けば上位職へのキャリアアップも可能。 |
セキュリティエンジニアは平均で50万〜100万円ほど高い傾向にあります。特に、クラウドやゼロトラスト領域などの専門スキルを持つ人材は、他職種よりも高待遇で採用されるケースも少なくありません。
セキュリティエンジニアの年収を左右する要素
セキュリティエンジニアの年収は、単に経験年数だけで決まるわけではありません。
実際には、どんなスキルを持ち、どの範囲の業務を担当しているか、さらにどのような環境で働いているかによって大きく差が生じます。
年収に影響を与える主な要素は、次の3つです。
セキュリティエンジニアの年収を左右する要素
- スキル・業務範囲
- 保有資格
- 勤務先
それぞれの内容について詳しくみていきましょう。
スキル・業務範囲
セキュリティエンジニアの年収は、担当する業務範囲やスキルセットによって大きく異なります。一般的に、運用・監視を中心とする業務よりも、脆弱性診断・インシデント対応・セキュリティ設計などの上流工程に携わるほど、年収は高くなる傾向があります。
特に次のようなスキルを持つ人材は、市場において高く評価されるでしょう。
市場価値で高く評価されるスキル
- 脆弱性診断スキル
- インシデント対応スキル
- セキュリティ設計スキル
- マネジメントスキル
上記のスキルに加えて、ネットワークやアプリ、クラウドなど複数領域を横断的に理解し、インシデント発生時にリーダーとして活躍できる人材は、年収800万円以上も十分に狙えます。
一方、経験が浅い段階でも、SOC業務などで基礎を積み重ねれば、確実にスキルと収入を伸ばしていける職種といえるでしょう。
保有資格
セキュリティエンジニアにとって、資格の有無は年収やキャリアに直結する要素です。特に、次のような資格は、専門知識と実務スキルを客観的に証明できるため、高く評価される傾向があります。
| 資格名 | 特徴 |
|---|---|
| 情報処理安全確保支援士(登録セキスペ) | 情報セキュリティの知識・実践力を証明する国家資格。国内企業での評価が高く、政府系や大手SIerでも重視される。 |
| CISSP(Certified Information Systems Security Professional) | セキュリティマネジメント、リスク分析、ガバナンスなどを網羅する国家資格。外資系やコンサル業界において必須とされる資格の一つ。 |
| CEH(Certified Ethical Hacker) | 攻撃者視点からのハッキング・脆弱性診断スキルを証明する国家資格。実践的な防御力を重視する企業において高く評価されている。 |
参照:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構「情報処理安全確保支援士試験」 参照:ISC2 Japan「CISSPとは」 参照:EC-Council「CEH Certification | Ethical Hacking Training & Course」
もちろん、資格は単体でも評価されますが、複数資格を組み合わせて取得することでキャリアの幅が大きく広がります。資格を戦略的に取得していくことで年収1,000万円超も叶えられるでしょう。
企業規模別
セキュリティエンジニアの年収は、企業の規模やセキュリティ体制の成熟度によって大きく左右されます。
企業規模別の特徴や年収の目安は、次のとおりです。
| 企業規模別 | 特徴 | 平均年収 |
|---|---|---|
| 大企業(従業員1,000名以上) | 体制・教育が整備され、安定。専門職・管理職で年収1,000万円超も実現可能。 | 700万〜1,000万円 |
| 中堅企業(100〜999名) | 実務と企画を兼ねるプレイヤーが多く、幅広い経験を積みやすいのが特徴。 | 550万〜800万円 |
| 中小企業・ベンチャー企業 | 成長機会は豊富だが、待遇は企業による差が大きい。実績次第で年収上昇スピードも早い。 | 450万〜700万円 |
| 外資系企業 | 成果主義・専門職志向が強い。英語力と国際資格が報酬に直結するため、若手でも高収入を目指せる。 | 800万〜1,200万円 |
このように、企業規模によって求められる役割や得られる報酬には明確な違いがあります。
大企業や外資系企業では、セキュリティ対策に充てる予算が豊富で、専門人材への報酬も高めに設定される傾向があります。一方で、中堅・中小企業では業務範囲が広く、運用から設計まで幅広く関われるケースも多いため、実務経験を通じてスキルを磨きやすい環境といえるでしょう。
年収が高いセキュリティエンジニアの特徴
年収の高いセキュリティエンジニアには、次のような特徴があります。
年収が高いセキュリティエンジニアの特徴
- 高度な技術力+マネジメントスキルを持っている
- クラウド・ゼロトラスト・DX領域の知見がある
- グローバル基準の資格や英語スキルを備えている
それぞれの特徴を詳しくみていきましょう。
高度な技術力+マネジメントスキルを持っている
セキュリティ分野では、高い専門技術とマネジメントスキルを兼ね備えた人材が最も高く評価されます。
脆弱性診断やインシデント対応などの実務スキルに加え、チームを率いてセキュリティ戦略を立案・推進できるエンジニアは、年収800万〜1,000万円超を実現することも珍しくありません。
特に、システム全体を俯瞰しながらリスクマネジメントを行える人材は、セキュリティアーキテクトやCISO候補として市場価値が非常に高く、企業からの信頼も厚い傾向にあります。経営視点でセキュリティを捉え、事業継続やブランド価値の維持に貢献できるリーダー層は、企業にとって欠かせない存在です。
さらに、近年ではセキュリティ組織の内製化が進み、マネジメント力を持つエンジニアがプロジェクト全体を統括するポジションに就くケースも増えています。技術を軸に組織を牽引できる人材こそ、高年収層の中心的存在といえるでしょう。
クラウド・ゼロトラスト・DX領域の知見がある
企業のDX推進やクラウド化が急速に進むなかで、クラウドセキュリティやゼロトラストモデルに精通したエンジニアの価値が高まっています。
AWS・Azure・GCPといった主要クラウド環境でのセキュリティ設計やアクセス制御、脅威分析に対応できる人材は、DXを支えるキーパーソンとして評価され、年収900万円以上のハイポジションも目指せます。
さらに、ゼロトラストやSASE(Secure Access Service Edge)など、次世代のセキュリティアーキテクチャを理解し、実務に反映できるスキルも重視されています。
クラウド技術とセキュリティ戦略の両面を理解しているエンジニアは、設計やコンサルティングといった上流工程で活躍でき、企業のセキュリティ体制をリードする存在として高く評価されるでしょう。
グローバル基準の資格や英語スキルを備えている
セキュリティ分野では、英語力を活かしてグローバルに活躍できる人材の需要が年々高まっています。
サイバー攻撃は国境を越えて発生し、海外製のセキュリティツールを導入する企業も年々増加傾向にあります。そのため、海外チームとの連携や技術情報の共有において、英語での情報収集・報告・交渉スキルが欠かせません。
特に、海外の脆弱性情報や国際的なセキュリティ基準などを英語で正確に理解し、自社のセキュリティ体制に反映できるエンジニアは、グローバル展開企業や外資系企業で重宝される存在です。
さらに、英語でのドキュメント作成や海外チームとの協働、国際カンファレンスでの発表経験などを通じて、プロジェクトを主導する立場へステップアップできる可能性も広がります。
このように、英語力を備えたセキュリティエンジニアは、技術だけでなくコミュニケーション面でも国際的な信頼を得られる人材として評価されます。グローバルな視点を持ち、情報発信力を磨くことで、年収1,000万円クラスのポジションを狙えるチャンスも十分に期待できるでしょう。
高年収を狙える業界・企業の特徴
セキュリティエンジニアとして高年収を目指すには、どのような環境で働くかを意識することが大切です。
特に次のような業界・企業では、スキルに見合った高い評価と報酬を得やすい傾向があります。
高年収を狙える業界・企業の特徴
- コンサルティングファーム・外資系企業
- 金融・通信・SaaSなどセキュリティ投資が活発な業界
- スタートアップ・クラウドベンダーなど新技術に強い企業
それぞれの業界や企業の特徴を詳しくみていきましょう。
コンサルティングファーム・外資系企業
コンサルティングファームや外資系企業では、セキュリティ対策そのものがビジネスの核となるため、高い専門性と成果を発揮できる人材に対して手厚い報酬が支払われます。
クライアントの課題を分析し、最適なセキュリティ戦略を提案・実装・運用まで担うため、技術力だけでなく論理的思考力や提案力も欠かせません。
一般的に、セキュリティコンサルタントの年収は600万〜800万円程度が目安ですが、マネージャーやシニアクラスになると1,000万円を超えるケースも珍しくありません。
特に外資系企業では、英語でのクライアント対応やグローバルプロジェクトの経験、国際資格の保有が評価に直結し、年収レンジが600万〜1,500万円に達する求人も多くみられます。
この領域でキャリアを築くには、技術スキルに加え、提案力やマネジメント力、グローバルな視点を兼ね備えることが大切なポイントです。技術者でありながら経営的な観点からセキュリティを語れる人材こそ、企業から高く評価されるでしょう。
金融・通信・SaaSなどセキュリティ投資が活発な業界
金融や通信、そして急成長を続けるSaaS業界は、いずれも事業の根幹にセキュリティが深く関わる領域です。そのため、システムの安全性を支える専門人材の需要が非常に高く、年々採用競争が激化しています。
特にSaaS企業では、クラウド上で膨大なユーザー情報や業務データを扱うため、設計・運用・監視・インシデント対応といった一連のセキュリティ体制がビジネスモデルそのものを支える基盤となります。また、通信業界ではインフラレベルの防御、金融業界では不正アクセスやマネーロンダリング対策など、高度なリスク管理能力も必要です。
これらの業界ではセキュリティ投資への意識が高く、予算も潤沢に確保されていることから、エンジニアの報酬水準も他業界と比べて高い傾向にあります。
最新技術への知見やリスクマネジメント力、チームを牽引するマネジメントスキルを兼ね備えた人材であれば、年収800万〜1,200万円クラスのポジションも十分狙えるでしょう。
スタートアップ・クラウドベンダーなど新技術に強い企業
スタートアップ企業やクラウドベンダーでは、セキュリティが製品やサービスの競争力そのものに直結するため、最新技術の導入とともにセキュリティ体制の強化が重要視されています。
特に、生成AIやIoT、マルチクラウド、コンテナ技術などを取り入れるプロダクトでは、脆弱性対策やゼロトラスト設計、クラウドネイティブな防御手法が求められます。こうした環境では、技術の最前線で実践的な経験を積むことができるのが大きな魅力です。
また、報酬面に加え、ストックオプションや成果連動型インセンティブ、柔軟な働き方といった付加価値が用意されているケースも多く、個人の裁量が大きいのも特徴です。スピード感のある環境で成果を上げれば、年収700万〜1,000万円超のポジションを目指すことも十分に可能です。
一方で、事業フェーズや資金調達状況によっては安定性が大企業より劣る場合もあるため、リスクを見極めたキャリア設計が欠かせません。しかし、こうした環境で培った経験は、新技術への理解と実装力を兼ね備えた希少なスキルとして評価され、将来的なキャリアアップや高待遇の転職につながりやすいでしょう。
セキュリティエンジニアの将来性とキャリアパス
ここでは、セキュリティエンジニアへのキャリアチェンジを目指している方に向けて、セキュリティエンジニアの将来性や期待できるキャリアパスを詳しくみていきましょう。
今後も需要が拡大する理由
セキュリティエンジニアの需要は今後も右肩上がりで増加すると予測されています。
その背景には、次のような社会的・技術的な要因が挙げられます。
今後もセキュリティエンジニアの需要が拡大する理由
- DXの進展によるリスク拡大
- サイバー攻撃の高度化と多様化
- 法規制・ガイドラインの強化
- クラウド・リモートワーク環境の普及
- IT業界における人材不足の深刻化
- AI・自動化の発展と専門家の必要性
こうした要因が重なり合うことで、セキュリティエンジニアは多くの企業にとって欠かせない存在となっています。
単なるシステム保護の役割にとどまらず、経営戦略やDX推進においても重要なポジションを担うケースが増えており、今後はより上流工程や経営層に近い立場での活躍が求められるでしょう。
特に、攻撃手法の高度化に対抗するためには、既存のツール運用だけでなく、分析・設計・リスクマネジメントを一貫して担える専門家の需要が急速に高まっています。
将来的に目指せる職種
セキュリティエンジニアとしての経験を積むと、技術の専門家としてだけでなく、設計・マネジメント・経営レベルで活躍できる多彩なキャリアパスが広がっています。
代表的な職種は、次のとおりです。
| 職種 | 特徴 | 平均年収 |
|---|---|---|
| セキュリティアーキテクト | システム全体のセキュリティ設計を担うポジション。ユーザーやクライアントの要望を踏まえつつ安全なシステム要件を定める。上流工程の技術だけでなく、提案力も問われる。 | 500万〜800万円 |
| プロジェクトマネージャー(セキュリティ領域を含む) | セキュリティプロジェクトの企画・進行・監督を行い、スケジュール・予算・品質を管理するポジション。組織横断的なコミュニケーション力が求められる。 | 600万〜900万円(職業情報提供サイトjobtagによる平均年収は752万6,000円) |
| CISO(最高情報セキュリティ責任者) | 会社のセキュリティ戦略全体を統括し、経営陣と連携してリスク対策を指揮するポジション。技術知識・マネジメント力・経営視点が必須。企業規模によっては年収2,000万円以上を目指せるケースも。 | 1,000万〜1,500万円 |
参照:職業情報提供サイトjobtag「プロジェクトマネージャ(IT)」
年収アップを目指す場合は、キャリアの方向性を「技術特化」から「設計・戦略・経営」へと段階的に広げることが大切です。自分の得意分野と将来像を照らし合わせながら、長期的なキャリアを設計していきましょう。
セキュリティエンジニアに転職して年収を上げるには
セキュリティエンジニアとして年収を上げるためには、市場が求める経験を理解し、的確に伝える力をつけることが大切です。
転職活動を成功させるには、次の3つのポイントを意識しましょう。
セキュリティエンジニアに転職して年収を上げるポイント
- 転職市場で評価されるスキルと経験を理解する
- 面接・職務経歴書でアピールする
- 転職エージェントを活用する
それぞれの内容を詳しくみていきましょう。
転職市場で評価されるスキルと経験を理解する
セキュリティエンジニアとして転職で年収アップを目指すには、まず「市場が求めるスキルや経験」を明確に理解しましょう。現在の採用市場では、リスクを予測し、仕組みとして守る力が評価される傾向にあります。
特に注目されているのは、次のような領域です。
IT業界の転職市場で評価されるスキルと経験
- 基盤となる技術スキル
- 攻防両面のセキュリティ知識
- 設計・マネジメント力
- 開発・自動化スキル
- グローバル対応力
- チームマネジメント・提案力
上記のようなスキルを総合的に身につけることで、戦略を描けるエンジニアとして高く評価され、転職時の年収レンジにも大きく影響を与えます。年収600万円台から800万〜1,000万円クラスの求人を狙えるようになるでしょう。
面接・職務経歴書でアピールする
セキュリティエンジニアが転職時に年収を上げるためには、職務経歴書や面接でいかに自分の価値を明確に伝えるかが重要です。
次のポイントを押さえて、応募書類と面接準備を整えていきましょう。
面接・職務経歴書でアピールするためのポイント
- 成果を数値化して伝える
- 「役割・課題・対応・結果」の流れで記載する
- 技術スキルだけでなく「ビジネス目線」もアピールする
- 面接では「なぜ貴社でそのスキルを活かせるか」を言語化する
- 職務経歴書と面接で書類内容が一致していることを確認する
これらの準備をしっかり行うことで、採用担当者に「価値のある人材」という印象を与えやすくなります。自分の強みを言語化し、実績を具体的な成果として提示できれば、より高待遇でのオファーを受けられる可能性が高まるでしょう。
転職エージェントを活用する
転職エージェントをうまく活用すれば、非公開求人の紹介や年収交渉、キャリア相談といった重要な支援を受けられ、転職成功・年収アップの可能性を高められます。
特にセキュリティエンジニアという専門職種では、市場の動向や適切なポジションを知っているエージェントが「あなたの経験をどのように活かし、アピールするか」を一緒に整理してくれるため、より効率的に転職活動を進められるはずです。
これからセキュリティエンジニアへの転職を検討している方は、信頼できる転職エージェントに早めに相談することをおすすめします。
特に、セキュリティ分野は専門性が高く、企業によって求めるスキルやポジションの定義が異なるため、IT業界知識の深いアドバイザーの存在が転職成功のカギとなるでしょう。
まとめ
- セキュリティエンジニアは専門性次第で高収入を狙える
- キャリアアップには継続的な学習と戦略的な転職が鍵
- 将来を見据えたスキル構築で年収1,000万円も現実的に
セキュリティエンジニアは、IT業界のなかでも今後さらに需要が高まる職種です。
サイバー攻撃の高度化や情報漏えい対策の強化が求められるなかで、スキルを磨き続けることで市場価値を大きく高められます。
また、転職によって年収アップを実現するためには、資格取得や専門スキルの習得、経験の見せ方、そして戦略的な転職活動が欠かせません。現職での課題整理からキャリア設計、面接対策までを一貫してサポートしてくれる転職エージェントを活用すれば、より効率的に理想のポジションを見つけられるでしょう。
セキュリティ分野は、努力と戦略次第で年収1,000万円も現実的に目指せるフィールドです。将来を見据えてスキルを積み重ね、自分の強みを活かせる環境を見つけていきましょう。
テックゴーが選ばれる理由
テックゴーは、ITエンジニアのキャリア支援に特化した転職サービスとして、多くのエンジニアから信頼を集めています。業界動向を熟知したアドバイザーが在籍しており、技術者一人ひとりの経験や目標に寄り添った丁寧なサポートが特徴です。
テックゴーの強み
- IT業界・エンジニア転職に精通したキャリアアドバイザーが在籍
- 開発・インフラ・PM・ITコンサルタントなど幅広い職種に対応
- 年収アップ実績多数。大手・成長企業の非公開求人を多数保有
自分の市場価値を正しく把握し、将来を見据えた転職を成功させたい方にとって、テックゴーは頼れるパートナーとなるでしょう。
キャリアの方向性に迷っている方や、今の職場で成長を感じられない方に対しても、テックゴーでは経験や希望に寄り添い、最適なキャリアプランをご提案します。ぜひお気軽にご相談ください。
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