エンジニア面接の逆質問で合否が変わる?評価される質問・NG例をプロが解説
2025年11月30日更新
エンジニアの採用面接では、スキルや経歴だけでなく「逆質問の質」が合否を大きく左右します。逆質問は、候補者の思考力や主体性、プロダクト理解の深さを見極めるために企業が重視するポイントであり、質問内容から“現場で活躍できるか”が判断されます。
一方で、質問の仕方次第ではマイナス評価につながるケースも少なくありません。本記事では、エンジニア面接で高評価を得られる逆質問と、避けるべきNG例、職種別に刺さる質問、未経験でも評価される質問の作り方まで徹底解説します。逆質問を武器に面接通過率を高めたい方は、ぜひ参考にしてください。
著者

蓬田 和己
Yomogita Kazuki
早稲田大学卒業後、レバレジーズ株式会社に入社。キャリアアドバイザーとして開発、データ職種のエンジニアの方の支援に従事。歴代最速で事業部内単月支援者数、売上1位を獲得し、組織目標の達成に大きく貢献。社内での異動、キャリアアップ、転職もどれが良いのか単純には決められないので、お客様にとって最善の選択肢を一緒に考えていきたいという思いから、MyVisionに参画。
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監修者

北野 雄大
Kitano Yudai
株式会社MyVision取締役
名古屋大学を卒業後、トヨタ自動車、デロイトトーマツコンサルティング、エクサウィザーズを経てコンサルティング業界特化のエージェントに入社。その後、株式会社MyVisionを設立。 大企業~コンサル、スタートアップまでの幅広い経験を活かしたキャリア支援に強みを持つ。
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目次
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エンジニア面接では逆質問で合否がかわる?
エンジニア採用において、逆質問は“おまけ”ではなく、候補者の理解度や姿勢を判断する重要な材料として扱われています。職務経歴書やGitHubだけでは読み取れない「思考の深さ」「プロダクトへの関心」「主体性」といった要素は、逆質問の内容に強く表れます。
特にエンジニアは専門性が高く、業務理解や開発文化への適応が欠かせない職種のため、逆質問は「この人が現場で活躍できるか」を見極める場として企業から非常に重視されています。
また、逆質問は候補者側が企業とマッチするかを判断する手段でもあります。技術スタックや開発体制、評価制度を質問することで、働くイメージを具体化でき、自分に合わない環境を避けることにもつながります。
そのため、逆質問を“面接の最後に形だけ聞くもの”と捉えるより、“双方の理解を深めるための重要な対話”と捉えることが大切です。逆質問が充実しているほど、企業側から「この人は主体的に働けそうだ」といった前向きな評価を得やすくなります。
企業は逆質問で何を見ているのか
企業が逆質問で最も確認したいのは、候補者の「仕事への向き合い方」と「エンジニアとしての視点」です。質問の良し悪しだけでなく、質問に至った背景や意図、会話の進め方から、普段の思考プロセスが透けて見えます。
例えば技術スタックに関する質問であれば、開発の流れを理解したうえで自分がどの部分に貢献できるかを考えている姿勢が伝わります。プロダクト理解に関する質問なら、単なる技術志向ではなく「ユーザー価値」へ視点が及んでいる点が評価されます。
また、組織文化や意思決定プロセスについての質問は、候補者がカルチャーフィットを重視している証拠として企業側も歓迎します。
逆に、核心を突く質問がない場合は「事前準備が不十分」「目的意識が弱い」と判断されがちです。つまり、逆質問は候補者の志望度だけでなく、思考の深さや働き方のこだわりなど、表面化しにくい要素を測るための重要な評価ポイントになっています。
逆質問がマイナス評価になるパターン
逆質問は内容次第で加点にも減点にもつながるため、使い方を誤ると評価を下げてしまうリスクがあります。特に注意したいのは「調べれば分かることを聞いてしまう」ケースです。企業概要、使用言語、公開されている制度などをそのまま質問すると、事前リサーチ不足と判断されます。また、待遇や残業時間など“条件面だけ”を最初に聞くと、「志望度が低い」「働く姿勢に不安がある」と誤解されることがあります。
次に問題となりやすいのが、技術理解が浅いまま専門的な質問をしてしまうケースです。深掘りできず会話が途切れてしまうと、「背伸びしている」「実力が伴っていない」と評価されがちです。また、聞き方がストレートすぎるとネガティブな印象を与えることもあります。
たとえば「技術負債はどれくらいありますか?」ではなく、「入社後に効果的に貢献したいので、技術負債の状況と改善の方針を教えていただけますか?」といった前向きな言い回しにするだけで印象は大きく変わります。逆質問は“内容”だけでなく“聞き方”まで含めて評価されることを意識することが大切です。
エンジニア面接で高評価される逆質問リスト
エンジニア面接で高評価につながる逆質問には共通点があります。それは「実務を理解したうえで、どのように貢献できるかを探っていることが伝わる質問」です。質問そのものが優れているかどうかよりも、“現場の課題を正しく捉えようとしているか”“入社後の働き方を具体的にイメージしているか”が評価基準になります。ここでは、実際に面接官の評価が上がりやすい逆質問をテーマ別に紹介します。
技術スタック・アーキテクチャに関する質問
技術スタックやアーキテクチャへの理解は、日々の開発体験に直結するため、現場エンジニアやCTOが最も関心を持つポイントです。この領域への質問は「技術的な深さを知りたい」「自分が貢献できるポイントを見極めたい」という姿勢として評価されます。
たとえば、「現行の技術選定に至った背景」や「アーキテクチャを変えたい課題感」などを聞くと、ただの興味ではなく“技術的な意思決定のプロセス”に目を向けていることが伝わります。技術そのものよりも「なぜその技術を採用しているのか」を理解しようとする姿勢が、高い関心と実務適性として評価されます。
開発体制に関する質問
開発体制をテーマにした質問は、「チームで働く姿勢」を見せられるため非常に効果的です。スクラム運営の具体的な進め方、コードレビューの基準、オンコールの頻度や体制などは企業によって大きく異なり、入社後の負荷や働きやすさを左右します。
「スプリントの期間と振り返りのやり方」「レビューで重視している視点」「オンコール対応はどの程度発生するか」などを尋ねると、チーム全体のプロセスを理解しようとする前向きな姿勢として受け取られます。開発体制を深掘りする質問は、カルチャーフィットの確認にもつながり、企業側からの信頼を得やすいポイントです。
技術負債や改善文化に関する質問
技術負債への向き合い方は、プロダクト開発の健全性を測る重要な指標です。ここを逆質問に盛り込むと「品質への意識」「長期的な視点での開発志向」が評価されやすくなります。ただし、ストレートに聞くとネガティブに捉えられる可能性があるため、質問の組み立て方が重要です。
たとえば、「入社後にスムーズに貢献するため、現在取り組んでいる改善活動や技術負債へのアプローチを教えていただけますか?」のように、“前向きな目的”を添えることで好印象になります。改善文化に関する質問は、プロダクトをより良くしたい姿勢として受け取られ、面接官の評価も上がりやすい領域です。
プロダクト理解・ユーザー価値につながる質問
エンジニアであっても、プロダクトの価値やユーザー視点への関心は非常に重要です。企業側が「自社の課題を理解し、適切に貢献してくれる人物か」を判断する指標としても使われます。
「主要ユーザーの利用行動」「直近のプロダクト課題」「ユーザーからのフィードバックを開発にどう反映しているか」などの質問は、プロダクト志向の強さを示すうえで有効です。また、技術だけでなく“なぜその技術で価値を届けるのか”まで考えられる候補者は、チームにとって貴重な存在として評価されます。
キャリアパス・評価制度に関する質問
エンジニアの評価制度は企業ごとに大きく違うため、逆質問として取り上げると「長期的に働くイメージを持っている」と理解され、志望度の高さを示しやすい領域です。特に、技術的な貢献をどのように評価するか、マネジメントとスペシャリストの分岐などは、多くの企業が面接で説明しきれない部分でもあります。
「評価の際に重視される指標」「技術領域でのキャリアの広がり」「役割ごとに期待されるスキル」などの質問は、企業側から「この人は長期的に成長しようとしている」とポジティブに受け取られます。キャリアパスへの質問は、応募者自身が成長意欲をもって働く姿勢を伝えられるため、好印象につながりやすい逆質問のひとつです。
職種別に刺さる逆質問(実務に沿って最適化)
エンジニア面接では、同じ“逆質問”でも職種によって評価されるポイントが大きく異なります。なぜなら、職種ごとに求められる専門性・関わる領域・解決すべき課題がまったく違うからです。採用担当者や現場エンジニアは、「この職種として必要な視点を持っているか」を逆質問から判断しています。
ここでは、各職種の実務に沿った“刺さりやすい質問”を紹介します。ただし重要なのは、質問そのものよりも「背景にある関心」や「実務理解の深さ」が伝わることです。形式的に質問するのではなく、面接の流れや企業の技術構成に合わせて自然に尋ねるとより効果が高まります。
Web・バックエンドエンジニア向け
バックエンドは、アーキテクチャ選定やスケーラビリティ、データ設計など技術的に難易度の高い判断が求められる領域です。このため面接官は、候補者が「アプリケーションの内部構造をどれだけ理解しようとしているか」を逆質問から見極めます。
バックエンドに刺さる逆質問の例としては、マイクロサービス化の方針、API設計のルール、データベースの運用方法などが挙げられます。特に「現在抱えている課題に対してどのような改善を検討しているか」という切り口は、技術選定の背景を理解しようとする姿勢として評価されやすいポイントです。
モバイルエンジニア向け
モバイルアプリ開発は、OSごとの制約やデバイス固有の挙動を考慮した実装が求められるため、バックエンドとは異なる視点での逆質問が好まれます。面接官は、候補者が「アプリの品質とユーザー体験をどこまで重視しているか」を重視します。
たとえば、アーキテクチャ(MVVM/MVIなど)の採用理由、リリースサイクル、クラッシュレポートの運用、端末検証のプロセスなどは特に刺さるテーマです。また、ユーザー行動データの活用方法やABテストの文化を問いかけることで、プロダクト志向の姿勢もアピールできます。
インフラ・クラウドエンジニア向け
インフラやクラウドの領域は、安定性・セキュリティ・可用性といった非機能要件への理解が欠かせません。そのため、「現場がどの程度インフラを“戦略領域”と捉えているか」を逆質問で確認することが効果的です。
特に、IaC(Infrastructure as Code)の運用状況、クラウド移行の方針、監視基盤の整備度、セキュリティポリシーの策定プロセスなどは、インフラ職の関心と実務が密接に結び付いたテーマです。企業側も、これらを深く理解しようとしている候補者に対しては高い評価を示します。
SRE向け
SREは「開発」と「運用」の両面に跨る専門性が要求されるため、逆質問から候補者の視野の広さを確認されやすい職種です。SLI/SLOの考え方、運用コストとのバランス、障害対応の文化など、システムの信頼性をどう担保しているのかを掘り下げる質問は特に刺さります。
たとえば、「障害の振り返りはどのように行われているか」「SREとアプリ開発チームの責務分担」「オンコールの体制と負荷」などは、候補者がSREとして必要な思考を持っているかを測るのに十分です。これらのテーマを自然な会話の流れで聞ければ、実務理解の深さを強く印象づけられます。
フロントエンドエンジニア向け
フロントエンドは技術トレンドの移り変わりが速く、UI/UXと密接に関わる領域のため、逆質問でも「技術理解」と「ユーザー視点」を合わせて確認されます。コンポーネント設計、パフォーマンス最適化、アクセシビリティへの取り組みなどは、特に評価されやすいテーマです。
また、デザインとの協働プロセス、デザイナーとの議論の進め方、デザインシステムの運用状況を尋ねることで、プロダクト開発全体を見渡せる人材であることをアピールできます。技術だけでなく、ユーザー体験・組織連携まで視野に入れた質問ができるほど、高評価につながります。
絶対にNGな逆質問
逆質問は上手く活用すればプラス評価につながりますが、内容によっては「志望度が低い」「理解不足」「コミュニケーションに不安がある」と判断され、マイナス評価になることもあります。特にエンジニア面接では専門性と主体性が求められるため、質問が浅いとそのまま評価に響いてしまいます。ここでは、面接官の印象を悪くしてしまう“絶対に避けるべき逆質問”を解説します。
調べればわかる質問をしてしまう
最も多いミスが「公式サイトを見ればわかる質問」をしてしまうケースです。たとえば“使用言語は何ですか?”“事業内容を教えてください”といった質問は、事前準備をしていない印象を与えます。特にエンジニア採用では、事前リサーチの丁寧さが“実務の進め方にも反映される”と捉えられがちです。事前に公開情報を把握したうえで、「その背景」や「選定理由」を聞く形に変えることが評価につながります。
待遇・休暇など“条件”ばかり聞く
待遇や休暇に関する質問自体は必要ですが、逆質問の中心にしてしまうと「仕事への関心よりも条件が優先なのでは?」と受け取られます。特に“逆質問の1問目”として待遇を聞いてしまうと、志望度の低さや受け身な姿勢を疑われることがあります。聞く場合は、プロダクトや開発体制に関する質問をした後、会話の流れの中で確認するのが望ましいです。
技術理解が浅いと思われる質問
難しい技術用語を使ったり、専門的なことを聞いたりすれば評価が上がるわけではありません。むしろ、自分の理解が追いついていないまま質問してしまうと、回答を深掘りできず会話が途切れ、実力不足を露呈してしまいます。特に「聞いたことはあるけれど中身は理解していない技術」をその場で質問すると、面接官はすぐに気づきます。技術に関する質問は、自分が理解している範囲に沿って行うことが大切です。
ネガティブに受け取られる聞き方
同じ内容でも“聞き方”次第で印象は大きく変わります。たとえば「技術負債はどれくらいありますか?」とだけ聞くと、不満を探っているように聞こえ、懐疑的な印象を与えます。一方、「入社後のキャッチアップ計画を立てたいので、現在の技術負債の状況や改善の進め方を伺えますか?」と聞けば、前向きな姿勢として評価されます。ネガティブに見えやすいテーマほど、“目的”と“背景”を添えることで印象をコントロールできます。
未経験エンジニアでも評価される逆質問
未経験エンジニアの面接では、スキルだけで評価されるわけではありません。むしろ企業が注目しているのは、「どれだけ成長できる人か」「環境にフィットできるか」というポテンシャル面です。逆質問は、その“伸びしろ”を伝える絶好の場になります。ここでの質問の質によって、経験不足を補って余りある評価を得られることも珍しくありません。未経験であっても、実務を理解しようとする姿勢や学ぶ意欲が伝われば、企業から高い期待を持ってもらえるのです。
成長意欲を示す質問の作り方
未経験者にとって最も重要なのは「学ぶ姿勢」を伝えることです。単に「成長したい」と口で言うだけでは不十分で、「何をどう学びたいのか」を逆質問を通して具体的に示す必要があります。
たとえば「入社後3〜6カ月で求められるスキルや成果はどのようなものですか?」という質問からは、成長のスピード感や自己管理の意識をうかがえます。また「技術のキャッチアップに効果的だったメンバーの成功パターンを教えていただけますか?」と聞けば、学習プロセスを事前に把握しようとする積極性が伝わり、面接官も前向きに受け止めます。
担当する業務の理解につながる質問
未経験だからこそ、「実務を理解しようとしているか」が重要です。担当領域への理解が深まる質問は、企業から“入社後の姿勢がイメージしやすい”と評価されます。
たとえば「あらかじめ理解しておくと入社後の立ち上がりが早くなる技術やドキュメントはありますか?」のように、業務への準備を進めたい意識を伝える質問は非常に好印象です。また「業務でよく直面する課題や難しさ」を尋ねると、実務理解が深まるだけでなく、現場の生の情報を引き出せるためミスマッチ防止にも役立ちます。
現場の学習支援体制を確認する質問
未経験採用では、企業側が育成コストをどの程度かけられるかも判断基準になります。そのため、「学習支援体制についての質問」は企業が“本気度”を見極めるポイントにもなります。
「コードレビューではどのような観点でフィードバックをいただけますか?」
「チーム内での勉強会や知識共有はどのように行われていますか?」
といった質問は、前向きに学ぶ姿勢を示すだけでなく、現場がどれだけ育成に投資しているかも判断できます。さらに「未経験から入社した方がどのように成長していったか」を尋ねることで、自分の成長イメージを具体化でき、面接官にも“この人は早期に戦力化できそうだ”と感じてもらいやすくなります。
逆質問の作り方テンプレート
逆質問は「何を聞くか」だけでなく、「どう作るか」「どう伝えるか」で印象が大きく変わります。とくにエンジニア面接では、質問の背景や意図から“思考力”が読み取られるため、論理的に組み立てられた質問ほど評価されやすくなります。単に知りたいことをそのまま聞くのではなく、「なぜそれを聞くのか」「どんな文脈で質問に至ったのか」を丁寧に伝えることで、質問そのものがあなたの強力なアピール材料になります。
「目的→前提→質問」の構成でロジックを強化
逆質問をより魅力的にするための基本フレームが、「目的→前提→質問」の三段構成です。この流れを踏むことで、質問の意図が明確になり、面接官の理解もスムーズになります。また、あなたの思考の整理能力を自然に示すことができるため、“話が分かりやすい候補者”として評価されることにもつながります。
たとえば技術負債について確認したい場合、
目的(なぜ聞くのか)
「入社後にスムーズにキャッチアップし、貢献できる領域を把握したいと考えています。」
前提(理解している情報)
「御社のプロダクトは長期運用されていると伺ったのですが、継続開発の中では技術的な課題も発生すると思っています。」
質問(聞きたいこと)
「現在の技術負債の状況と、改善に向けた方針について差し支えない範囲で教えていただけますか?」
この構成により、同じ質問でも前向きな意図が伝わり、誠実さや実務理解を示すことができます。
逆質問を3つに絞る優先順位のつけ方
逆質問は「多く質問すれば良い」というものではなく、むしろ3つに絞る方が最も評価されやすいと言われています。質問が多すぎると焦点がぼやけ、少なすぎると準備不足と見なされるため、優先順位を整理することが重要です。ここでは、逆質問を3つに絞る際の考え方を、構造的に解説します。
1. 実務に直結する“最重要情報”を最優先にする
最初に押さえるべきは、応募先企業で働くうえで欠かせない情報です。エンジニアであれば、技術スタック、開発フロー、コードレビュー文化、評価制度など、日常の業務に直接影響するテーマが該当します。ここを質問することで、「実際の働き方を具体的にイメージしている」という姿勢が伝わり、実務理解が深い候補者として評価されます。
2. 自分の価値観・働き方との相性を確かめる質問を選ぶ
次に優先すべきは、自分がその企業で長く働けるかを判断するための質問です。たとえばチーム文化、コミュニケーションの流れ、意思決定の仕組み、レビュー方針などは、エンジニアの働きやすさに直結する要素です。こうした“カルチャーフィット”に関する質問を選ぶことで、企業もあなたの価値観を理解しやすくなり、お互いのミスマッチを防げます。
3. 志望度を伝える“企業固有の質問”を最後に入れる
3つ目の質問は、「この企業だからこそ聞きたい」内容にするのが効果的です。例えばプロダクトの将来像、事業計画、技術選定の背景、今後の改善方針など、企業固有のテーマを聞くことで、単なる情報収集ではなく“本気で関心を寄せている”姿勢を示せます。この問いかけがあることで、面接官はあなたの志望度を強く感じ取り、全体の印象が大きく向上します。
逆質問は数よりも質が重要です。これら3つの軸で優先順位を整理することで、質問に一貫性が生まれ、面接全体の完成度が高まります。質問内容そのものが、あなたの思考力や仕事への向き合い方を示す材料になるということを意識しながら準備すると、より効果的な逆質問が作れるようになります。
テックゴーなら逆質問対策も可能
エンジニア転職では、技術力だけでなく「逆質問の質」も選考結果を左右します。しかし、多くの方が“何を聞けばよいのか”“どう組み立てれば評価されるのか”で悩みます。こうした不安を解消できるのが、エンジニア特化型の転職サービス テックゴー です。テックゴーは現場経験のあるエージェントがサポートを担当するため、単なる面接対策ではなく“実務を理解した逆質問づくり”まで踏み込んだ支援が受けられます。
逆質問は、候補者の思考力・主体性・カルチャーフィットを見極める重要なポイントであり、準備の質が結果に直結します。テックゴーでは、あなたの経験や志望企業に合わせて「刺さる逆質問」を設計することができ、経験が浅いエンジニアでも自信を持って面接に臨める状態をつくることができます。
現場ベースの逆質問アドバイスが得られる
テックゴーの最大の強みは、現場エンジニアの視点を理解したアドバイスが受けられる点です。技術スタックやアーキテクチャの質問はもちろん、スクラム運営・オンコール体制・技術負債への向き合い方など、実務経験がなければ聞きにくい内容でも、どのように切り込めばポジティブに評価されるのかを丁寧に指導してくれます。
また、面接官がどこを見ているか、どういう質問が高評価につながるかを“評価する側の目線”でフィードバックしてもらえるため、ただ質問を作るだけでなく「どう聞くと効果的か」まで具体的に学べます。企業の内情や技術文化を熟知したエージェントがサポートするため、候補者単独では気づけないポイントまで対策できます。
面接対策・逆質問作成のサポート
テックゴーでは、一般的な面接対策だけでなく、「逆質問をどう構造化して伝えるか」まで踏み込んだサポートが提供されています。たとえば「目的 → 前提 → 質問」の論理構成を使いながら、あなたの強みや志望動機と一貫性のある質問づくりを支援してくれます。
企業ごとに評価されやすい質問は異なるため、テックゴーでは応募企業の技術課題やカルチャーを踏まえた“企業別の逆質問リスト”を用意し、あなたの経歴に合わせて最適化してくれます。これにより、経験が浅い方でも「志望度が高く、理解が深い候補者」として印象づけることができ、書類通過後の面接成功率も大きく向上します。
エンジニア転職を本気で成功させたい方、逆質問に自信がない方は、テックゴーのサポートを受けることで“確実に差がつく面接対策”が可能になります。
まとめ
エンジニア転職において、逆質問は単なる面接の締めではなく、候補者の思考力・主体性・カルチャーフィットを見極める重要な評価ポイントです。技術スタックや開発体制、技術負債、キャリアパスなどの本質的なテーマに踏み込むことで、企業に「実務を深く理解しようとしている人」「入社後にしっかり成長できる人」と感じてもらえます。
一方で、調べれば分かることをそのまま聞いたり、待遇ばかりに焦点を当てたりすると逆効果になり、せっかくの逆質問が評価を落とす要因になることもあります。大切なのは、“目的を持って質問をすること”と、“企業と自分の相性を確認する視点”です。
また、未経験者であっても質問の質次第で十分に高評価を得られます。成長意欲や学習姿勢を逆質問の中で示せば、経験不足を補ってプラス評価につなげることが可能です。
もし逆質問の作り方や面接対策に不安がある場合は、エンジニア特化型の転職サービス「テックゴー」のサポートを受けることで、実務に基づいたアドバイスや企業別の逆質問設計が受けられます。しっかり準備を整え、納得のいく転職活動につなげていきましょう。
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