IT土方とは?意味と由来や抜け出す方法をわかりやすく解説
2026年08月20日更新
客先常駐でテストや修正の作業を繰り返すなかで、自分の仕事は「IT土方」と呼ばれるものではないかと感じたことはないでしょうか。
IT土方という言葉は、多重下請け構造の末端で単純作業を担うエンジニアを指す俗称として使われてきました。ただし、そう呼ばれる状況に置かれているのは、スキルや努力が足りないからではありません。
公正取引委員会の調査でも、商流の深い位置にいる事業者ほど不必要な中抜きの存在を感じたと回答しており、最終下請けでは33.5%に達しています。どの工程を任され、どの商流で働くかは、個人の頑張りとは別のところで決まっているのが実情です。
この記事では、以下の内容を解説します。
- IT土方という言葉の意味と由来
- 多重下請け構造がIT土方を生む仕組み
- 自分がIT土方に当てはまるかを確認するチェックリスト
- このまま働き続けた場合に何が起きるか
- 商流の浅い企業へ移るための行動と実例
下流工程での作業に限界を感じているエンジニアの方に、状況を変えるための具体的な指針をお伝えしているので、ぜひ参考にしてください。

著者
串田 聡太
(Kushida Sota)
明治大学卒業後、富士通株式会社にて、自社製品に加えSAPやSalesforce導入、DX提案などを経験。その後、パーソルキャリア株式会社にて、ITエンジニアの転職支援を担当。業界トップクラスの実績を有する。
プロフィール詳細を見る

監修者
伊東 光雄
(Ito Mitsuo)
専門学校卒業後、約12 年間IT サービス事業会社にてシステム開発、インフラ運用管理、自社製品の新規開拓営業に従事。その後、2014 年に株式会社ワークポートに就業しキャリアアドバイザーとして転職相談にお越し頂く求職者に対し、キャリアに関する相談業務~求人企業のご紹介~内定・入社までのサポート及び、入社後のアフターフォロー業務全般に従事。
プロフィール詳細を見る
目次
CONTENTS
IT土方とは客先常駐で下流工程を担う下請けエンジニアを指す言葉
IT土方は、辞書に載っている正式な職業名ではありません。多重下請け構造の末端に置かれ、テストや修正といった下流工程の作業を担うエンジニアを揶揄する俗称として使われてきました。
ここでは、この言葉の成り立ちを整理します。
建設業界の「土方」が語源になっている
土方とは、建設や土木の現場で作業に従事する人を指す言葉です。IT土方という呼び方は、この土方をIT業界に当てはめて生まれました。
両者が重ねられた理由は、産業構造の似かたにあります。建設業界では、発注元から直接仕事を請けた元請けのゼネコンが、一次請け・二次請けへと工事を分割して流していく仕組みです。
日本のシステム開発も同じで、大手のシステムインテグレーターを頂点に、下へ下へと開発が再委託されます。現場で手を動かす人ほど発注元から遠い位置に置かれる点が、両業界に共通しています。
また、労働環境の表し方も引き継がれました。建設現場の過酷さを示す3Kは、きつい・汚い・危険の3語を指します。IT業界ではこれをもじった新3Kという言い方が生まれ、きつい・帰れない・給料が安いの3点で語られてきました。
2007年には大手システムインテグレーターの経営者が決算発表の場でこの言葉に触れ、業界の課題として報じられています。
2ch・5ch発のネットスラングとして広まった
IT土方が広く使われるきっかけになったのは、インターネット上の匿名掲示板でした。2004年には2ちゃんねるに携帯電話開発の現場を題材にしたスレッドが立てられ、開発現場の過酷さを伝える書き込みとして拡散しています。
ただし、この言葉が掲示板だけで生まれたとまでは断定できません。2005年にはIT系の専門メディアが実施した川柳の企画で、デジタル土方という語を含む作品が入賞しました。掲示板の外にある業界メディアでも、すでに通じる言葉だったわけです。
背景には、当時のIT業界が置かれた状況がありました。1990年代後半からシステム開発の需要が急増する一方、不況下で開発コストを抑えたい企業が増え、末端の技術者に負担が集中します。デスマーチという言葉が使われはじめたのも同じころでした。自虐を込めて自分たちをそう呼ぶ書き込みが積み重なり、業界の外へも広がっていきます。
Wikipediaでは「デジタル土方」として記載されている
日本語版のWikipediaでIT土方を調べると、デジタル土方という項目に転送されます。百科事典の見出し語としてはデジタル土方が正式な扱いで、IT土方はその別名という位置づけです。
項目内では、システムエンジニア、カスタマーエンジニア、プログラマーといった情報技術産業で働く労働者の俗称と定義されています。ほかにコンピューター土木作業員、システム屋という呼び方も併記されました。
記述の中心にあるのは、やはり産業構造です。元請けが下請けに仕事を丸投げする建設・土木業界に似た多層構造であること、そして多重派遣や偽装請負が起きやすいことが問題として挙げられています。
言葉の由来をたどって行き着くのは、個人の能力ではなく契約の重なり方です。
なぜ“IT業界の闇”を象徴する言葉として使われてしまうのか?
待遇が厳しい仕事は、どの業界にも存在します。それでもIT土方という言葉が業界の暗部を指す代名詞として定着したのは、問題が外から見えにくいところで起きているからです。
公正取引委員会が2022年に公表した実態調査では、その見えにくさが数字で示されました。ソフトウェアの制作取引では細分化と再委託が繰り返され、極端に長い商流が形成される場合があり、最大で6次下請けの事例が報告されています。
同じ調査で、下請法違反にあたると考えられる経験を尋ねたところ、買いたたきを挙げた事業者は15.7%、不当な給付内容の変更は14.2%でした。
さらに深刻なのが、不必要な中抜き事業者の存在です。感じたことがあると答えた割合は次のように分かれました。
- 元請けは18.5%
- 中間下請けは29.2%
- 最終下請けは33.5%
商流の下にいる人ほど中抜きを実感している一方、上にいる人にはその実感が薄いという構図です。発注元は自分が支払った金額が末端でいくらになっているかを把握しておらず、現場のエンジニアは自分の単価がいくらで取引されているかを知らされません。当事者同士が互いの数字を見られない状態で、契約だけが積み重なっていきます。
そして、この言葉を最も多く使ってきたのは業界の外にいる人ではなく、現場のエンジニア自身でした。自虐として口にされ、内部から漏れ聞こえてきたことが、闇という語感を強めたと言えます。
参考:公正取引委員会「ソフトウェア業の下請取引等に関する実態調査報告書(概要)」 参考:IT Leaders「公取委が情報サービス業の多重下請け問題を調査、問題を解くカギはエンドユーザーにあり!」
IT土方が生まれる原因は多重下請け構造にある
下流工程に固定される状況は、配属先の運や個人の力量だけで決まるわけではありません。仕事が発注元から現場へ届くまでの流れそのものに、原因があります。
ここでは、多重下請け構造がエンジニアの働き方に影響する仕組みを、次の4つの段階に分けて解説します。
- 元請けから下請けへ仕事が再委託されていく
- 商流が深くなるほど単価が削られていく
- 人月計算によって頭数として扱われる
- 下流工程に固定され裁量が生まれない
それでは、順に見ていきましょう。
元請けから二次請け・三次請けへ仕事が流れていく
システム開発の仕事は、発注元の企業から直接エンジニアに届くわけではありません。まず大手のシステムインテグレーターが元請けとして受注し、そこから一次請け、二次請けへと工程を分割して再委託していきます。
この流れが生まれる理由は、大規模な開発に必要な人数を1社では抱えきれないからです。案件の規模は時期によって大きく変動するため、自社で全員を雇うと仕事のない期間に人件費だけが残ります。そこで外部の企業へ委託する方式が定着しました。
問題は、再委託がどこかで止まるとは限らない点です。公正取引委員会の実態調査では、細分化と再委託が繰り返されて極端に長い商流ができる場合があると指摘され、最大で6次下請けの事例が報告されました。間に何社が入っているかは、現場に立つエンジニアからは見えません。
参考:公正取引委員会「ソフトウェア業の下請取引等に関する実態調査報告書(概要)」
商流が深くなるほど人月単価が削られていく
再委託が重なると、間に入る企業がそれぞれ利益を確保します。発注元が支払った金額のうち、現場のエンジニアに届くまでに差し引かれる部分が増えていくわけです。
中間マージンそのものが不当なわけではありません。案件を探す営業活動や、案件が切れた待機期間の給与保証は所属企業が負っており、その対価という側面があります。問題視されているのは、価値を加えないまま取り分だけを取る事業者が挟まる場合です。
公正取引委員会の調査では、不必要な中抜き事業者の存在を感じたことがあるという回答が、最終下請けで33.5%に達しました。元請けの18.5%と比べると、下にいるほど実感が強まる傾向がはっきり表れています。
同じ調査では、買いたたきにあたる経験があると答えた事業者が15.7%、下請代金の減額が13.5%でした。上流で削られた金額は、そのまま下流へ押し出されていきます。
スキルが同じでも、どの商流に所属しているかで報酬が変わるのはこのためです。
参考:公正取引委員会「ソフトウェア業の下請取引等に関する実態調査報告書(概要)」
人月計算で「頭数」として扱われてしまう
日本のシステム開発では、費用の見積もりに人月という単位が長く使われてきました。1人が1ヶ月働く量を1人月と数え、必要な人数と期間を掛け合わせて金額を出す方式です。
この計算式には、成果の質を測る要素が入っていません。効率よく仕上げて工数を減らすほど請求額が下がるため、受注する側には短時間で終わらせる動機が働きにくくなります。
エンジニア個人にとっての影響は、評価の軸がずれる点に表れます。人月で契約が結ばれている以上、現場で見られるのは何を実現したかではなく、何人が何ヶ月そこにいたかです。同じ工数枠に入っている限り、成果の差は金額に反映されません。
さらに、この方式は交代可能な人材を前提としています。誰が入っても1人月は1人月と数えられるため、個人の経験や工夫が単価に結び付きにくくなります。
頭数として扱われていると感じる場面は、この見積もり方から生まれています。
下流工程に固定され裁量が生まれない
システム開発は、要件定義から始まって設計、実装、テスト、運用保守へと進みます。多重下請け構造では、この工程が商流の位置とほぼ重なります。
| 商流の位置 | 主に担当する工程 |
|---|---|
| 元請け・一次請け | 要件定義や基本設計を担い、発注元と直接やり取りする |
| 二次請け | 詳細設計や実装を中心に受け持つ |
| 三次請け以降 | 実装の一部やテスト、運用保守を担当する |
上流の工程は発注元との交渉を伴うため、契約上の窓口になっている企業が引き受けます。下請けに回ってくるのは、仕様が決まったあとの作業です。
この分担が続くと、裁量を持つ機会そのものが訪れません。何を作るかを決める場に呼ばれず、決まったものをどう作るかの範囲でも判断は上流に委ねられます。
裁量がないのは意欲の問題ではなく、裁量を渡す設計になっていないからです。
自分がIT土方に当てはまるか確かめる5つのチェックポイント
構造の問題だとわかっても、自分がその影響をどれだけ受けているかは別の話です。判断材料になるのは、待遇への不満ではなく、経験の積み上がり方と評価のされ方でした。
まずは以下の5つに当てはまるかを確認してみましょう。
- 直近1年で新しい技術に触れていない
- 自分の単価と商流の位置を知らない
- 設計や要件定義の会議に呼ばれたことがない
- 成果ではなく稼働時間で評価されている
- 現場が変わるたびに仕事内容がリセットされている
それでは、順に見ていきましょう。
直近1年で新しい技術に触れていない
まず振り返ってほしいのが、この1年で扱った技術の中身です。使う言語もツールも1年前と変わっていないなら、注意が必要でしょう。
下流工程の作業は、仕様と手順が決まったあとに始まります。決められたとおりに実装し、決められた観点でテストする流れのため、新しい技術を試す場面が入り込みません。技術に触れていないのは学ぶ気がないからではなく、触れる作業が回ってこないからです。
会社からの支援も期待しにくい状況があります。IPAの「DX動向2025」によると、人材の育成施策について「とくに支援はしていない」と回答した日本企業は36.6%にのぼりました。米国の1.0%、ドイツの1.9%と比べると開きは大きく、学ぶ機会を会社任せにできない実態が浮かびます。
現場でも会社でも新しい技術に触れる機会がないなら、経験は現状のまま止まります。
参考:IPA「DX動向2025-AI時代のデジタル人材育成」
自分の人月単価と商流の位置を知らない
次に確認したいのが、自分が何次請けの立場で働いているかです。常駐先の企業名は知っていても、その企業と自社のあいだに何社入っているかを答えられる人は多くありません。
単価についても同じです。発注元が支払っている金額と、自分の給与のあいだにどれだけの差があるかを把握しないまま働いている状態は、自分の評価額を知らないまま契約を続けているのと変わりません。
まずは所属企業に商流の位置を確認してみましょう。答えを避けられる場合や、企業側も把握していない場合は、その反応自体が判断材料になるでしょう。
設計や要件定義の会議に呼ばれたことがない
3つ目は、上流の議論に参加した経験があるかどうかです。何を作るかを決める場に一度も同席していないなら、担当範囲が実装以降に限定されています。
要件定義や基本設計の打ち合わせは、発注元と直接やり取りする企業が担います。商流の深い位置にいるエンジニアには、決定事項が仕様書として降りてくるだけです。会議の存在自体を知らされない場合もあるでしょう。
見落としやすいのが、この経験の有無が転職市場での評価に直結する点です。職務経歴書に書けるのは担当した工程であり、実装とテストだけが並ぶ経歴と、要件定義から関わった経歴では、応募できる求人の幅が変わります。
呼ばれていないという事実は、経歴に空白として残ります。気づかないうちに選択肢が狭まっていく部分です。
成果ではなく稼働時間で評価されている
4つ目に確認したいのは、何をもって評価されているかです。月末に提出する書類が作業内容の報告ではなく稼働時間の集計だけなら、契約上の評価軸は時間に置かれています。
これには人月という見積もり方が背景にあります。1人が1ヶ月働く量を単位として金額を決めるため、契約が守られたかどうかは規定の時間を満たしたかで判断されます。品質を高めても、効率化して工数を減らしても、請求額は増えません。
この仕組みのもとでは、次のような状況が生まれます。
- 早く終わらせても次の作業が割り当てられるだけになる
- 改善提案が契約範囲外として扱われる
- 昇給の根拠を示す材料が手元に残らない
時間で測られている限り、努力を金額に変換する経路がありません。評価されていないと感じる原因は、意欲でも実力でもなく契約の形にあります。
現場が変わるたびに仕事内容がリセットされている
最後は、これまで参画した現場のつながりです。担当してきた業務に一貫性がなく、現場ごとに扱う領域も技術も入れ替わっているなら、経験が積み上がっていない可能性があります。
客先常駐では、契約の切れ目で次の現場へ移ります。前の現場で得た業務知識や人間関係は引き継がれず、新しい環境で一から立場を作り直す流れです。移動そのものは避けられませんが、移動のたびに前提知識が使えない状態が続くと、年数だけが増えていきます。
厚生労働省の「jobtag(令和7年賃金構造基本統計調査)」に掲載された年収データでは、この積み上がりにくさが表れています。
受託開発やプログラマーなどを含む職種の平均年収は、経験1〜4年で423.08万円、15年以上で578.06万円でした。一方、基盤システムのシステムエンジニアやプロジェクトマネージャーを含む職種では、同じ15年以上で860.58万円に達します。
同じ15年でも、到達する水準に282万円の差がつきます。現場が変わるたびに振り出しに戻る働き方では、この差を埋める材料が残りません。
評価や経験の積み上がり方については、次の記事でも解説しています。ぜひ参考にしてください。
参考:厚生労働省「システムエンジニア(受託開発) - 職業詳細 | 職業情報提供サイト(job tag)」 参考:厚生労働省「システムエンジニア(基盤システム) - 職業詳細 | 職業情報提供サイト(job tag)」

エンジニアの市場価値はどう決まる?高める方法と将来性を徹底解説
IT土方のまま働き続けた先に起きる4つのこと
チェックポイントに当てはまった状態を放置すると、時間の経過とともに選択肢が狭まっていきます。年齢を重ねてから動こうとしても、そのときには打てる手が減っている場合が多いです。
ここでは、このまま働き続けた場合に起きる変化を4つ取り上げます。
- 年齢が上がるほど案件を選べなくなる
- 職務経歴書に書ける実績が残らない
- 生成AIに代替されやすい作業に留まる
- 現場が変わるたびに評価をやり直すことになる
それでは、順に見ていきましょう。
30代後半でも単価が上がらず案件を選べなくなる
客先常駐で働き続けた場合、最初に表れるのが単価の頭打ちです。年齢とともに給与が上がる仕組みが働きにくく、30代後半に差しかかると停滞が明確になります。
理由は、単価の決まり方にあります。人月で見積もる方式では、担当できる工程が同じであれば経験年数が加算されにくいです。同じテスト工程を任せるなら、単価の低い若手を選ぶ判断が働く場面もあります。
厚生労働省の「jobtag」のデータでは、この停滞が年収に表れていました。受託開発のシステムエンジニアやプログラマーなどを含む職種の平均年収は、経験10〜14年で561.26万円、15年以上で578.06万円です。10年目以降では、伸びは17万円ほどにとどまります。
業界内では、35歳前後で単価の伸びが止まりやすいという見方も語られてきました。公的な統計で裏付けられた話ではないものの、40代に入ると年齢を要件に挙げる案件が増えるという声は現場から出ています。
単価が上がらないまま年齢だけが上がると、応募できる案件そのものが減っていきます。
職務経歴書に書ける実績が積み上がらない
次に効いてくるのが、転職しようとした段階で気づく経歴の薄さです。長く働いていても、書類に落とし込める内容が数行で終わってしまう場合があります。
採用担当者が確認するのは、在籍年数ではなく担当した工程と役割です。実装とテストのみが並ぶ経歴では、何を任せられるかの判断がつきません。参画した現場の数が多くても、それぞれが短期間で役割も同じなら、評価の材料は増えないでしょう。
とくに不利になるのが、次のような書き方しかできない状態です。
- 参画したプロジェクト名と期間だけが並ぶ
- 担当工程が単体テストと結合テストで統一されている
- 使用技術欄に同じ言語とツールが繰り返される
- 自分の判断で決めた事柄を説明できない
書けないのは実績がなかったからではなく、実績として記録される形で仕事を任されなかったからです。とはいえ、選考の場でその事情は考慮されません。経歴の空白は、そのまま応募できる求人の少なさに変わります。
生成AIに置き換わりやすい作業に張り付いてしまう
3つ目は、担当している作業そのものの価値が下がっていく変化です。生成AIの普及によって、影響はすでに金額に表れはじめました。
日本経済新聞が2026年7月に報じた調査では、2022年以降、AIに代替されにくい仕事の単価が2割上昇した一方、自動化が進む下流工程の単価は5割下落しています。同じ期間に、上流と下流で正反対の動きが起きました。
たとえば、コーディングやテストの一部は、AIが担える範囲に入りました。実装したコードを人がレビューする時間のほうが、自分で書く時間より長くなったという調査結果も出ています。要件定義や設計は残る一方、決められた仕様どおりに作る作業の希少性は下がります。
将来の需給予測も同じ方向を示しています。経済産業省の試算によると、人材の転換が進まなかった場合、2030年には従来型IT人材が10万人余る一方で、先端IT人材は55万人不足する見通しです。
IT人材が足りないと言われる状況のなかで、下流に留まる人材だけが余る側に回ります。
参考:参考:日本経済新聞「エンジニア賃金、二極化 コード生成など5割安、AI代替で雇用縮小」 参考:参考:経済産業省「IT人材需給に関する調査(概要)」
常駐先が変わるたびに評価と人間関係をリセットされる
最後は、現場を移るたびに立場を作り直す負担です。契約が切れれば次の現場へ移り、そこでの信頼をまた一から積み上げていきます。
常駐先で高く評価されても、その評価は所属企業の給与には直接反映されにくいです。評価する人と給与を決める人が別の会社にいるため、現場での貢献が昇給の根拠として届きません。異動すれば、評価してくれた相手との関係も終わります。
負担は業務面にも及びます。業務知識や社内の進め方を覚え直し、誰に何を聞けばよいかを把握するまでに時間がかかるでしょう。その期間は成果を出しにくく、力を発揮しはじめたころに契約が切り替わる場合もあります。
積み重ねが断ち切られる働き方を続けると、年数に見合った立場を得られないまま時間が過ぎます。同じ期間を過ごしても、到達する場所が変わってしまうのはここに理由があります。
IT土方から抜け出すための具体的な4つの方法
ここまで構造の問題を見てきましたが、構造が変わるのを待つ必要はありません。今いる場所でできることと、環境そのものを変える選択肢の両方があります。
取り組みやすい順に、次の4つを解説します。
- 今の現場で上流工程の経験を取りに行く
- 市場価値の高い技術領域を学ぶ
- 資格で経験の不足を客観的に補う
- 商流の浅い企業へ転職する
それでは、順に見ていきましょう。
今の現場で設計・要件定義の経験を取りに行く
まず取り組めるのが、現在の常駐先で上流工程に近づく動き方です。転職の準備としても、この経験の有無が結果を左右します。
現実的な進め方は、担当範囲の一歩外側に手を伸ばすことです。仕様書を渡されたときに、なぜその仕様になったのかを設計担当者に確認するだけでも、決定の背景が見えてくるでしょう。
設計レビューへの同席を願い出る、テスト設計を自分で組み立てるといった行動も、実装以降に閉じていた範囲を広げる糸口になります。
得られた経験は、その都度メモに残しておきましょう。担当した工程と、自分が判断した内容を記録しておくと、そのまま職務経歴書の材料になります。参画した現場を離れてからでは思い出せません。
ただし、この方法には限界もあります。契約が実装工程に限定されている場合、範囲外の業務を任せてもらえない場面は出てくるでしょう。半年ほど働きかけても状況が動かないなら、環境側の問題として切り分けて考えましょう。
クラウドやAI活用など市場価値の高い領域を学ぶ
次に効果が大きいのが、需要の伸びている領域へ技術の軸を移す取り組みです。学ぶ対象を選ぶ基準は、求人でどれだけ評価されているかに置きましょう。
エンジニア特化の転職エージェント「テックゴー」が保有する求人データで職種ごとの平均年収を見ると、領域による差がはっきり表れています。
| 職種 | 平均年収 |
|---|---|
| テスター | 440万円 |
| 運用保守 | 646万円 |
| クラウドエンジニア | 743万円 |
| セキュリティエンジニア | 812万円 |
| データエンジニア | 813万円 |
| AIエンジニア | 834万円 |
| SRE | 875万円 |
経済産業省の試算では、2030年に先端IT人材が55万人不足する一方、従来型IT人材は供給が需要を上回る見通しが示されました。不足している側へ移ることが、そのまま評価の上がる方向と重なります。
学習の進め方としては、業務で使っている技術と地続きの領域から始めると定着しやすいです。サーバーの運用保守を担当しているならクラウド基盤の構築へ、テスト工程が中心なら自動化ツールの扱いへと広げていく形が現実的でしょう。
参考:経済産業省「IT人材需給に関する調査(概要)」
資格で経験の不足を客観的に補う
3つ目は、資格の取得です。上流工程の実務経験が積めない状況でも、知識を持っていることを書類で示せます。
資格が有効なのは、経歴で伝わらない部分を埋められるからです。実装とテストの経験しか書けない場合でも、設計や管理の知識を学んだ事実は残せます。選考では、意欲を裏付ける材料としても扱われます。
目指す方向に応じて、次のような資格が候補になります。
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験
- システムアーキテクト試験
- プロジェクトマネージャ試験
- AWS認定ソリューションアーキテクト
情報処理技術者試験は、2026年度から応用情報技術者試験と高度試験もCBT方式へ移行しました。全区分がコンピュータで受験する形になり、受験の機会が増えています。
ただし、資格だけで評価が決まるわけではありません。実務と結び付けて話せる状態にしておくと、面接での説得力が変わります。
商流の浅い企業(自社開発・プライム)へ転職する
最後が、環境そのものを変える選択です。担当できる工程は商流の位置で決まるため、位置を変えると任される仕事も変わります。
移り先としては、次の3つが有力な候補になります。
| 転職先 | 特徴 |
|---|---|
| 自社開発企業 | 自社のサービスを開発するため、企画から運用まで一貫して関われる |
| プライム案件中心のSIer | 発注元と直接契約し、要件定義や基本設計を担当する |
| 事業会社の社内システム部門 | 発注する側に立ち、業務課題の整理から関与する |
また、年収の面でも差が出ます。エンジニア特化の転職エージェント「テックゴー」の求人データでは、要件定義や設計を含むシステムエンジニアの平均年収が698万円、プロジェクトリーダーが763万円、プロジェクトマネージャーが890万円でした。
運用保守の646万円と比べると、工程の違いがそのまま金額に表れています。
気になる企業がある場合は、転職エージェントに相談してみるのがおすすめです。転職エージェントは各企業とのつながりがあるため、発注元と直接契約している案件の比率など、求人票には載らないデータも保有しています。
IT土方から抜け出した人のキャリアパス
抜け出す方法がわかっても、その先にどんな仕事が待っているかは見えにくいものです。実際には、これまでの経験を土台にして進める道がいくつもあります。
エンジニア特化の転職エージェント「テックゴー」で転職したエンジニアの方によく選ばれているのは、以下の4つのルートです。
- テスト中心の経験からインフラ・クラウド領域へ移る
- 詳細設計の経験を足がかりに上流工程へ進む
- 現場で得た業務知識を武器にコンサルティング側へ移る
- 客先常駐から自社開発企業のエンジニアになる
それぞれのルートを確認していきます。
テスト中心のSEからインフラ・クラウドエンジニアへ移る
テストや運用保守を長く担当してきた場合、インフラ領域は移りやすい方向です。システムの動作を確認してきた経験が、そのまま基盤を扱う仕事につながります。
現場で障害対応をしていた人であれば、ログを読んで原因を切り分ける力がすでに身についています。サーバーやネットワークの構成を把握する場面も多く、インフラの知識に触れる機会は下流工程のなかでも比較的多いです。
そこからクラウドへ広げると、評価は大きく変わります。テックゴーの求人データでは、運用保守の平均年収が646万円である一方、クラウドエンジニアは743万円、SREは875万円でした。同じ基盤を扱う仕事でも、構築や改善まで担うかどうかで水準が動きます。
進め方としては、クラウドの認定資格を取得しながら、現在の現場でクラウド環境に触れる業務を探す形が現実的でしょう。
インフラエンジニアの求人情報
【東京】DXソリューションエンジニア(AI・クラウド・ローコード/ノーコード)
想定年収
500~2,000万円
勤務地
東京都港区
業務内容
・AI・クラウド・ローコード/ノーコード等の技術を利用した、自社サービス企画・開発、提案、導入までをお任せします。 ・サービス開発ならびに基盤構築の技術者を募集します。 【サービス例】 ・RPA(業務自動化)サービスの導入開発 お客様の要件をヒアリングし要件定義および導入開発 ・新たなサービス企画 RPA商材の拡充、AIやOCR等の新規商材の連携強化の企画・開発、提案、導入 ・BI、クラウド等の自社サービス企画・開発、提案、導入 ・Webアプリ、スマホアプリまたは基盤構築等の直請け案件(プライム)の本社受託開発 ●従事すべき業務の変更の範囲 雇い入れ直後:システムエンジニア業務 変更の範囲:本人の適性により当社業務全般に変更の可能性がございます。 ●就業場所の変更の範囲 雇い入れ直後: 自社拠点または配属先プロジェクト勤務地 変更の範囲:本社および全国の拠点、顧客先、または自宅
View More
働き方改革領域での事業創造、Microsoft 365を活用したビジネスのPM・PL候補(大阪/東京)【在宅勤務可】<0020ITIS>
想定年収
600~1,200万円
勤務地
-
業務内容
●組織について 当部は、複数の専門課が連携して組織されています。 各課では、Microsoft 365を中心に導入運用・基盤設計・関連開発・認証基盤構築・業務自動化・最新技術(Copilot/AI Agent/Power Platform等)の活用推進などを手掛けています。 第1課:Microsoft 365の運用 第2課:Microsoft 365基盤およびオンプレミスActive Directoryの設計・構築、及び業務システムインテグレーション 第3課:Microsoft 365を中心としたクラウド環境の構築 第4課:Microsoft 365利活用及びDX(デジタルトランスフォーメーション)推進 部全体で急成長するクラウド市場への対応力、豊富なプロジェクト経験、先進技術の積極的な活用を特徴とし、ユーザー部門の生産性・創造性向上および市場価値の高い人材育成を推進しています。 ●組織の業務・事例紹介 当部は、クラウドサービス事業本部内で、Microsoftを中心としたクラウドソリューション(Microsoft 365、Power Platform等)を導入・構築・開発・運用し、ライセンスリセールも含めた総合サービス提供を担っています。 オンプレミス環境からの移行や、Power Platformを活用した業務アプリ開発、自動化、CopilotやAI Agentの導入推進を通じて、ユーザー部門の生産性・創造性向上、およびDX推進に貢献できるやりがいあるポジションです。 多様な業界・顧客へのサービス提供や最新技術へのチャレンジを重ねる中で、高い専門性と成長機会を存分に得ることが可能です。 ●職務内容・担当業務 マイクロソフトソリューション(Microsoft 365等)を活用し、コラボレーションシステムの導入における上流工程(要件定義・設計)から、構築・移行までを一貫して担当していただきます。 お客様の業務課題やニーズに合わせて、最適なクラウドアプリケーション基盤を設計・実装し、生産性や創造性を高めるためのソリューションを提供します。 ITアーキテクトとして技術領域のリード、プロジェクト推進役や案件リーダーとして要件定義~設計・構築・テスト等の一連のプロジェクト工程を遂行していただきます。 また、Power PlatformやCopilot等の最新技術/生成AI活用を含めたサービス高度化・DX推進にもチャレンジできます。 ●役割・ポジション プロジェクトマネージャ、プロジェクトリーダ、SE ●配属部署 ITインフラサービス事業グループ クラウド事業本部 クラウドサービス第一部
View More
データエンジニア、データベースエンジニア募集【在宅勤務可】<0429ITIS>
想定年収
-
勤務地
-
業務内容
●組織について 当部は、AIやクラウド技術を活用して企業のDX推進を支援する部署として、クラウドデータ活用基盤の導入に向けた企画・要件定義・設計・構築から、クラウドデータ活用サービスの企画・開発まで幅広く担っています。また、Oracle Databaseの導入企画・要件定義・設計・構築や、データベース関連サービスの開発にも積極的に取り組み、最新技術を活用した業務効率化・新規ビジネスモデル創出、さらには全社的なDX推進に寄与しています。 多様なバックグラウンドを持つメンバーが集い、生成AIやクラウドネイティブ開発をはじめとした先端技術に強みを持っている点も特徴です。社員一人ひとりが自らの挑戦を主導し、イノベーション創出に向けて知見を高め合う環境が整っており、技術者の育成とサービス品質の向上にも注力しています。 ●組織の業務・事例紹介 当部は、AIとクラウド技術を活用し、企業のDX推進を支援する部署として、クラウドネイティブ開発や生成AIを含む多様なソリューションを提供しています。 AWS、Google Cloud、Snowflake、Oracle Databaseなどの国内外のメガクラウドや先端技術を駆使し、信頼性の高いデータベース環境やデータ分析基盤の設計・構築・運用を通じて、お客様のビジネスニーズに応じた高度なITソリューションを提供します。 また、クラウドサービスを活用したデータ活用基盤の提供を通じ、クラウドDWH構築やダッシュボード開発を推進し、経営判断や業務効率化、新規ビジネスモデル創出を支援します。 部門横断のDX推進やAI人材育成、サービス品質向上にも力を入れており、サービス企画開発・営業企画・プリセールスなど幅広い業務を通じて、多様なバックグラウンドを持つメンバーと共に、企業競争力強化と持続的なデジタル変革に貢献します。 ●職務内容・担当業務 担当いただく業務内容は、データベースの設計・構築・運用支援、データ分析基盤の設計・構築、お客様のデータ活用支援、データ利活用ビジネスのサービス企画開発などになります。 将来的には、システム開発や基盤構築だけでなく、リーダーやラインマネージャ、サービス企画・実装、サービス運営など、適性に応じた様々なキャリアパスが選択可能です。 データドリブン経営を支援し、データベースやクラウド技術を駆使してお客様の収益向上に貢献するテックリードやコンサルタントとしての役割も担います。技術力の高い専門家が多く在籍するチームで、技術を深く学ぶ最適な環境が整っており、若い社員が多く協力しながら高い目標を追求しています。さらに、海外ベンダーとのやり取りや、AWS re:Invent、Snowflake Summit、Oracle AI World、Google Cloud Nextなどの海外カンファレンスへの出張機会も豊富です。 ●役割・ポジション 技術職におけるリーダー候補またはメンバー ●配属部署 ITインフラサービス事業グループ クラウド事業本部 マルチクラウドインテグレーション部
View More
【クラウドエンジニア】AWSリフト&シフト案件対応、クラウドネイティブ開発、プロジェクトマネージャ、スクラムマスター募集【在宅勤務可】<0134ITIS>
想定年収
500~1,200万円
勤務地
-
業務内容
●職務内容・担当業務 AWSを中心としたハイブリッドクラウド環境の利活用推進を担い、顧客のITトランスフォーメーション支援を行っています。主な業務内容は以下の通りです。 ①AWSを活用した顧客向けコンサルティング・基盤設計・構築・運用 AWS各種サービスを理解し、顧客ニーズに応じた最適なサービス組み合わせによる価値提案を実施。メガクラウドベンダーと連携したPoCへの積極対応、大型案件への継続的な参画・推進を行っています。 ②データ活用領域を中心としたクラウドネイティブ開発業務 クラウド移行を進める顧客のデータ活用ニーズに対応し、クラウドDWH構築からデータ連携、ダッシュボード開発までを一気通貫で支援。クラウドネイティブ技術の活用による顧客業務の高度化に寄与しています。 AWS Summit Japan、AWS re:Invent など国内外カンファレンス出張や、メガクラウド事業者との協働による先進技術習得の機会も豊富です。 製造業向け顧客へSCSKプライベートクラウドサービス「USiZE」とのハイブリッドクラウド環境実装プロジェクトは先進事例として社内外に広く発信されています。 ●役割・ポジション プロジェクトマネージャ(スクラムマスター) ●研修 AWSに関する技術資格取得補助あり。 業務の幅を広げ質を高めるためのヒューマンスキル研修あり。 ●配属部署 ITインフラサービス事業グループ クラウド事業本部 マルチクラウドインテグレーション部
View More
【ERP】自社プロダクト「PROACTIVE」のクラウドサービスエンジニアを募集します。<0517PAA>
想定年収
-
勤務地
-
業務内容
●組織について 「PROACTIVE」のアプリケーション基盤開発及び運用機能、カスタマーサクセス機能を集約した組織です。 開発と運用、保守を一体化することで、クラウド機能の強化作業のスピードアップと効率化を狙っています。 ●組織の業務・事例紹介 【組織のミッション】 当部は①PROACTIVEビジネスプラットフォーム(クラウドアプリケーションPF/カスタマーサクセスPF)の企画/構築/運用、②PROACTIVE AI(※)開発、③SaaSサービス顧客向けカスタマーサクセスを担当しております。 【事例紹介】 PROACTIVE AIは、2026 Google Cloud Data & Analytics:Japan パートナー オブ ザ イヤー を受賞 https://www.scsk.jp/news/2026/pdf/20260422i.pdf ◎関連URL <PROACTIVE 事業紹介セミナー> 1.SCSK ERP事業の真髄 基幹システムを「守り」から「攻め」に変えるIT戦略 https://www.youtube.com/watch?v=SqpusNTv574&t=271s <PROACTIVE AIシリーズ> 1.【AI戦略を加速】AIで経営リソースを最適化/経営と現場のDXを支える基盤とは https://www.youtube.com/watch?v=tgA4uYqfODA&t=165s 2.【経営のタイムラグを解消】マルチAIエージェントで意思決定を高速化/信頼できるデータで柔軟に分析する工夫とは https://www.youtube.com/watch?v=68uw0N4SibA 3.【AIエージェントでバックオフィスを効率化】複雑な法規制・社内規定をAIがチェック/アウトプットの根拠を示すXAI https://www.youtube.com/watch?v=0xIjXzVxJa4 ●職務内容・担当業務 自社製クラウド型ERPのサービスを支えるインフラエンジニアです。 【具体的な仕事内容】 ・サービス環境構築(AWSクラウドサービスを利用) ・メンテナンス(自社製ERPアプリケーションのパッチ適用等) ※1 ・障害対応(営業日の定時時間内) ※2 ・運用高度化(自動化やAWSサービス利用による効率化) ※1:月1~2回の夜間定期メンテナンス(19:00~24:00)を実施しています。 ※2 :サービス(システム)は夜間休日も稼働していますが、障害対応は基本平日定時内に実施しています。 ●役割・ポジション クラウドサービスエンジニア ●研修 各種ベンダー研修や資格取得を支援する制度があります。 ●配属部署 知財事業グループ PROACTIVE事業本部 カスタマーサクセス&DevOps部
View More
詳細設計の経験を足がかりに上流SE・PMへ進む
実装だけでなく詳細設計を任された経験があるなら、上流工程への道が開けています。設計は要件と実装をつなぐ位置にあり、要件定義に近い考え方を求められる工程だからです。
このルートの利点は、段階を踏んで進める点です。詳細設計から基本設計へ、そして要件定義へと担当範囲を広げ、その先にプロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーが見えてきます。一足飛びに管理職を目指す必要はありません。
求人データで見ると、年収は段階ごとに上がっていきます。
| 職種 | 平均年収 |
|---|---|
| SE(要件定義・設計・開発含む) | 698万円 |
| プロジェクトリーダー | 763万円 |
| プロジェクトマネージャー | 890万円 |
このように、上流へ進むほど、経験が金額に反映されやすくなります。
プロジェクトマネージャー(PM)の求人情報
プロジェクトマネージャー/PM候補(大手企業向け デジタルマーケティング・インハウス化支援)
想定年収
600~900万円
勤務地
東京都新宿区
業務内容
担当プロジェクト A:国内大手金融グループ(複数の事業会社を横断)のマーケティング・インハウス化プロジェクト B:大手通信キャリアにおける同種の取り組み ※ご経験・志向に応じて、いずれか、または双方を担当していただきます。 具体的な業務 まずは担当を1~2社に絞り、先輩PMおよびCOOの伴走のもとで上記業務を経験。半年~1年を目安に、プロジェクト全体のPMをお任せします。 クライアントの現状棚卸し(既存代理店・媒体・計測環境・KPIの整理)と、インハウス化に向けた移行計画の策定 自社ASP「SLVRbullet」を用いた計測基盤の導入・移管設計、および既存ASP/代理店からのリプレイス推進 事業会社ごとのKPI設計、獲得計画の策定と進捗管理 媒体・アフィリエイターの選定、条件交渉、優先度(Tier)設計とポートフォリオ管理 クライアント経営層~実務担当までのステークホルダーマネジメント(定例運営、論点整理、課題・リスク管理、意思決定の取り付け) 複数社・複数ワークストリームを同時並行で走らせるプロジェクト全体の進行管理 社内の運用/技術/レポーティングメンバーのディレクション 実績レポーティングと、数値に基づく改善提案の立案・提示
View More
プロジェクトマネージャー/PM(大手企業向け デジタルマーケティング・インハウス化支援)
想定年収
900~1,200万円
勤務地
東京都新宿区
業務内容
担当プロジェクト A:国内大手金融グループ(複数の事業会社を横断)のマーケティング・インハウス化プロジェクト B:大手通信キャリアにおける同種の取り組み ※ご経験・志向に応じて、いずれか、または双方を担当していただきます。 具体的な業務 まずは担当を1~2社に絞り、先輩PMおよびCOOの伴走のもとで上記業務を経験。半年~1年を目安に、プロジェクト全体のPMをお任せします。 -クライアントの現状棚卸し(既存代理店・媒体・計測環境・KPIの整理)と、インハウス化に向けた移行計画の策定 -自社ASP「SLVRbullet」を用いた計測基盤の導入・移管設計、および既存ASP/代理店からのリプレイス推進 -事業会社ごとのKPI設計、獲得計画の策定と進捗管理 -媒体・アフィリエイターの選定、条件交渉、優先度(Tier)設計とポートフォリオ管理 -クライアント経営層~実務担当までのステークホルダーマネジメント(定例運営、論点整理、課題・リスク管理、意思決定の取り付け) -複数社・複数ワークストリームを同時並行で走らせるプロジェクト全体の進行管理 -社内の運用/技術/レポーティングメンバーのディレクション -実績レポーティングと、数値に基づく改善提案の立案・提示
View More
【福岡/システムPMメンバー】新電力サポート部
想定年収
509~709万円
勤務地
福岡県福岡市
業務内容
再エネアグリゲーション事業本部 新電力サポート部 ●募集概要 小売電気事業者向けシステム(E-System-Plus)の開発・導入、カスタマイズ機能の開発および運用保守を主業務とするチームにおいて、PM(プロジェクトマネージャー)・PL(プロジェクトリーダー)を担っていただきます。 ●業務詳細 小売電気事業者向けシステムの新規導入やリプレイス、お客様個別のカスタマイズ機能の開発や運用保守におけるプロジェクトマネジメント業務をお任せします。 お客様のご要望や課題をヒアリングし、営業メンバーと連携してソリューションを提案。 要件定義や仕様調整業務、PM または PL として設計・開発・テスト各工程の進行管理やクライアント折衝業務を担当いただきます。 様々な課題に対し、チームメンバーおよび協力会社のエンジニアと協力しながら応えていきます。 プロジェクトごとに規模やステータスも異なるため、ご自身のスキルや適性に合わせて段階的なキャリアアップも可能です。
View More
働き方改革領域での事業創造、Microsoft 365を活用したビジネスのPM・PL候補(大阪/東京)【在宅勤務可】<0020ITIS>
想定年収
600~1,200万円
勤務地
-
業務内容
●組織について 当部は、複数の専門課が連携して組織されています。 各課では、Microsoft 365を中心に導入運用・基盤設計・関連開発・認証基盤構築・業務自動化・最新技術(Copilot/AI Agent/Power Platform等)の活用推進などを手掛けています。 第1課:Microsoft 365の運用 第2課:Microsoft 365基盤およびオンプレミスActive Directoryの設計・構築、及び業務システムインテグレーション 第3課:Microsoft 365を中心としたクラウド環境の構築 第4課:Microsoft 365利活用及びDX(デジタルトランスフォーメーション)推進 部全体で急成長するクラウド市場への対応力、豊富なプロジェクト経験、先進技術の積極的な活用を特徴とし、ユーザー部門の生産性・創造性向上および市場価値の高い人材育成を推進しています。 ●組織の業務・事例紹介 当部は、クラウドサービス事業本部内で、Microsoftを中心としたクラウドソリューション(Microsoft 365、Power Platform等)を導入・構築・開発・運用し、ライセンスリセールも含めた総合サービス提供を担っています。 オンプレミス環境からの移行や、Power Platformを活用した業務アプリ開発、自動化、CopilotやAI Agentの導入推進を通じて、ユーザー部門の生産性・創造性向上、およびDX推進に貢献できるやりがいあるポジションです。 多様な業界・顧客へのサービス提供や最新技術へのチャレンジを重ねる中で、高い専門性と成長機会を存分に得ることが可能です。 ●職務内容・担当業務 マイクロソフトソリューション(Microsoft 365等)を活用し、コラボレーションシステムの導入における上流工程(要件定義・設計)から、構築・移行までを一貫して担当していただきます。 お客様の業務課題やニーズに合わせて、最適なクラウドアプリケーション基盤を設計・実装し、生産性や創造性を高めるためのソリューションを提供します。 ITアーキテクトとして技術領域のリード、プロジェクト推進役や案件リーダーとして要件定義~設計・構築・テスト等の一連のプロジェクト工程を遂行していただきます。 また、Power PlatformやCopilot等の最新技術/生成AI活用を含めたサービス高度化・DX推進にもチャレンジできます。 ●役割・ポジション プロジェクトマネージャ、プロジェクトリーダ、SE ●配属部署 ITインフラサービス事業グループ クラウド事業本部 クラウドサービス第一部
View More
【クラウドエンジニア】AWSリフト&シフト案件対応、クラウドネイティブ開発、プロジェクトマネージャ、スクラムマスター募集【在宅勤務可】<0134ITIS>
想定年収
500~1,200万円
勤務地
-
業務内容
●職務内容・担当業務 AWSを中心としたハイブリッドクラウド環境の利活用推進を担い、顧客のITトランスフォーメーション支援を行っています。主な業務内容は以下の通りです。 ①AWSを活用した顧客向けコンサルティング・基盤設計・構築・運用 AWS各種サービスを理解し、顧客ニーズに応じた最適なサービス組み合わせによる価値提案を実施。メガクラウドベンダーと連携したPoCへの積極対応、大型案件への継続的な参画・推進を行っています。 ②データ活用領域を中心としたクラウドネイティブ開発業務 クラウド移行を進める顧客のデータ活用ニーズに対応し、クラウドDWH構築からデータ連携、ダッシュボード開発までを一気通貫で支援。クラウドネイティブ技術の活用による顧客業務の高度化に寄与しています。 AWS Summit Japan、AWS re:Invent など国内外カンファレンス出張や、メガクラウド事業者との協働による先進技術習得の機会も豊富です。 製造業向け顧客へSCSKプライベートクラウドサービス「USiZE」とのハイブリッドクラウド環境実装プロジェクトは先進事例として社内外に広く発信されています。 ●役割・ポジション プロジェクトマネージャ(スクラムマスター) ●研修 AWSに関する技術資格取得補助あり。 業務の幅を広げ質を高めるためのヒューマンスキル研修あり。 ●配属部署 ITインフラサービス事業グループ クラウド事業本部 マルチクラウドインテグレーション部
View More
業務知識を強みにITコンサルタントへ転身する
意外に思われるかもしれませんが、客先常駐の経験がコンサルティング領域で評価される場合があります。金融や製造といった特定の業界の現場に長く入っていた人ほど、その傾向は強いです。
理由は、業務の中身を知っている人が限られているからです。システムを作る力があっても、金融機関の事務手続きや製造現場の在庫管理がどう回っているかまでは、外から見てもわかりません。
常駐先で仕様書を読み込み、担当者と会話を重ねてきた経験は、そのまま業界知識として蓄積されています。
また、ITコンサルタントは年収の水準も高い領域です。テックゴーの求人データでは、ITコンサルタントの平均年収が997万円、セキュリティコンサルタントが1,036万円でした。
ITコンサルタントは技術力ではなく、業務を理解している点が評価の対象になります。同じ業界の案件を複数経験しているなら、その経歴は職務経歴書の中心に据えましょう。
SESから自社開発企業のエンジニアへ移る
最後は、自社でサービスを開発する企業へ移るルートです。客先常駐との違いが最も大きく、働き方そのものが変わります。
変わる点は、次の3つに整理できます。
- 発注元ではなく自社の判断で開発を進められる
- 企画から運用まで一貫して関われる
- 現場が変わらないため経験が積み上がる
とくに3つ目の影響は大きいです。常駐先が変わるたびに立場を作り直す働き方から離れ、同じプロダクトに向き合い続けられます。担当領域が深まり、改善の結果を自分で確かめられる環境です。
選考では、実装の経験に加えて、なぜその技術を選んだかを説明できるかが見られます。指示どおりに作った話ではなく、自分で考えた部分を伝えられるかが分かれ目になります。
現在の現場でも、判断した内容を記録しておくと準備が進めやすいでしょう。
システムエンジニア(Web)の求人情報
【福岡】システムエンジニア(経験者)
想定年収
360~800万円
勤務地
-
業務内容
システムエンジニアとして、ご経験やスキルに応じて、実装だけでなく要件定義や設計、サービス全体のアーキテクチャ設計といった上流工程まで幅広く担っていただくポジションです。(マネージャーへの転向も可能です) 当社には、スキルや経験を重要視しつつも、チャレンジ精神のあるメンバーに挑戦の機会を与える文化が定着しており、より大きな裁量を求めていきたい方にはピッタリの環境です。SES出身や制作会社出身の方も多数入社しており、早期にご活躍いただける体制が整備されています。 また、プロジェクト体制としては、案件ごとに3~15名ほどのチームを組んで開発を推進しています。同じ所属のエンジニアだけでなく、デザイナーやPM等の他ポジションのメンバーと協働で開発を進めて働ける環境で、切磋琢磨し合いながらスキルを伸ばしていくことができます。 ●具体的な業務内容 ・システムエンジニアとしての開発業務 ・場合によって、インフラの開発業務 ・PJメンバーのコードレビュー ・PJ進行に即した技術上の調査、及び提案のためのPoC実施と評価 ・DB設計やアーキテクチャ設計 ・要件定義・基本設計 など ●過去の開発案件事例 ・生成AIを活用した業務効率化システム開発 ・不動産向け業務改善システム開発 ・製造業向けWEB受発注サービス開発 ・データ分析基盤構築 ・金融系業務システム開発支援 等 【使用スキル】※一例 ●開発言語 :Java, Python, PHP, C♯, Server Side Kotlin, TypeScript ●フレームワーク: <サーバーサイド> SpringBoot, FastAPI, Node.js, Laravel, .Net Core <フロントエンド> React.js(Next.js), Vue.js(Nuxt.js) ●インフラ:AWS, Azure, OCI, GCP ●ツール:Git/GitHub, Backlog
View More
【福岡】システムエンジニア(ポテンシャル)
想定年収
300~420万円
勤務地
-
業務内容
システムエンジニアとして、まずは実装をお任せし、ゆくゆくは要件定義やサービス全体の設計などの上流工程なども担っていただけるリードエンジニアとしてのポジションを目指していただきます。(マネージャーへの転向も可能です。) 当社には、スキルや経験を重要視しつつも、チャレンジ精神のあるメンバーに挑戦の機会を与える文化が定着しており、より大きな裁量を求めていきたい方にはピッタリの環境です。SES出身や制作会社出身の方も多数入社しており、早期にご活躍いただける体制が整備されています。 また、プロジェクト体制としては、案件ごとに3~15名ほどのチームを組んで開発を推進しています。同じ所属のエンジニアだけでなく、デザイナーやPM等の他ポジションのメンバーと協働で開発を進めて働ける環境で、切磋琢磨し合いながらスキルを伸ばしていくことができます。 ●具体的な業務内容 ・システムエンジニアとしての開発業務 ・場合によって、インフラの開発業務 ・PJ進行に即した技術上の調査、及び提案のためのPoC実施と評価 ・DB設計 ・要件定義・基本設計の補佐 など ●過去の開発案件事例 ・生成AIを活用した業務効率化システム開発 ・不動産向け業務改善システム開発 ・製造業向けWEB受発注サービス開発 ・データ分析基盤構築 ・金融系業務システム開発支援 等
View More
エンジニアリングマネージャー(タレントマネジメント/福利厚生領域)
想定年収
690~1,100万円
勤務地
東京都品川区
業務内容
●担当チーム(新規タレマネプロダクト、人事情報マスタ、freeeEラーニング、freee福利厚生)のエンジニアリングマネジメント全般 ●メンバーの目標設定、評価、1on1を通じた継続的な成長支援やキャリア形成のサポート ●採用活動、オンボーディング、チームビルディングの推進を通じた開発組織の拡大・強化 ●PdMやデザイナーと協業し、プロダクトロードマップの策定および実行確度の向上 ●開発プロセスの継続的な改善、技術的負債の解消方針の策定や生産性向上のための施策立案 ●OEMプロダクト提供元を含む社内外ステークホルダーとの折衝・コミュニケーション ※会社の事業状況やご本人の適性に応じて担当する業務内容が変更となる場合があります 業務内容の変更範囲:会社の事業状況やご本人の適性に応じて担当する業務内容が変更となる場合があります
View More
【神奈川/WEB面接可】製造業向けWebアプリケーション開発エンジニア【横断事業推進プロジェクトグループ】
想定年収
800~800万円
勤務地
神奈川県横浜市
業務内容
製造業向けアプリケーションの設計・実装・テスト・品質改善までをリードいただきます。 既存メンバーと連携しながら、開発のスピードと品質を両立し、チームの技術的な中核を担うポジションです。 ≪具体的には≫ ・要件定義、設計、実装、テスト、運用までの一連の開発プロセス ・Webアプリケーションの設計・実装・テスト・レビュー・リリース ・クラウド環境(例:AWS, Azure, GCP)を活用したアプリケーション構築 ・ユーザー視点でのUI/UX改善提案と実装 ・AIを活用した業務の生産性改善・新たな価値創出 ・他部門との連携によるSaaS事業環境の整備 ・顧客訪問を実施し、各機能のユーザーヒアリング、顧客価値の具現化 ・リリース後の不具合対処など、技術面での問い合わせ対応 【変更の範囲】 会社の定める業務(※) (※)業務の都合によって会社外の職務に従事するため出向または転属を命じることがあります。 ●使用言語、環境、ツール、資格等 ・フロントエンド:Typescript(Reactなどのフレームワークを用いたWebアプリ開発) ・バックエンド:C#,Java(アプリ・APIサーバ実装経験) ・インフラ:Azure/AWS/Google Cloud(パブリッククラウド用いたアプリ開発・運用経験) ・その他:OpenAI / GitHub
View More
Webアプリ・データ基盤エンジニア(MFA認証基盤/製薬データ分析)
想定年収
504~900万円
勤務地
東京都豊島区
業務内容
くすりの窓口では、薬局・医療・製薬会社向けに、認証基盤・データ分析基盤・情報連携システムの開発を行っています。 今回募集するポジションでは、下記システムの開発・運用・改善をご担当いただきます。 担当システム ① MFA認証基盤 各システムから利用される多要素認証基盤の開発・運用 ② 製薬会社向け情報連携基盤 製薬会社向けにデータ連携・分析を行うシステム開発 ③ Dify基盤運用 生成AI基盤(Dify)を利用した社内システムの運用・改善 ④ 製薬会社向けデータ連携 AWS上での大規模データ処理・S3連携・Step Functionsによるデータフロー開発 ・Python / React を利用したWebアプリケーション開発 ・AWS Lambda / Step Functions を利用したサーバレス開発 ・Athena / QuickSight を利用したデータ分析基盤構築 ・DMS等を利用したデータ連携開発 ・Dify基盤の運用・改善 ・製薬会社向けデータ分析機能の開発 ・システム運用・保守 ・新規事業PS企画部との要件整理・仕様検討 AI駆動開発も積極的に導入しており、 Claude Code や Dify を利用した業務効率化も進めています。 【開発課題】 ・複数システム間のデータ連携 ・製薬会社向けデータ分析基盤の強化 ・MFA認証基盤の拡張 ・AIを活用した運用改善 ・大量データ処理の性能改善 ・運用が属人化している箇所がある ・データ連携処理が複雑化している ・AWS利用拡大に伴うコスト最適化 ・既存バッチやデータ処理の整理
View More
キャリアアップをするための転職ならテックゴー
下流工程から抜け出す転職では、求人票を見ただけでは判断がつきません。職種名が同じでも、商流の位置によって任される工程はまったく違います。
テックゴーは、エンジニアとITコンサルタント領域に特化した転職エージェントとして、上流工程を担う求人を多数保有しています。元エンジニア出身のアドバイザーが在籍しており、これまでの経験のどこが評価されるのかを整理したうえで、応募先を提案します。
- エンジニア・ITコンサル領域に特化し、上流案件の求人を多数保有している
- 平均年収アップ金額は138万円と、収入が上がった実績が豊富にある
- 年収交渉の成功率は100%で、交渉はすべて代行してもらえる
- アドバイザーは元エンジニア・ITコンサル出身者が多く、現場を知ったうえで助言をもらえる
- 面接対策は回数無制限で、選考の通過まで支援を受けられる
相談したからといって、転職を決めなければならないわけではありません。今の経験がどこまで評価されるのかを確かめるところから始めてみましょう。
まとめ
この記事では、IT土方という言葉の意味と由来、そして下流工程に固定される原因と抜け出す方法を解説しました。この言葉が指しているのは個人の能力ではなく、元請けから何層にも再委託が重なる産業構造です。公正取引委員会の調査でも、商流の深い位置にいるほど不必要な中抜きを実感する割合が高いことが示されています。
一方で、構造が変わるのを待っているあいだにも時間は進みます。厚生労働省のデータでは、下流工程が中心の職種は経験15年以上でも平均年収578.06万円にとどまり、上流工程を担う職種の860.58万円との差は開いたままです。生成AIの普及によって下流工程の単価は下落しており、待つほど選択肢は減っていくでしょう。
今の現場で設計や要件定義に近づく努力から始めて、状況が動かないなら商流の浅い企業へ移る。この順番で考えると、無理のない形でキャリアを動かせます。
上流工程への転向や年収アップを考えているなら、テックゴーへの相談がおすすめです。上流案件やITコンサル領域に強く、元エンジニア出身のアドバイザーが、これまでの経験をどう評価につなげるかを一緒に整理します。
よくある質問
IT土方は具体的にどんな仕事をするのですか?
決められた仕様どおりに作業を進める下流工程の業務が中心です。よく挙げられるのは次のような仕事です。 ・仕様書にもとづいて単体テストや結合テストをおこなう ・テスト結果をExcelにまとめて報告書を作成する ・既存のコードを指示された箇所だけ修正する ・システムの稼働状況を監視して異常時に連絡する ・仕様変更のたびに設計書の記載を書き換える いずれも開発に欠かせない工程ですが、共通しているのは何を作るかの判断が含まれていない点です。仕様が固まったあとの作業に限定されるため、同じ内容が長く続きやすくなります。 IT土方という呼び方が使われるのは、業務の難易度ではなく、判断を伴わない作業が固定される状況を指してのことです。
IT土方の年収はいくらですか?
IT土方は俗称のため、この呼び方で集計された公的な統計はありません。参考になるのは、下流工程が中心の職種の水準です。 厚生労働省の「jobtag」によると、受託開発のシステムエンジニアやプログラマーなどを含む職種の平均年収は578.5万円でした。経験年数別に見ると、1〜4年で423.08万円、15年以上でも578.06万円です。 一方、基盤システムのシステムエンジニアやプロジェクトマネージャーを含む職種は平均889万円で、経験15年以上では860.58万円に達します。 エンジニア特化の転職エージェント「テックゴー」が保有する求人データでも、運用保守が646万円、テスターが440万円である一方、プロジェクトマネージャーは890万円でした。 同じ年数を働いても、担当する工程によって到達する水準が変わります。
SESはやめとけと言われるのはなぜですか?
理由の多くは、契約の仕組みに起因しています。よく指摘されるのは次の点です。 ・商流が深いと中間マージンが重なり報酬が下がる ・参画する現場を自分で選びにくい ・常駐先での評価が所属企業の給与に反映されにくい ・担当工程が下流に偏りやすい ただし、SESという働き方そのものに問題があるわけではありません。発注元と直接契約している企業や、還元率を公開している企業もあります。さまざまな業界の現場を経験できる点は、他の働き方では得にくい利点です。 避けるべきなのはSESという形態ではなく、商流が深く工程が固定される環境でした。所属先を選ぶ段階で、直接契約の案件がどれくらいあるかを確認しましょう。
プログラマーの仕事はAIに奪われますか?
すべてが置き換わるわけではないものの、影響はすでに単価に表れています。 日本経済新聞が2026年7月に報じた調査では、2022年以降、AIに代替されにくい仕事の単価が2割上昇した一方、自動化が進む下流工程の単価は5割下落しました。仕様が固まったあとの実装やテストは、AIが担いやすい範囲に入っています。 残るのは、何を作るかを決める工程です。要件が曖昧なまま開発を進めると手戻りが生じるため、要望を整理して仕様に落とし込む役割の重要性はむしろ増しています。生成AIが書いたコードを評価して修正する作業も、人が担う部分です。 奪われるかどうかではなく、どの工程に軸足を置くかで結果が変わります。
何歳までならIT土方から抜け出せますか?
年齢で線を引ける話ではありませんが、早いほど選択肢が多いのは確かです。 業界内では、35歳前後で単価の伸びが止まりやすいという見方が語られてきました。公的な統計で裏付けられたものではないものの、40代に入ると年齢を要件に挙げる案件が増えるという声は現場から出ています。 一方で、40代以降の転職が閉ざされているわけではありません。経済産業省の試算では、2030年時点で先端IT人材が55万人不足する見通しが示されており、人材への需要は続きます。40代であれば、特定業界の業務知識やマネジメントの経験が評価の対象になるでしょう。 年齢そのものより、何を任されてきたかが判断材料です。まずは現在の経験がどう評価されるかを確かめてみましょう。
